ガサガサ、して、何が入った?取れた?
畔には、イナゴやキリギリス、カマキリのこどものほかに、大人になったばかりのちいさなアマガエルがぴょんぴょん跳ねています。
今日は、
トキが放鳥されてもトキの餌場となる環境が整っているかどうかの生きもの調査。昼からは、農薬を半分に減らして稲を育てている田んぼの水路やビオトープの草刈り作業をします。
ここは石川県中能登町春木地区。
地元の子どもたちも一緒に、慣行栽培より5割、農薬散布量を削減した4箇所の調査地点の水田の「畔にいる生きもの」、「田んぼの中にいる生きもの」、「水路や魚道にいる生きもの」別に、生きものの種類と量を調査していきます。
畔に除草剤散布していない田んぼでは、いろんな生きものを育んでいるみたい。
畔、田んぼの中、水路に網を入れていき、場所別に見かけたり捕まえた生きものの種類と数を調査用紙に記入していきます。
カエルが飛び出さないように、蓋つきのバケツから、そぅと水の張った水槽に移します。水槽には、カエルの足が底につかない程度に水を入れておけば、ジャンプして水槽から飛び出すことは、ありません。
カエルにとって人間の体温は暑すぎる。
だから、カエルを捕まえたら
そのまま両手を水に浸して手の体温を下げてあげること。
そのまま、両手でカエルを覆って暗くしておくとカエルが落ち着く。そうすれば、手乗りのカエルになって撮影もできる。
そんなこんなを教わりながら、採取した生きものの名前を解説してくださいました。
マツモムシやミズカマキリに
久しぶりに会えて嬉しかったー。
でも、トキにとっては
これだけのエサの量では、まだまだ、はらぺこなんだろな。
もっと安心してトキが繁殖し暮らせるくらいの生きものがいる環境となるよう、
できることをやっていきませんか?
生きもの調査は、これからも続きます。