キツツキのドラミングの音が聞こえてきます。
どうやら、しばらく雨の心配は、なさそうです。
昨日、17時過ぎから何度も天気予報とにらめっこしながら、結局、当日の朝ギリギリの集合時間を5分過ぎた8時50分まで、茶摘み開催するかどうかの協議が続き、参加者の皆様には、朝から「順延します」「やっぱり開催します」と二転三転の連絡。バタバタ振り回してしまい、大変申し訳ございませんでした。
ウグイスに混じって小鳥たちのさえずりも、あちらこちらから聞こえてくる里山の茶畑では、ほら、楽しそうにおしゃべりしながら手摘みする姿が。
黄緑色した両手を広げた柔らかな茶の新芽たちをぷつん、ぷつん、プツンと摘む手触り、感触がいいよね。摘んでいくとだんだん頭が空白になり無心になってきて、非日常の世界。
手摘みの醍醐味です。
お嫁にきて、夫婦ふたりで植えられた茶の木は、
お父さんを亡くされたあともおひとりで大切に管理なさってこられました。
今日は、そんな樹齢50年を超える茶の新芽を農家さんと一緒に摘む、茶摘み援農の日です。茶摘みと茶刈機を使って安全に、農家さんのお手伝いを楽しみましょうと、スタッフからのお話のあと、
茶摘みをしたり、
畦道で梅の実をコロコロ転がしてあそんだり、
茶刈機の袋を持ってお手伝いしたり、
刈り取った茶葉をシートに広げ、混じっている茎や硬い古葉を取り除きながらおしゃべり楽しんだり
茶畑を見下ろしながら、ゆらゆらハンモックに寝そべり
セリやミツバ、ユキノシタ、フキ、ワラビなど山菜を摘み、ドクダミの葉を揉みその香りを確かめてみたり、
ウスバカケロウの幼虫、アリジゴクのすり鉢にそっと息を吹きかけて観察してみたり、小さなアマガエル、キノコ、カブトムシのフンに、柿の若葉と柿の花、ユキノシタの花を観察しながら散策してみましたね。
手揉みのお茶、煎茶の作り方、ウーロン茶の作り方、煎茶の茶葉に氷を加え、ゆっくり溶かして味わう氷だしの煎茶のお話など
実演を交え、煎りたての新芽から香りたつ青くさい匂いからだんだん茶の香り、見た目に変わる様子を感じていただけたでしょうか?
大切に摘んだ新芽で
茶葉の天ぷらや、茶揉みして新茶を味わってみてくださいね。
今日は、
茶摘み援農にご参加いただきありがとうございました。おつかれさまでしたー
茶葉は全部で48kgありました。製茶工場に持って行き荒茶加工してもらいますね。
農家さんからも
「助かりました、ご協力ありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。」とのことでした。
いかがでしたか?
茶摘み援農。
また、来年、
こんな気持ちいい里山の茶畑でお会いできることを楽しみにしてますね。