しぜん・ふしぎ・ワンダーランド

ふと、まわりの自然に 気がついたときから
ゆっくりと大きなとびらがひらかれていきます

椎茸を育ててみよう

2022-12-07 07:18:53 | 日記

秋、原木を伐り出し冬の間に原木に穴を開け椎茸菌を打ち込んで、梅雨あけまで木陰で伏せておいたホダ木を立てて菌糸が木の中に蔓延するのを待つ。細いホダ木から秋には椎茸が出て来て、翌春にまた、椎茸が出てくる。

秋に木を伐り出し、早くて次の秋から原木椎茸が採れだすことになります。

 

今はちょうど原木の伐り出しの時期。コナラの葉っぱが落ちてしまう前に伐採しておくと、葉っぱからも蒸散して原木の乾きが早くなる。原木の水分が高いままだと菌糸が木の中で伸び悩む。いち早く原木内に蔓延できた菌が、他の種類の菌の侵食にも負けずに残りキノコを出す。

夏、コナラが幹に溜め込んだ栄養素を分解しながら菌糸を伸ばし、木の中の栄養素が少なくなってきたら、菌は胞子を飛ばしてお引越し。椎茸は、菌糸からカタチを変えてヒダの部分に胞子を宿して風に乗って胞子を飛ばす、引越しするためのもの。

 

だから、椎茸を育てたいなら、椎茸菌が分解しやすい木の種類を選んで伐採して、他の菌が侵入する前に椎茸菌をたくさん原木に植菌してあげて、椎茸菌が菌糸を伸ばしやすいような湿度、光になるようにホダ木のお世話をしてあげると、椎茸が出てくる。

キノコの原木栽培は、手間と時間がかかるけど、キノコの気持ちを想像して原木伐採、ホダ木のお世話をするのも楽しいです。

2022年12月17日(土曜日)9時から、チェンソーで伐採したコナラの幹を1.2メートルに玉切りする作業をしています。伐採したはがりの生木は、重くて大変だけど、一緒に汗をかいてみませんか?

 

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