可愛らしいのをお供に、北へ。
昨夜の雨の影響かな、うねる濁流激流の川。鉄橋を渡り、磯が盛大な飛沫をあげた。
そんな荒波を左手に眺めつつ、トンネルくぐった。
ひこばえの稲穂の中に白く大きな鳥たちがいた。みぞれの北風吹きすさぶ稲刈りあとの田んぼには、いくつかのコロニーとなって羽を休めてる。首を羽の下にいれて。
雨あがりの
そこには、飛んでいく姿だけがあった。元気でね。
稲刈りが遅れて籾が脱粒し、こぼれおちたのか、
稲が芽を出していた。
かわいいのをお供に、白い鳥に会えた日のこと。