知らない間に見ているから、目が悪くなる場合も。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150304-00010007-jisin-soci
目の疾患も…LED青色光に潜む危険に眼科医が警告!
女性自身 3月4日(水)6時1分配信
「最近はイルミネーションが冬の風物詩となり、見物に行く人も多くいますが、私はとてもあの明るさを凝視できず、気分が悪くなります」
そう話すのは、『医学不要論』(三五館刊)などの著書がベストセラーになっている薬害研究センター理事長・内科医の内海聡先生(40)。ノーベル物理学賞を受賞したLED研究だが、その光には危険が潜んでいた。特に要注意なのは乳幼児や若い人。年輩者でも深刻な疾患にかかる恐れがあるという。
「光の度合いが、日光や木漏れ日のような安定感とはまるで違います。LEDはそれだけ波長の悪さが感じられますが、LEDに関する体への影響についての研究を進めるべきではないでしょうか。LED研究にノーベル賞が与えられましたが、経済発展・貢献するものに与えられるのがノーベル賞です。決して人体へ配慮しているわけではないことを忘れてはなりません。また、白色LEDでも青色波長は放たれており強いレーザーと同じくらいの力があります」(内海先生)
実は幼児の好む玩具に危険が潜んでいると警鐘を鳴らすのは、横浜市のきくな湯田眼科院長・湯田兼次先生。湯田先生の外来に、LEDを用いた投射玩具より発する青色光を数分間、凝視してしまい視力障害を生じた小学一年生が受診した。彼は1年たったいまも、視力は0.1に下がったまま回復していない。その男児の、障害を生じる以前の視力は1.0以上だった。
「小学生以下の幼児では水晶体の成長が不十分なため、青色光は、網膜まで届く可能性が高く急性障害を起こしやすいのです。お子さんは好奇心が強いので、男児のような行動に出る可能性が高い。また、乳児をあおむけに寝かせるとき、LED照明が直接視界に入らないよう、幼い子どもを持つ親御さんは細心の注意を払う必要があります」(湯田先生)
また、青色光が体内時計を狂わせることで睡眠障害、うつといった病気の引き金にもなるそう。
「ブルーライトは睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制します。こうして起こるサーカディアンリズム(睡眠や覚醒など、一日の自然なリズム)の乱れは、夜間交代制勤務の人に多く見られ、乳がんや前立腺がんにかかるリスクが高くなったり、肥満を生じるという報告もあります。夜間の照明、携帯やPCの液晶画面の長時間連続使用は控えるなどして、リズムの乱れはできるだけ避けましょう」(湯田先生)
http://jisin.jp/serial/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88/healty/8824
“スマホやりすぎで失明”を防ぐ簡単眼筋ケア
スマホやタブレットなどの普及で、女性も目の疲れを訴える人が増えている。最近では、「液晶から発するブルーライトが目に悪影響を及ぼす」という報告も。
「生後半年のマウスを青色LEDのもとで6カ月飼育したところ、加齢黄斑変性症(かれいおうはんへんせんしょう)という目の病気を発症したことが明らかになりました。これは、加齢により、光の焦点を結ぶ黄斑という場所が変化してしまうこと。そこに酸化リン脂質がたまることが原因で、視力が低下し、ひどくなると失明します」
そう語るのは、大阪大学大学院医学系研究科・眼科学の瓶井資弘(かめいもとひろ)准教授。欧米ではすでに、加齢黄斑変性症が成人失明の原因の1位に。日本でもどんどん増えており、現在は70万人ほどの患者がいるという。
発症予防には光の刺激を減らすこと。とくに、エネルギーの大きいブルーライトを避けることがいちばんだ。瓶井先生は、パソコン作業時はブルーライトをカットする、パソコン用の黄色いメガネをかけているという。
「食生活も関係しているようです。高脂肪食を食べたマウスは、普通食のマウスより加齢黄斑変性症になりやすいという実験結果が出ています」(瓶井先生・以下同)
バランスのよい食事を心がけ、テレビやパソコン、スマホの利用はほどほどにということだが、もっと積極的に目をケアする方法も。
「近くを凝視すると、眼球内の小さな筋肉が緊張。これを緩めてあげるといいでしょう。30分~1時間、近くを見つめたら、3分~5分、ぼんやり遠くを見て、眼を休めるといいですね」
また、『視力復活眼筋トレーニング』などの著書もある作家の若桜木虔(わかさぎけん)さんに、目の周りの筋肉をゆるめるマッサージを教えてもらった。
【目の下のマッサージ】
目の下にある骨の山の部分を中指の下でグーッと押す(回数は適宣。気持ちのいい程度に)。
【目の上をマッサージ】
目の上のくぼみを親指の腹で押し上げる(回数は適宜。気持ちのいい程度に)。
注;圧し過ぎで、網膜はく離もあるので、注意すること。