おおしま あきらのブログ

口元の美は、顔の美!
それは、健康美!

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

2007年01月06日 16時14分12秒 | 健康・投稿
いびきと睡眠時無呼吸症候群
特徴:
いびき
呼吸は規則的で低酸素症にはならない。睡眠障害なくよく寝ている。呼吸はできている。うるさい。

睡眠時無呼吸症候群
睡眠中だけ呼吸ができなくなる。呼吸は不規則。体動も見られる。息が止まる。むせる。睡眠が浅い。日中傾眠。

睡眠時無呼吸症候群はどんなひとがなりやすいか?
肥満度BMI25以上70% BMI25以下30%
小顎(顎の小さい方)・・・顔貌(特に、横顔)や口蓋垂(のどちんこ)の見え方でおおよそ状況が分かります。

睡眠時無呼吸症候群に関する情報サイト

睡眠時無呼吸症候群研究室
http://www.e-sleep.info/

睡眠時無呼吸症候群サイト
http://www.sleep.or.jp

健康な睡眠・呼吸を考えるサイト
http://www.sas-info.jp/

全国の睡眠時無呼吸症候群に関する診療施設一覧が紹介できます。

ドライマウス研究会参加

2006年10月29日 09時46分55秒 | 健康・投稿
平成18年10月22日(日)
ドライマウス研究会の研修に参加いたしました。
以外に、ドライマウスに悩まされておられる患者さまが多いことを改めて感じました。自覚を持っている人、自覚しない人、さまざまな患者様が臨床の現場におられることも個人的にも実感しております。

ドライマウスについては、近日中に簡単にまとめたいと思います。

呼吸、咀嚼、睡眠

2006年10月07日 07時46分18秒 | 健康・投稿
「呼吸、咀嚼、睡眠」普通に考えると「何?」といってしまいそうです。
一般には、日常考えないことです。
そのくらい当たり前のことですし、身体に染み付いていること。
良く考えてみると大変重要なことだとわかります。
どういうことかというと、
呼吸は、5分も息を止めていたら死にます。
咀嚼は、食事をしなければ身体のエネルギー源がなくなり死にます。
睡眠は、寝ずに起きていたら良くわからないけど死ぬでしょう。
毎日考えてもみなかったことを考えるとその重要性がわかります。

第2の脳

2006年07月27日 00時58分10秒 | 健康・投稿
第2の脳
 第2の脳といわれる臓器は、小腸です。(写真は、パイエル版です。)

 小腸の本来の役割は、食べ物の消化吸収です。人の身体の中の免疫を担当するリンパ球の6割は腸に集まっています。中でも小腸は、全身の免疫の中枢、司令塔の役割を果たしていると考えられています。

パイエル版
 小腸の表面は、栄養を吸収する絨毛に覆われています。しかし、所々、絨毛が途切れているところがあります。ここが、小腸が備える免疫システムの最前線であるパイエル版です。小腸だけにあり、30~40個あります。
外界物質をチェックする監視システムでもあり、司令塔の役割を果たします。外界物質を察知すると、その情報は、リンパ節に送られます。小腸のリンパ節は、過去の外界物質のデータベースを持っていて照合します。有害、無害の判断をします。生体はパイエル板で認識した異物に対して、必要に応じて抗体を産生したり、白血球を活性化させたりして免疫機能を賦活しています。


 パウエル版が正しく機能するための環境が重要です。その重要な役目をしてくれるのが腸内細菌です。当然ですが、善玉菌です。善玉菌は、腸内環境を整えてくれるし、免疫細胞を活性化してくれます。
人の最大の免疫システムであり第2の脳なのです。

 人の免疫力は、加齢とともに低下します。小腸の免疫機能も同様です。
中年以後の免疫機能は、ヒトの最大の免疫器官である腸管で如何に免疫機能を高めることが重要です。
 
 腸管と免疫
 免疫系の代表器官は骨髄と胸腺です。

 胸腺ではTリンパ球を作っていますが、高校生頃に胸腺は大きさも働きもピークを迎え、以後は徐々に小さくなって、40歳ごろには1/4程度の大きさになり、80歳ぐらいになると、胸腺は痕跡程度となってしまいます。
胸腺由来の免疫力は40歳頃からかなり低下して、体の無理が利かなくなるのは免疫力の低下による為です。免疫機能の変化によって、高齢者は感染症や癌にかかりやすくなります。中年以後は、腸管免疫が中心です。
中年以後、免疫系器官の中心は胸腺から腸管リンパ組織へ移行します。腸管リンパ節の主役はパイエル版です。


 年をとるとともに免疫システムも衰弱し、徐々に自己と異物とを区別できなくなります。マクロファージが細菌や癌細胞、その他の抗原を破壊する力も落ちてきます。これが、年をとると癌になりやすい理由の1つです。
高齢者は、抗原に反応してつくられる抗体の量が減少し、抗体の抗原に結合する能力も低下します。高齢者が肺炎、インフルエンザ、感染性心内膜炎、破傷風にかかりやすく死亡率も高いのは、こうした免疫システムの低下が一因と考えられます。


 人の免疫力は、加齢とともに低下します。小腸の場合も同じです。しかし、現代社会、年代に関わらず現代人のライフスタイルは、免疫力を低下させています。

解決法は何か?小生の勧める食べ物
1)納豆とメカブ
2)ヨーグルト
3)カゴメのラブレ



自律神経

2006年07月06日 21時17分46秒 | 健康・投稿
自律神経
 自律神経は、交感神経と副交感神経の2種類の神経系統から成り立っています。
 交感神経と副交感神経は、相反する働きをします。
 簡単に言うと
 交感神経・・・・興奮させる
 副交感神経・・・リラックスさせる
 たとえば、ミスをしてドキドキしたり運動で全力で動くなどは、交感神経です。ゆったりしたり、笑ったり、食事をしたり、深呼吸したりリラックスする時には、副交感神経が優位に働きます。交感神経と副交感神経は、バランスがとれていることが重要です。どちらかに片寄ることは生命活動にとってよくありません。

血液
 血液は、赤血球、白血球、血小板、血漿からなっています。
 白血球は、健康な状態の時の割合は、マクロファージ(5%)、顆粒球   (60%)、リンパ球(35%)です。
 病気と白血球の関連に注目すると、顆粒球は細菌を処理する働きがあります。リンパ球は、免疫をつかさどります。顆粒球とリンパ球の割合は、常に変動し、それを自律神経系がコントロールしています。このバランスが崩れると病気を引き起こしてくるのです。
 顆粒球は、体を守るが、免疫を発生しません。強いストレスを受けた時、顆粒球は増えます。
 「過ぎたるは及ばざるが如し」と申します。交感神経が優位になりますと顆粒球が増加します。さらに交感神経が優位になりますと化膿性の炎症や組織の破壊、ガンに至ります。
 一方、副交感神経が優位になりますとリンパ球が増加します。さらに優位になりすぎますと主としてアレルギー疾患が起こりやすくなります。「中庸」がいいわけです。
 現在は、ストレス社会です。交感神経系の興奮が続きます。ほどほどに副交感神経系を刺激するように心がけましょう。


参考文献
安保徹の免疫学入門  宝島社文庫


満腹

2006年05月16日 22時00分31秒 | 健康・投稿
 食事で体内にエネルギーが補給されると血糖値が上昇し、血液中のブドウ糖の濃度が上がるが、この情報はただちに満腹中枢に伝えられる。この情報を受けて、中枢からは「エネルギーの摂取は十分である!」という情報が体にフィードバックされ、私達は満腹感を覚えることになる。

 血糖値の上昇は食事を始めてから20分ほどかかるので、この間に必要以上に食べてしまうと、満腹中枢から満腹感の信号が出される前に多量のエネルギーを摂ることになってしまう。早食いの人が太りやすいのはこのため。ダイエットをしている人はなるべくゆっくり食べた方がよい。(ヘルスクリックより)


笑い

2006年04月26日 06時08分00秒 | 健康・投稿
 1998年度「歯の衛生週間」の際に、作成した物を再編集しました.
小生は、口腔から見た健康にこだわっています.

笑い
 
 さて皆様は、日々の生活の中で笑いについてどのようにお考えでしょうか。「冗談じゃない、毎日朝から晩までいろいろ問題を解決しなくてはいけないのにへらへら笑っていられるか。」とお思いでしょうか。実は、最近医療の現場では、「笑い」に注目が集まっています。 
 ところで、ストレスと聞くと「これは大変だ」と考える人も少なくないと思います。ストレスには、身体にとって善いストレスと悪いストレスがあります。もうお分かりかと思いますが、笑いは、善いストレスということになります。
 笑いの効用は、①免疫細胞が増加します。(免疫を高める。)
② 笑うと血管が拡張して血流が増加します
③笑いは、脳の機能とりわけ前頭葉の機能を活性化する。つまり、笑いは機能が低下した人には機能改善を促し、逆に機能亢進している人には抑制作用があるというわけです。
 
笑いと口もとの関係
 笑いには、人と人とを結ぶ働きがあります。このコミュニケーションには、顔の表情や口もとが大変重要です。虫歯や歯周病で歯がかけていたり口臭があったりしては、相手に不快感を与えてしまいます。いつも額に「しわ」を寄せ、口を「への字」にしている人が笑っても楽しそうにみえない。健康的にも見られません。苦笑のように見られます。コミュニケーションを破壊しているのです。本人は気づいていないのです。時々自分の顔をじっくり鏡に向かって観察してはいかがでしょうか。
笑顔を絶やさないようにがんばりましょう。


参考文献
笑いの博物館;飛岡 健、越智宏倫(ごま書房:ゴマブックス)
笑いの処方箋;中島 英雄(株式会社法研)
ストレスと免疫;星 惠子(ブルーブックス:講談社)




10項目

2006年04月02日 09時24分12秒 | 健康・投稿
100歳まで元気に長生きするための聖路加病院の日野原先生流の10の生活習慣(いきいき2005年4月号)を紹介します。

1 小食(90歳代から1日の食事摂取量は1300キロカロリー)
2 植物油をとる(毎朝、ジュースに植物油を大さじ1杯入れて飲む)
3 階段は一段飛びで(病院内、駅、空港などでは必ず階段を上がる)
4 速歩(人より速く歩くように心がける)
5 いつも笑顔を(口元を常に鍛えて素敵な笑顔でいる練習をする)
6 首を回す(上下、左右、前後へ首を回し、首の関節を柔らかく保つ)
7 息を吐き切る(息を大きく吐いて、吐いて、吐ききり、新鮮な空気を吸う)
8 集中する(寸暇を惜しみ、何かに集中して時間を有効に使う)
9 洋服は自分で買う(おしゃれも大切、ネクタイや洋服は自分で選ぶ)
10 体重、体温、血圧を測る(自分のからだは自分で守る。常に観察して記録)
今回紹介した日野原先生の健康で長生きするための10の生活習慣は高齢者向きですが、1の小食を節食(腹七~八分目)に置き換えれば若年者にも当てはまります。2の植物油については、小生は、オリーブオイル(オレイン酸)やひまわりオイル(商品名オレインリッチ)を使用しています。通常の健康長寿法には禁煙、節酒が含まれているのですが、日野原先生は禁煙・節酒は当然のこととして昔から実行しておられるため、10の生活習慣(努力目標)に入れておられません。小生は、なかなかお酒がやめられません。

療病の根本

2006年03月25日 00時08分31秒 | 健康・投稿
 約20数年前大学勤務中(当時20代)、恩師より「読んでみなさい」と渡された紙一枚に以下のように書かれていました。当時頭ではわかっていましたが、養生について書かれていますと、西洋医学による教育を受けた小生には、なかなか受け入れることはできませんでした。平成18年3月18日学会場にて恩師にお会いした時、「この紙」の話が話題になりました。今の医学は、まさにこれだということです。

療病の根本
倉敷中央病院名誉院長
遠藤仁郎
 昔から一に養生、二に薬といわれる。すべて病気には外からの原因だけでなく、かならず内にある原因、すなわち病気になりやすい素質がある。この素質は、生まれついた性質にもよるが、多くは不自然不合理な日常生活から招かれた体質の変化にもとづくものである。そこで、単に症状や外の原因に対するだけの治療法、ことに薬治だけに頼っていたのでは、とうてい根治するものではない。誤った習慣を打破改善し、合理的な正しい日常生活をうちたてること、すなわち正しい養生法によって、はじめて真の健康はかちえられる。合理的な正しい日常生活とは人穎の本性、環境、境遇、体質(体格、年令、性別、体力)、病状の自然に則した生活ということである(正常自然生活)

太陽・大気・大地に親しむ

衣 服・・・・薄く
住 居・・・・明るく涼しく清潔に
食べ方・・・・粗食、少食、味うすく、よくかむ
       下肥や農薬に汚染されたり危険な添加物のない安全良質の純正食品
 主食・・・・米よりむしろ雑穀、豆類、芋類が適当
       肉(獣鳥魚介)、卵類も主食とみなし、これを食べるときは飯をへら       す。
 副食・・・・野莱類ことに青野菜類を主とし、ほぽ主食と同じ分量を食べる。す       なわち、「めし」を減らし、「おさい」をふやすので、主食と副食       の関係が逆になるくらいが良い。
 調理・・・・なるべく簡単に。野菜の煮汁はすてぬ。
 生食・・・・なるべく多くの青野菜(ホウレンソウ、フダンソウを除く)を生で食       べ、青汁にして飲む、少なくとも一日二~三合。多いほど良い。
 油・・・・・質のよいものを少しづつ、そのまま「めし」や「おさい」に入れ、       青汁にも加える
 嗜好品・・・果物類もっとも健康的
       茶類・番茶・縁茶。生野茶(熱湯に生の青葉を入れたもの)もよい        が、紅茶・コーヒーはあまりよくない。
       菓子・酒類は量による、なるべくさける
       煙草なるぺくやめる
 便通・・・・毎日快く通ずる習慣をつける
 姿勢・・・・よく(骨部を後方へつき出し腰を伸ばす)
 運動・・・・過不足なく
 勤労休養・・体力・病状に応ずる
 鍛錬・・・・皮膚、胃腸、呼吸器をきたえる
 睡眠・・・・安らかに熟睡、疲労回復するを度とする
 心の持ち方・常に明るく元気よく。懺悔、感謝、奉仕、折りの日常

いかによいことでも実行せねば何の役にもたたぬ。
こうさえすればかならず治ると固く信じて疑わず迷わず飽くまで熱心に実行すること。
これが病気を直す根本である。


以上が、「紙一枚」に書かれていた内容です。

アンチエイジングと聞くと

2006年03月23日 00時40分12秒 | 健康・投稿
アンチエイジング(抗加齢)と聞くと、高齢者、おじさん、おばさんのための考え方と考えてしまいます。このような考えを持っている若者ほど老化した人間ではないか考えています。
食習慣の乱れ、運動不足、睡眠不足などといった成人顔負けの生活習慣の乱れを持つ小学生、中学生、高校生などが多くいます。
アンチエイジングに対する正しい知識を持つようにしましょう。
ヒント
エイジング(aging)とは、出生から死に至る間に見られるさまざまな現象と考えられています。これには、肉体的な変化も精神的な変化も含まれます。
老化は、成長し成熟した心身が、暦の上の年齢が進むにつれ変化していく過程をエイジングの中のセネッセンス(senescence)と呼び、日本語では老化と訳されます。つまり、成熟期以降後の退行期、女性では閉経期後に現れてくる現象と考えられています。

参考文献
折茂 肇:エンジングに伴う病気がいわゆる病気である、日本抗加齢医学会誌、Vol.1 No.1、62~68、2005

健やかな老いのための10ヵ条(米国立老化研究所)

2006年03月17日 21時23分26秒 | 健康・投稿
①果物や野菜のジュースを1日最低5杯分とる。
②定期的に運動する。
③定期的に健康診断を受ける。
④タバコは吸わない。今喫煙中なら絶対に禁煙をする。
⑤転倒や骨折をしないよう,家の中の安全をチェックする。
また車に乗るときには,必ずシートベルトを着用する。
⑥家族や友人と頻繁に会うこと。
仕事や遊び,コミュニティなどの活動にも参加する。
⑦日光や冷気に当たりすぎない。
⑧飲酒するなら軽く済ます。
⑨予算や投資を節約するため日記や家計簿をつける。
住宅費や必要な経費は計画を立てる。
⑩人生に対して前向きな考え方をする。

参考文献
坂東 浩:免疫機能・生活習慣、日本抗加齢医学会雑誌 Vol.2 No.1 48~59