みそblog

元ソウル市民みそみそ
日常で感じることを
思いに任せて書いてます

適当更新お許しください

いろいろ考えさせられたよ

2010-11-22 | 日記
「いろいろ考えさせられたよ」
テヨンはそういうと穏やかな顔になった


ビョンチャンのことは覚えてるよ

手話が上手で
私と意思の疎通がうまくいかないと
すぐ手話で話しかけてきたっけ(よけいわからんっちゅうのw)

背がすごく高くて
女の子たちと話すときは
腰をかがめて話してくれた

人権のことや命のことを
真剣に考え行動しているのだけど
穏やかでやさしい人だった

「アメリカに留学しているビョンチャンに
よくないことが起きてさ」

通っていた日曜日の教会で事故があって
数日入院した後 亡くなったのが今年の夏
その告別式で同級生が久しぶりに集まったというのだ


カモミール茶を飲みながら
頭が真っ白になった

あのビョンチャンが灰になって韓国に帰ってきたって

人間いつどうなるかわからない
いつかは必ず死ぬって知ってるけど
ビョンチャンの死でいろいろ考えさせられたよ

自分に言い聞かせるように
テヨンがそう言った

死んじゃう数ヶ月前に偶然会ったのに
次 ご飯でも行こうと話したのに 叶えられなかった
あの時 すぐ行っていろいろ話しておけばよかったと

私はね
命が続くと信じてるよ

怠けて死んでった人は
怠け癖がついたまままた生まれてくるから
怠けた人生を繰り返すことになるけど

努力して 死んでった人は
次に生まれたときも同じ勢いのままバリバリ頑張れるはず

ビョンチャンはアメリカで
真剣に勉強に打ち込んでいて
大切に思っている教会で人生を終えられて
満足におもってるはずだと信じようよ

悲しくて死んだんじゃない
苦しくて死んだんじゃない

人生の終わりが少し早く訪れただけ
そう思って
お疲れ様とビョンチャンの旅立ちを見送らなくては

涙が出て仕方ないけど
今も泣いてるけど

ビョンチャンのすばらしいところを
生き残ってる私たちが引き継いでいかなくてはね

ビョンチャン 痛かったね 本当にお疲れ様
また次の世で 一緒に歌を歌いましょう


合掌



久しぶりに会ったんだよ

2010-11-22 | 日記
お昼から高麗大に行き
노래얼のテヨンに会うことになっていた

少し早く着いたので 久しぶりに吹き抜けでギターを弾きながら歌った
10年前 確かにここに座って へたくそな韓国語で
民衆歌謡を歌い続けていた記憶

ギターを借りるとき
今のノレオルの部員に簡単に自己紹介をしたら
あなたの話は先輩から聞いてます
昔 日本人が活動してたこともあったと
うひゃ 知らぬ間に有名人ですよ

話のついでにテヨンに連絡しておこうと携帯を借りた
でも知ってる番号が違っててつながらなくて
結局 現部員さんの知ってる先輩を通じてテヨンと連絡が取れた
ほっ

近くにある激旨ソルロンタンの店に行ってつもる話を…
卒業後 サムソンに就職したのに
やっぱりと思い直して大学院に戻ってきたらしい
結婚もして(当時の彼女じゃない人とw)
今は博士課程で忙しいんだって
でも見た感じはまったく変わってなくて笑った

でも10年たってるんだよな

同期のトンミンやジョンスンにもこないだ会ったんだよ…

へえ よく会ってるのかな

でもこないだ会った理由は
実はぜんぜん違うところにあった(つづく)

どうでもいいこと

2010-11-22 | 日記
3年ぶりのソウルは
思ったより暖かく
無理からトックリのセーターを着せられてた
荒巻さんもかなり不服そうにしてた

寒いからね!
と何枚も厚着をさせたのは私だからね あはは

きっと冷たく平手打ちをしてくるだろうと思ったソウルの風は
予想外に暖かく
それでいて昔のように他人には無関心な様子で
耳元を過ぎていった

私が悩んでいても
解決していても
それは本当はどうでもいいことで

今日もソウルは
アジュンマたちのけたたましい笑い声と
ハラボジの咳払い
足早な観光客たち
そしてキムチのにおいであふれてる

私はすっきりと
外国人でいようと思う

たとえへたくそな韓国語でも
意思が伝われば
気持ちを受け止められれば
それでいいのだよ