龍野 詩人・三木露風「赤とんぼ」 2013.3.28
「赤とんぼ」
夕焼小焼の、赤とんぼ 負われて見たのは、いつの日か
山の畑の、桑(くわ)の実を 小籠(こかご)に摘んだは、まぼろしか
十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた
夕焼小焼の、赤とんぼ とまっているよ、竿(さお)の先
龍野は、脇坂藩5万3千石の城下町であり、武家屋敷、白壁の土蔵が今なお残っているため、「播磨の小京都」ともいわれています。
龍野の美しさは、鶏籠山(けいろうざん)の緑、揖保川の清流、古い街並みの織りなす美しさであり、
それが古い歴史とあいまって豊かな詩情をたたえているところにあります。
「赤とんぼ荘」は、桜や紅葉で有名な龍野公園、ツツジの名所白鷺山公園に囲まれた山の中腹にあり、
眼下に揖保川の清流、播磨平野を一望に眺め、遥かに瀬戸の島々を望む眺めは絶景です。
郷土が誇る詩人・三木露風の代表作童謡「赤とんぼ」にちなんで、その名も「赤とんぼ荘」としました。
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