100分de名著 『善の研究』
第一回 生きることの「問い」
認識する主体/認識される対象という二元論によって構築されてきた西洋哲学。
それを乗り超えるために格闘してきた西田幾多郎は、「愛」という独自の概念で、「知」のあり方を根本から問い直す。
冷たく対象を突き放すのではなく、あえて対象に飛び込み没入していくことで対象の本質をつかみとる作用を「愛」と呼び、「知」の中にその作用を取り戻そうというのだ。
第一回は、西洋近代哲学の限界を乗り超え、「知」の新たな形を追求した西田幾多郎の奥深い思索に迫っていく。
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