100分de名著 西田幾多郎
『善の研究』第二回 「善」とは何か
旧来多くの倫理学は、善と悪を外在的な基準から位置づけ判断してきた。
しかし、西田が東洋思想から練り上げていった独自の哲学では、善は人間の中に「可能性」として伏在しており、いかにしてそれを開花させていくかが重要であるという。
そのためには、主体/客体という敷居を超えて、「他者のことを我がこととしてとらえる」視座が必要であり、真にその境地に立てたときに、「人格」が実現される。
それこそが善なのである。第二回は、西田がこの著作の根本に据えた「善とは何か」という問いに迫っていく。
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