仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

読書録 2023年11月下旬

2023-12-01 13:52:00 | 読書録(備忘)

11月23日
蓮丈那智フィールドファイルⅡ
『触身仏』北森鴻 2002年
再読。連作短篇集。
主人公は民俗学の助教授・蓮丈那智とその助手・内藤三國。
「死満瓊」がいい。
八尺瓊勾玉が山幸彦の得た潮満瓊・潮干瓊だと仮定する説が引き起こす殺人事件に那智が巻き込まれて容疑者となるが、那智が事件を解決する。その際に那智が三國にした行為とは?

11月27日
蓮丈那智フィールドファイルⅢ
『写楽・考』北森鴻 2005年
再読。連作短篇集。
主人公は民俗学の助教授・蓮丈那智とその助手・内藤三國。
「湖底記」 鳥居そのものが塞の神として信仰の対象だったとする説。鳥すなわち常世の使者。
「棄神祭」 殺されることで豊穣をもたらした保食神(うけもちのかみ)。破壊されるための土偶。ではシャーマンは?
「写楽・考」 狐目の教務部主任・高杉康文の過去。冬狐堂・宇佐見陶子が再現したカメラ・オブスキュラ。式家文書に記載された「べるみー」とは?
で、何が写楽だったの? 
 
 


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