宇宙(そら)は家

宇宙(そら)へ還ろう! 
五井先生は、両手を
広げて待って
いらっしゃいます。
(リンクフリー)

人は言葉をこえたひびきでもって結ばれている

2011-09-05 10:45:19 | 祈り
人は
孤独になるということが
大切です
これは
どういうことかというと
一人の時間
ひとりになる時間を
持つっていうことです
沈黙して
ずっと
自分をみつめてゆく
そういう
時間がないと
色々な
人とのかかわりのなかで
心というものがみえてこない
きこえてこない
伝わってこないんです
人は言葉をこえた
ひびきでもって
結ばれているわけですが
このひびきを
うけとれなくなるんです
あまり饒舌ななかにいますとね

イエスだって
人々のむれをはなれて
ひとりになって
祈ってるでしょ
そうやって
神と自分
という
イエスにとっては
父と子という
そういう関係を
そういうもの寂しいところで
祈ることによって
ふっととりもどすんです
それは肉体人間としてね
ほっと息をつくんです
私なんかでも
神様にいのちを返して
あとはずっと空っぽだけで
でも静けきいのり心
といったものについては
やはり
いつもあこがれます
しずかにうちをかえりみる
ということがなければ
やはり
駄目になるもんですよ

だから
我々の
本心
本体をみつめ
我々自身を知ってゆく
己れ自身を知ってゆく
ために
孤独が
しずかさが
一人の時間が
本当に
大切になってくるんです

それには
やはり祈りですね
世界平和の祈りのなかで
みずからをみつめ
みつめている自分からも
解き放たれて
自由になる
そのとき
人間は
なぜ
ここに
こうして
生きているのかということを
理くつでなくって
識ることができるんです
その
存在理由というものを
しることができるんです

私たちのいのちが
神様からながれてきていて
つきることがなく
一神にして多神である
さまざまな神の働きのうちに
この世界が保たれ
世界人類があり
そして
そのなかの
私自身が
ここに
こうして
生かされている
というありのままの
事実を
しることになるんです
そして
そのとき私たちのいのちは
よろこびにみちるのであります

            平成2年1月7日