宇宙(そら)は家

宇宙(そら)へ還ろう! 
五井先生は、両手を
広げて待って
いらっしゃいます。
(リンクフリー)

一本の指さえ 与えられて出て来ている

2022-02-15 10:45:26 | 祈り
       (前日からの続き)
前も申し上げたと思いますけど、
個人的には、私(M先生)が
 “白珠(しらたま)”という短歌雑誌に
所属をしていた時に、うちの主宰の
80を過ぎた安田清風という歌人が
どう詠んだかって言ったら、“一本の
指さえ礼拝したくなる 我のつくりし
ならぬ この指”っていうのがありまして
まさにそれって、こういうことなんだなと。

つまり、すべて自分が生まれてきたって
思っているけど、そうじゃなくて全部
与えられて出て来ている。
もちろん自分がいのちそのものなんだけど、
それを成り立たせている、この世でいう
肉体、髪の毛、筋肉、皮膚、骨、内臓・・・
さまざまのものは、一本の指にしたって
何にしたって、私個人がつくって創造して
出て来たって決して言えない、という
意味ですよね。
でもそれを造った大元が今、先生が
おっしゃる意味で言うと、本心がそれの
大元だから、その本心が私を押し出した、
この地上に押し出した。  
            (つづく)