(前日からの続き)
前も申し上げたと思いますけど、
個人的には、私(M先生)が
“白珠(しらたま)”という短歌雑誌に
所属をしていた時に、うちの主宰の
80を過ぎた安田清風という歌人が
どう詠んだかって言ったら、“一本の
指さえ礼拝したくなる 我のつくりし
ならぬ この指”っていうのがありまして
まさにそれって、こういうことなんだなと。
つまり、すべて自分が生まれてきたって
思っているけど、そうじゃなくて全部
与えられて出て来ている。
もちろん自分がいのちそのものなんだけど、
それを成り立たせている、この世でいう
肉体、髪の毛、筋肉、皮膚、骨、内臓・・・
さまざまのものは、一本の指にしたって
何にしたって、私個人がつくって創造して
出て来たって決して言えない、という
意味ですよね。
でもそれを造った大元が今、先生が
おっしゃる意味で言うと、本心がそれの
大元だから、その本心が私を押し出した、
この地上に押し出した。
(つづく)
前も申し上げたと思いますけど、
個人的には、私(M先生)が
“白珠(しらたま)”という短歌雑誌に
所属をしていた時に、うちの主宰の
80を過ぎた安田清風という歌人が
どう詠んだかって言ったら、“一本の
指さえ礼拝したくなる 我のつくりし
ならぬ この指”っていうのがありまして
まさにそれって、こういうことなんだなと。
つまり、すべて自分が生まれてきたって
思っているけど、そうじゃなくて全部
与えられて出て来ている。
もちろん自分がいのちそのものなんだけど、
それを成り立たせている、この世でいう
肉体、髪の毛、筋肉、皮膚、骨、内臓・・・
さまざまのものは、一本の指にしたって
何にしたって、私個人がつくって創造して
出て来たって決して言えない、という
意味ですよね。
でもそれを造った大元が今、先生が
おっしゃる意味で言うと、本心がそれの
大元だから、その本心が私を押し出した、
この地上に押し出した。
(つづく)