池袋で天ぷらや。だけど食べたのは煮魚定食(カレイ)。天成

2016-12-29 06:27:33 | 和食

　池袋で中途半端な時間でのランチ。いつものように路地をうろうろしながら新しい(おいしそうな)店がないものかと歩く。そうなれば、お腹もすいてくる。しかし、こういう場合以外と見つからない場合が多い。巣鴨寄りまでいってしまったので、戻りながら別な路地を歩いてみる。

　以前中池袋公園の裏手にあった寿司屋に行ってみたが、すでに閉店別な店に代わっていた。東池袋界隈で決定してみようと思っていたので戻ってみると、ありました｢天ぷらや｣。カウンタータイプの非常に庶民的な店舗。しかし、私の目にとまったのは。定食の看板。｢煮魚定食｣。

　選択肢は、２つ。①黄金かれいの煮つけ②さばの味噌煮、いずれもご飯・味噌汁・冷奴・お新香が付くらしい。定食のフルコース。私はこう言うのが好きである。どちらにするかは店内で考えるとして入店、カウンターの奥があいていたので座らしてもらう。カウンター以外に小さなテーブルが一つだけの店舗。従業員は２人だけ、それで揚げたての天ぷらを提供しているらしい。

　どう見てもチェーンではない。熟練した職人(従業員)が手慣れた雰囲気で注文に応じていた。黄金かれいというのが気になったので、カレイにしてみた。厨房(調理場)がカウンターからは見渡せるので、進行状態もわかる。やはり、事前に調理(煮込んで)してあるものを暖めるらしい。電子レンジの中に入れられた。

　程なく提供される。５品ならべてみればなかなかの定食。彩りも良い。①ご飯の量も十分。②味噌汁も同様である。③冷奴はスモールサイズ、私はどん欲ではないので良いが、豆腐好きの方には物足りないのかもしれない。生姜・葱は十分に付け合わせられていた。

　うれしいのは、④お新香。2きれ３種の盛り合わせ。この店では天ぷら定食にもお新香は付かないらしいので、十分な物だった。いよいよメインの⑤黄金カレイの登場、レンジからの移動なので器も熱い。身に切れ込みも入れられているので、中まで十分に味がしみていた。

　味付けは東京風なのか？砂糖(みりん・甘み)が押さえられて仕上げ。予想外の味付けだった。見た目よりも身が厚く付いており、結構食べ応えもあった。味噌汁が濃いめだったので丁度良いバランスだったのかもしれない。これにおいしいお新香。テープル(カウンター)にはサービスの漬け物｢壺漬け｣ねあったので、多少いただいた。これで680であれば十分な定食である。