10回以上行っている中華街シリーズ。年末は、上海がにが最後の季節。ここいらで食べておかないと生は食べられなくなる。きちんと注文すれば、2000円/匹というのが最低限となっている中華街。しかし、やはり一人一匹は食べたい。姿を確認して食べたいという気持ちになる。
そんなことを考えながら、中華街をぶらぶらしていると、偶然、梅林閣で呼び止められる。2980円で一匹つけるコースがあるという。こういう場合上海がにが小さいのが常。大きい物をつけたいと注文をつけ、4000円出すからコースもアレンジしてほしいと交渉、快く受け入れてくれた。
そんな経緯で、今回のテーマ「広東料理」にも合致し、梅林閣に決定した。ここは気の良い女将さんがいる店。偶然今回はいなかったが、若い「李?」さんという女性が私の要望を十分にアレンジしてくれた。広さに配慮して2階席を貸し切り状態。2卓に分かれたが、のんびりとした空間を提供してくれた。
まずは①「前菜」、ゆで鳥とチャーシュー・クラゲの3種盛り。シンプルな物であるがなかなか美味しい。続いて、②フカヒレスープ。とろみが体を温めてくれた。外は冬の雨、なかなか寒い。今日は紹興酒を燗してもらう。すぐにメインイベントの③上海がに。見た目は小さいが店が言うには140gという、でもやはり小さい。大切に食べなければならない。
食べ方がわからない人が多いというと、李さんがすべてを買いたい(ほぐしてくれた)。それも我々の前でやってくれるので状況がわかる。細い部位もすべて。ありがたい。上海がには食べにくいので、なかなかみを全部布部切れないが、おかげですべてを食べることができた。
小さいと失礼なことを言ったが、身の入り具合は十分な物。暫く、円卓は静かになる。今回の参加者は、当然満足。上海がにを楽しみました。サービス料も取らないのに、このサービス。頭が下がる。たぶん店の教育が良いのであろう。いっそう好感度を上げた。
多少胃も落ち着き、次は何かと思えば、④エビマヨ&⑤エビチリのコラボ。2種のエビを楽しませるように工夫してくれた。これはなかなかの趣向。紹興酒にもあう。甘い味とピリ辛。どちらも大きなエビが使われていた。当然メンバーも大喜び。
次はと思えば、なんと⑤フカヒレの姿煮。こちらも小さめ(失礼)であるが、存在感が十分ある物。一同感激。私の感想は、もう少しに混んでくれるとありがたかったという感じ。つづいて、⑥おこげ。五目お焦げがそれぞれのテーブルに提供された。やはり、その場でかけられるアンは臨場感をかもち出す。当然、においから食欲も倍そうする。梅林閣は優しい味付けも信条。ほっとする料理だった。
点心は、⑦焼売+小籠包。どちらも美味しい物となっていた。特に小籠包はたっぷりの肉汁。ちょうど良い仕上がりとなっていた。そう言えば、以前点心コースも体験してみたが美味しかったことを思い出す(1000円台で十分に食べられる。)
最後は、焼きそばか炒飯を選べるという。両テーブルで別々の物を食べたいとわがままを言えば、快く対応。⑧焼きそば(あんかけとなっていた、これも加えられているありがたい)⑨炒飯を少量づつ分け合う。しかし、十分な量。美味しいだけてはなく、まんぷく。
①デザートは2種、広東料理を提供していたので、家庭料理の豆のデザートを用意したという。ここまでしてもらうと頭が下がる。さっぱりしたもの。いろいろな豆・穀類が入っていた。珍しい物をいただき。終了かと思えば、杏仁豆腐で仕上がり。まんぷく満足しました。紹介したい店の一つが増えた体験だった。特に李さんには大感謝、謝謝。
第12回 初物語「馬車道(アイスクリーム・ガス灯)から」中華街を目指す。
みなとみらい年末の装いを感じながら中華街を目ざす。梅林閣(中山路)
梅林閣「中華料理」③ 梅林閣(中山路)でランチいやディナー。遅いランチ「麻婆茄子」
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