昨日はシアターXオフライン勉強会
ぐんじ歌舞伎『歩く』を観て郡司正勝を学ぶ
に講師として参加させていただきました
正確にいうと『帰ってきた~歩く~』の映像を見たのです
この「帰ってきた」と追加されているのは
ポーランド公演を終えての再演だったからです
初演から出演者の数名入れ替わっています
SOUKIからも4名この公演には出演しています
そして、私も2シーンの出演
私は郡司先生にとてつもなく影響を受けています
舞台とは、演出とは、振付とは、創作とは…
舞台芸術に関して様々なことを学びました
そして、先生と一緒にいる時間はとても楽しかった
出会いは先生の作品「青森のキリスト」でコロスの振付を担当
そして、この「歩く」では演出助手を務めさせていただき
ポーランド、東京、札幌、そして早稲田大学演劇博物館にて
公演させていただきました
また、先生の著書「和数孝」をテキストに作品創作を許され
97年シアターX(東京)、ポーランド、札幌、群馬、韓国(ショートバージョン)にて
公演しました
昨日は同じく講師の谷川先生(美学)とも数年ぶりの再会
また、「歩く」出演者の朱花さんとはこの公演以来なので20数年ぶりの再会
映像を見て、こうして皆さんと話をしていると
タイムスリップしたような感覚に陥りましたね
ここに、先生がいらっしゃったら…
色々と思い出しながらシアターXから事務所まで
隅田川沿いを歩いて帰ってきました
ヨネヤマママコ先生がパントマイムの師匠
郡司先生は芸術の師匠だと思っています
幸せです
シアターXプロデューサーの上田さん
このような時間をいただき感謝申し上げます
郡司正勝(ぐんじまさかつ 1913-1998)
早稲田大学名誉教授・早稲田大学演劇博物館学芸員。歌舞伎研究家、演劇評論家と同時に、
歌舞伎座『桜姫東文章』復活上演(中村勘九郎・坂東玉三郎出演)演出や、自ら舞台の作・演出も行った。
シアターΧでは『青森のキリスト』(1995)、『歩く』(1997/東京、ポーランドのワルシャワとクラクフ、1998/札幌)の作・演出。
大野慶人のために構想した舞踏作品『ドリアン・グレイ最後の肖像』(1998年・遺作)など。
著書『かぶき・様式と伝承』『郡司正勝柵定集』ほか多数。
「もし人類が歩くことができない生物だとしたら…を、念願において構成し この人生にとって「歩く」とはなにを意味するのか」 ( イメージスクリプトより)
古典芸能研究家、早稲田大学名誉教授であった故・郡司正勝氏が 若手俳優とともに創りあげた。 ポーランド公演のために創作、ワルシャワとクラクフで公演。両都市それぞれとも翌朝の新聞に「日本の古典に精通し権威でもある学者による“最新鋭の演劇作品…”」と絶賛された。 氏の24回目の命日であるこの日、共に観て学ぶ会。
講師(予定):谷川渥( 美学者・批評家)、江ノ上 陽一(パントマイミスト)、朱花 伽寧(女優)
スーパーパントマイムシアターSOUKI
江ノ上陽一