スーパーパントマイムシアターSOUKI ブログ

「銀河鉄道の夜 Gray ticket, Green ticket」ご来場ありがとうございました。

『疑って疑って、最後は信じる』

2021-04-19 19:51:10 | パントマイムクラス レッスン

レッスンのとき、稽古のときに、

よくBOSSは私達に仰るのが、

 

「自分の動きを"疑い"なさい」

 

というご指摘。

 

この"疑う"は、決して疑心暗鬼なって

ビクビクすることではありません。

 

パフォーマー自身が動作、所作に

責任をしっかり持ちなさい!

ということです。

 

お客様が作品を観ているとき、

ストーリーやキャラクターの心情を

解釈する情報はパフォーマーの所作です。

だから、

 

この動作で、

見ている人にストーリーが伝わるか。

 

勘違いや誤解をさせるような、

余計な動きはしていないか。

 

見せるべきモノ(壁や、綱、風船)は、

お客様に見えているか。

 

私自身は、

その対象物をちゃんと観ているのか。

 

自身の動きに、疑問を持って向き合わねばなりません。

 

ついつい、稽古やレッスンを重ねると経験や慣れに甘えて

「これで伝わるだろう」

と安心してしまいそうになるときがあります。

 

それでは成長できないんですよね。

まだまだ成長したいもの、過信は禁物です。

 

私の父、市川新十郎もよく

「稽古のときは、とにかく自問だよ」

と言います。

 

そしてもう一言、

「お客様にお見せする本番は、

今まで疑って作った自分の動きを

"信じて"披露しなさい。

板の上で疑って芸をするのは

お客様に失礼だからね。

これが俺の芸です!と堂々とね。」と。

 

疑って疑って、最後は信じる。

 

そして、現状。

私かローラースケートがたどたどしいのは、

疑いようもない"事実"なので

しっかり練習していきます

 

 

耀佑