on Bass+

~ す き こ そ も の の あ は れ な り け り ~

浜田理恵 / 無造作に愛しなさい。

2008年02月12日 23時40分19秒 | 極私的至高の名盤
コレ。。。 知ってる人います? METRORON RECORDS 湾岸スタジオの作品で鈴木博文氏プロデュースなんで、いわゆるムーンライダース界隈の人。後にメトロファルスの伊藤ヨタロウと "ホーカシャン" てユニット組んだり、アーティスト名をDARIEに改名しソロアルバムも何枚か出してる人です。このアルバムがファーストで1989年の作品。現在もMETRORON RECORDSからボーナストラック2曲を加えた形で販売されているようです。当時24才くらいだったのかな。。。 アルバム1枚丸ごとオモチャ箱をひっくり返した様なアルバムで、妙にエロイロリータヴォイスに湾岸スタジオ界隈の捻くれポップスの猛者達の演奏。『ごっこ遊びをいたしましょ』のフレットレスベースのうねりは粘っこく、『アーシェ』のチャランゴの響きは刹那く。じっくりコトコト煮込み尽くした感じ。例えが良く分からんかも知れないですが、ジャケットまんまの音が詰まっています。後のユニット "ホーカシャン" の『薔薇より赤い心臓の歌』も名曲!

参照URL
>>http://www.darie.com/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大貫妙子 / PURE ACOUSTIC

2008年02月06日 22時52分44秒 | 極私的至高の名盤
極私的至高の名盤.....ちょっと振り返ってみると随分と濃いアルバムばっかり取り上げてきたな。。。。普段こんなのばっかり聴いてたら疲れますよ。ほどほどにしないと。。。 と言う訳でこんなのを取り上げてみました。日本ポップス界の大御所。大貫妙子さんの『PURE ACOUSTIC』です。これはクラシックの聖地サントリーホールで1987年9月に行われたアコースティックコンサート "PURE ACOUSTIC NIGHT" の模様を収録したライブ盤で。演奏メンバーは溝口肇、中西俊博、清水靖晃、フェビアン・レザ・パネといったそうそうたる顔ぶれ。弦を主体としたアレンジでしっとりとしなやかな演奏を聴かせてくれます。是非生で観たかったのですが当時東京まで行く金も暇もなく、翌年大阪フェスティバルホールに来たとき会場限定で販売されていたこのCDを発見し、驚喜して購入した思いで深いCDです。ライブ盤のはずなのにスタジオ録音の様なクォリティで、全く何処にも一分の隙もない完璧な演奏と歌唱。収録曲は『雨の夜明け』『黒のクレール』『横顔』『新しいシャツ』『Siena』『Rain Dance』『突然の贈りもの』の全7曲。この名曲達たちの選曲と曲順がまた絶妙で素晴らしい構成。これ以上でも以下でもいけないホント聴いてて気持ちよい。その後、93年にボーナストラック3曲をプラスした "PURE ACOUSTIC PLUS” というアルバムが発売されそちらも買ったのですが、何故かそっちは何度か聴いただけでCDラックに仕舞いっぱなし。大貫妙子さんの声が聴きたくなった時は何故かこのアルバムばかり聴いてしまいます。いま久しぶりに引っ張り出して聴いていますが、いやぁやっぱり心地よい。本格派女性ボーカリスト!って触れ込みの歌手は山の様にデビュ-してますが、こんなに丁寧に強く感情込めて深く歌える人って他にいないんじゃないだろうか。。。 何度聴いても最後の『突然の贈りもの』で泣きそうになってしまいます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショコラータ / Cioccolata BOX

2008年02月04日 18時29分28秒 | 極私的至高の名盤
このバンドも特異点ですね。かの香織を歌姫としてフィーチャーしたイタリアン・テイストのアヴァンギャルド古典的芸能音楽集団。。。。って訳分から無いですね。ほぼ全曲の作曲をしている渡辺蕗子って人がキーマンだと思うのですが、とにかく他に類を見ない特異性。バンドと言うよりアート集団と言った方がしっくりくる。メンバーチェンジが激しくて1stの頃とその後では主要メンバー(かの香織、渡辺蕗子、塚野卓)以外は全取っ替えになっており、初期はPINKのメンバー(故)渋谷英広氏、岡野ハジメ氏も在籍。後期メンバーは寺師徹 、横山英規 、古田たかしらが在籍。このCDは1st『Cioccolata』と、ミニ・アルバム『L'alma Bella』のカップリングCD。「いつか見た青空」は日本語版になっていますがこれ1枚でCioccolataのほぼ全曲....かな。 85年には "Nina From The Dark Moon"「黒い月の二ーナ」 のタイトルで30分/7,800円ってばか高い値段のビデオ作品も発表。それもそのはず伊島薫監督に板谷充祐(後のミック板谷)が美術監督のこだわりまくりのビデオで、パッケージも真っ黒な化粧箱入りで圧倒的な存在感を放ってました。これはもう家宝モノです。これも隅っこにちょこっと。
かの香織さんはその後、爽やかな良質の自然派ポップ路線に行っちゃってそれはそれで良かったんですが、僕にとってはこのバンドで黒いタートルにパンツ、顔は白塗りで人形持ってパントマイムしてる姿が忘れられません。。。。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三宅 純 / 星ノ玉ノ緒

2008年02月04日 17時07分45秒 | 極私的至高の名盤
この方は....なんと言うのでしょう。元々はJAZZトランぺッターのようですが、作曲やプロデュース、資生堂やMINOLTAなど2000を超えるCM音楽を手がけ数年前CM音楽だけをあつめたCDを2枚出したりもしています。最近で言うと菊地成孔の様な鋭く精緻で理知的でありながら、時として暴力的なまでに激しい音を構築する人。このアルバムでは村上PONTA秀一や高橋下駄夫、渡辺等、ペッカー、富樫春生、佐山雅弘 といった一流ミュージシャンから、原マスミ、Arto Lindsay、葛生千夏、ら個性派アーティストまで多数参加。曲調もかなりのバリエーションに富んでいて、にもかかわらずアルバム全体は三宅 純の色にちゃんとなっている。「隣同士が仲悪いように、しかし音楽的には流れるように配置した」とは本人の弁。個人的には原マスミさんがボーカルをとる『白い手(shiroi te)』が大好きです。93年に発売、一旦廃盤になりましたが2000年に別ジャケットで再発売されています。 アヴァンギャルドです! カッコイイです!
参照>>http://www.junmiyake.com/loveyoujm/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早瀬優香子 / 躁鬱 SO-UTSU

2008年02月03日 22時06分10秒 | 極私的至高の名盤
86年のアルバム、当時昼のメロドラマとかでも活躍していた女優、早瀬優香子さんの1stです。この方はアンニュイ....って当時流行ってた言葉がそのまま当てはまりそうな人で、気怠げな声でつぶやく様に歌うのが特徴。女優としてはパッとしませんでしたが歌は凄く個性的。秋元康さんのプロデュースで作られたこのアルバムはもちろん全曲 秋元康さんの作詞。作曲陣には見岳 章、原田真二、MAYUMI、財津和夫...と超豪華。タイトル曲である『躁鬱』は日本の誇る名ギタリスト(故)大村憲司氏の作曲だったりします。この曲のフレットレスベースがまた粘っこくて凄く良いフレーズを奏でているのですが、このアルバムには演奏者のクレジットが無くて、気になる演奏が山ほどあるのに、誰が弾いてるのか分からない。。。。 誰か知ってる人見てたら教えてください。お気に入りは『セシルはセシル』『蟻』、アルバム最後の『ララバイ』では "あなたの躯を、冷蔵庫しまわなきゃ....." の歌詞で終わります。 恐えー。
彼女はこの後4枚のCDを発表していますが、どれも個性的でもの凄いクォリティです。最近彼女のCDが軒並みプレミア付いてるみたいで、安値で見かけたら即ゲットです。当時は全然売れなかったのに......みんな評価すんのがおせーんだよ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スティーヴ エトウ / STEVE ETO

2008年02月02日 13時47分30秒 | 極私的至高の名盤
在日日系米国人重金属打楽器奏者のスティーヴ衛藤さん生誕40周年記念初音盤です。スティーヴさんと言うと布袋寅泰や藤井フミヤ、小泉今日子、吉川晃司、福山雅治などなど、有名どころのツアーやレコーディングに引っ張り蛸のパーカッショニストですが、先に紹介したKenKenと二枚舌ってバンドをやってたり、Demi Semi Quaver、PUGS、その昔は岡野ハジメ氏とPINKというバンドで活躍されてたり、関わったバンドは数知れず。昔見たPINKのライブでもそうでしたが、金属加工用のグラインダーとドラム缶や鉄骨を使って、轟音とともに火花を巻き上げるパフォーマンスが有名?な重金属パーカッショニスト。このCDは98年に発売。40才にして初のソロアルバムと言う事ですが、のっけから日立工具GP-10のグラインダー音で始まります。パーカッショニストのソロアルバムと言うと想像つきにくいかも知れませんが、いーんですよコレが。プロツールスとの出会いが大きかったようですが、ほとんどの楽器を一人で演奏、サンプリングしてループさせてエフェクト掛けて。。。。特濃の音世界を構築しています。うううう~文字では説明出来ないなぁ~。。。タイトル並べてみると『工場のイビキ』『爆走ギター』『金属ハブラシ』『狂気のハエ』『早口なイヌ』.......。 いやもうホントお勧めですから是非聴いてみてください。お願いします。  
参照>http://www.dog01.net/
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

KenKen / PARTY of INVADERS

2008年02月01日 00時47分59秒 | 極私的至高の名盤
ずっと古い10年以上も昔の古いアルバムばかり紹介してきたので、このオッサン単に懐古趣味に浸ってるだけじゃねぇか?と思われてもいけないので、ここらで新しめのCDを1枚。ベースマガジンとか読んでる人にはおなじみKenKenのファーストソロアルバム『PARTY of INVADERS』です。若い人にはRIZEのベーシストとして、オッサン連中には金子マリとジョニー吉長の息子(次男)と言えば分かるでしょうか。RIZEでは実兄のDrumにCharの息子がボーカルですから、PINK CLOUD次世代バンドになるんですね。。。しみじみ。僕が彼の存在を知ったのはスティーブ衛藤(重金属パーカッショニスト)のユニット"二枚舌"ってバンドで、メチャクチャなベースを弾いてるロンゲの若い奴がいるな~と思ってたらKenKenで、ベースマガジンとかでガンガン取り上げられ始めてソロ出すって言うから試しに買ってみてブッ飛びました。ファンキーでトリッキーでアヴァンギャルドでパンキッシュでキャッチー! ベースがしっかり主張しながらも自らボーカルとって歌ってる。凄い奴が出てきたもんだ。。。。と思い、ちょうど高松のライブハウスにRIZEが来たので覗きに行ってみると、居ました居ましたロンゲ振り回してペグに絡めて往生しているKenKenが。暴れるのもホドホドにしとかないとね。。。RIZEでのプレイは....ん~まぁTOKIEの時の方が好きだったかな。。。後から入って兄貴や先輩ばっかりのバンドだから好き勝手やる訳にはいかないかな。でも実兄とのリズムセクションは非常にタイトでした。随分とサラブレッドな経歴のベーシストが出てきたもんだと思いながら、ヨーロッパでは本物のブルジョアが育つには3世代かかる。。。とか言われてるらしいですが。。ん? あんまり関係ないか? いや。育つ環境って大事だなと。そーゆーことを言いたいんですが。。。 なんか話がアッチコッチ行っちゃってますが、とどのつまりこのCD良いです。アトリエZのベースってフュージョン系のイメージが強かったんですけど、こんな使い方もアリか!?とちょっと発見させられたりもして。。。2曲目『Sence』、4曲目『宇宙デスコ(アフロdeムーチョ)』、8曲目『極めジャパン』が特にオススメ。聴くべし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少年ホームランズ / 少年ホームランズ12

2008年01月30日 23時15分37秒 | 極私的至高の名盤
この気持ち悪いジャケットをご存知でしょうか。佐伯健三、上野耕路、比賀江隆男、泉水敏郎らが在籍し、後のパール兄弟、ゲルニカ、YAPOOS等ニューウェーブバンドの母体となったバンド"少年ホームランズ"です。このCDは79年に発表された10曲入りLPに2曲プラスし88年にSolid RECORDSからCD化されたもの。戸川純が歌って有名になった『昆虫群』や『電車でGO!』等の名曲の原体がすでにココに収録されています。今この音を聴くとスカスカでアマチュア臭い物ですが、その勢いと言うか新しい事をやってやろうってメチャクチャさ加減が伝わってくる迷盤です。ジャケットのイラストはもちろん太田螢一。後にゲルニカなどのジャケイラストも手がけますが、このジャケットが最高に気持ち悪いです。ベースはほとんど聴こえない。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

面影ラッキーホール / 代理母

2008年01月30日 15時43分42秒 | 極私的至高の名盤
面影ラッキーホール『代理母』。今でもタワレコやAmazonとかで普通に買えるCDで有名っちゃー有名なバンド。この訳の分からんバンド名は、国産初の医療用ダッチワイフ「面影一号」と80年代に栄華を極めた風俗店「ラッキーホール」を合わせたモノ....らしい。インディーズから火がついて、97年には"Sony Music Entertainment"と契約したものの、デビューアルバム発売直前で歌詞に問題アリ。との理由で契約解除。その後98年に"徳間ジャパン"と契約しようやく発売されたのがこの「代理母」。
まずジャケットからしてエロいです。エロ劇画界の重鎮"ケン月影氏"による和服女性の尻アップ。ケン月影...て。音の方はファンク、ロック、R&Bをベースにした音で、音楽センス、演奏技術ともに抜群。そこに、最低最悪の歌詞がねちっこく嫌らしい声で乗ってくる。その融合具合は他に類を見ないone and onlyな芸術品と言えるでしょう。アルバムの1曲目から"血が出てるのに痛くない、白い肌にすっと流れる血が赤い.....”とはじまる『好きな男の名前 腕にコンパスの針でかいた』は代表曲にして名曲。『あんなに反対していたお義父さんにビールをつがれて』では吉田美奈子さんに"二十歳で三つの子供がいるぅ~"とコーラスさせる暴挙。『今夜 巣鴨で』の歌詞がまた最高で "今夜 巣鴨で~ 歳の離れたおじいちゃんと 誰に何を言われてもいい”等とガロ的美少女と大正ロマン漂う老人の恋をファンキーなリズムに乗せて描く。何なんだこの節操のなさとセンスの良さは!? その他、近田春夫&ビブラトーンズの名曲『金曜日の天使』をカバーしてたりもしますが、ニューウェーブな曲が見事なまでにファンクに激変しています。そんな解釈があったのかとビックリさせられます。この面影Ver.をいっとき鍵猫でもやってました。ベースのプレイももちろん素晴らしいのですが、アルバムとして出来映えとその特異性が素晴らしい。こんなバンドが日本に居るだと思うとまだまだ、お楽しみはいっぱいあるなぁ~と思うのと同時に、歌詞さえまともに愛だの恋だのを歌っていればクレイジーケンバンド並には売れただろうに。。。とも思う。最近新曲が出ましてそのタイトルが『パチンコやってる間に産まれて間もない娘を車の中で死なせた...夏』 .....夏って。。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京ブラボー / 東京ブラボー!!

2008年01月29日 00時22分51秒 | 極私的至高の名盤
このアルバムは先の2枚の遥か10年昔、1982年の録音で当時は....アナログで発売された。。。のかな。。。。その辺は良く分かりませんが、このCDは1990年にメドレーを加えSolid RECORDSからCD化された1枚。その内容は帯に書かれた近田春夫の言葉『今ブラボーがどう云うものかというと、超レアなデッドストックのデジタルウォッチみたいなものである』が見事に言い当てている。基本的にグループサウンズを下敷きにした懐かし系の音なのですが、泉水敏郎(8 1/2、YAPOOS)と岡野氏の轟音リズム隊が見事なまでにロックしていて懐かしいだけでは終われない音。てゆうかベースのミックスデカすぎ。ブラボー小松のギターも暴れまくっています。最近のサーフ系のバンドなんかコレ聴いたらクソですクソ。早すぎたんでしょうね。。。80年なったばっかりでその手の音楽やっちゃうには。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FLESH / FLESH

2008年01月29日 00時03分26秒 | 極私的至高の名盤
コレも知ってる人は少ないだろうな。。。 1991年発売だから岡野氏は先の天野小夜子のレコーディングの前にこんなハイブリッドなバンドやってたんですね。ボーカルのLe BARONはフランス人。ギターのDELPHEINE麻衣子はフランスと日本のハーフ(確か女優 岸恵子の娘さん)。岡野氏は当時カッコいいバンドがいるからプロデュースしてみないかと渡されたデモテープに惚れ込んで、自らメンバーになってしまったとか。その後ドラムに元ばちかぶりの木原研二郎を迎えこのミニアルバムを制作。5曲入りですが、この5曲の密度がハンパ無く濃い。1曲目の『SEX CITY PARTY』はミディアムスローなナンバーながらウネリのあるベースが非常に印象的で当時何度も何度もコピーしました。あと特に4曲目の『DANCE ON』は電子音入りまくりのバックトラックにチョッパーベース炸裂で格好良すぎ。このバンドはその後Virgin Japanからメジャーデビューが決まり、キーボーディストにHIDE with Spread BeaverのメンバーでもあったD.I.E.を迎えレコーディングしてたはずで、東京では何度かライブもしていた様なのですが、何故かメジャーデビューはポシャりそのまま消滅。。。なんともったいない。 実はこの世に出なかったアルバムのデモテープを入手したのですが。このミニアルバムの様な荒々しくも瑞々しい個性の塊は見る影もなく、普通によくまとまったロックアルバムになってしまっていて正直言ってつまんなかった。。。。メジャーデビューにあたって何か色々あったのかなぁ。。。大人の事情が....と勝手に憶測してたんですがどうなんでしょうね。。。。いつか岡野氏に会う機会があったら聞いてみたい。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天野小夜子 / 愛の嵐

2008年01月28日 23時36分04秒 | 極私的至高の名盤
久しぶりに「極私的至高の名盤」を更新します。次に何を上げようか迷ってたのですが、ベースにこだわると言うよりかは隠れた名盤的なモノを紹介して行こうと思い、コレを選びました。と言ってもプロデューサーは岡野ハジメ氏。この後紹介するつもりの2枚も岡野ハジメ氏がらみです。
で、天野小夜子さん。村上龍の「トパーズ」で準主役として出演。今はどうされているか分かりませんが当時ホンモノのSM嬢と言う事で話題になりました。劇中バイブレーターをマイクに「恋のヴァカンス」を唄うシーンがありこれも最高カッコイイ。このアルバムは1992年発売で5曲入りの自主制作もの。インディーズとしては異様にクォリティの高い名盤だと思います。冒頭の『愛の嵐』は鍵猫でも一時カバーしてましたが、淡々と刻むリズムにうねる様に歪むベースライン。徐々に激しくなっていく囁く様な声が恐い名曲。『八月の濡れた砂』のカバーも入っていて、一度聴いただけでトラウマ確実の名盤です。岡野氏はもちろん全曲ベースを弾いてますが、ガンガン前に出てくると言うより彼女のVOICEを充分に活かすための裏方に徹している感じ。裏ジャケットの目が恐いです。今はもちろん廃盤で入手困難なモノですがオークションとかにはちょこちょこ出てくるので興味ある方は、覚悟決めた上で是非。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遊佐未森 / ハルモニオデオン

2007年12月30日 23時37分17秒 | 極私的至高の名盤
今日はちょっと雰囲気を変えてコレ。今も活躍されてるんでしょうか? 遊佐未森さんの89年の作品「ハルモニオデオン」です。プロデューサー外間隆史氏と共に全ての曲でアレンジを行いベースを弾いているのが中原信雄氏。80年代「フィルムス」のメンバーとしてデビュー以来、野宮真貴との「ポータブル・ロック」や、戸川純との「ヤプーズ」「eEYO」他、様々なバンドで活躍する一方、多くの歌手たちへの楽曲の提供やアレンジ、レコーディングプロデューサー及びアレンジャーとしても活躍されている方で、80年代ニューウェーブの香りがたまりません。初期のスペクターNS-2をピック弾きでずっと使い続けている人で(今でもそうなんだろうか....)このアルバムの中でもそのスペクターの音が存分に聴けます。特にお気に入りが「M氏の幸福」と言う曲で、ミドルテンポの曲中に何ともヘンテコなベースラインをピックで淡々と刻んでいます。派手さは無いですが特異的ベースでよくよく聴くと面白いですぞ。アルバムまるごと素晴らしい出来映えオススメです。
余談ですがこのアルバムはアートワークも素晴らしく、ジャケットに写っている架空の楽器「ハルモニオデオン」ホントにあったらいいのになぁ。。。PVではバックの空耳楽団全員の楽器がオリジナルで作られファンタジックな世界が出来上がってました。(こういうの見るとバブルって良かったなと思う)それと、今では大御所アートディレクター平野文子さんがデザイナーをしてクレジットされていたりします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水野正敏 / METHOD

2007年12月29日 22時32分25秒 | 極私的至高の名盤
先の2枚は直ぐ決めれたんですがここからが難しい。岡野ハジメ、ミックカーンときて、ベーシストとして3番目にリスペクトする人。と言う事でコレです。水野正敏氏の「METHOD」。元PONTA BOX、フラジャイルをはじめとして様々なプロジェクト、ユニットで活躍されてる日本ジャズ界の大御所。教本、理論書なんかも多数手がける方。ウッドベースも当然上手い方ですが、エレクトリックフレットレスベースを何故か好んで使っている方です。コレは「METHOD」と言うのがタイトルでありそのままプロジェクト名の様なものですが、他の作品に比べソロ的要素の一番強いプロジェクト。カテゴリーとしてはジャズなのでしょうが。個人的にコレはもの凄くロックなアルバムだと思います。冒頭のフレーズからしてフレットレスベースは歪みまくってるし、パコパコにコンプ掛かってたり、バリバリのチョッパーベースの曲があったり、ジャズって感じじゃ無いです。ミックカーンとは違った変態具合で素晴らしい。。。95年の作品なのでもう10年以上前の作品なんですね。。。最近ようやくこのMETHODの2が出ましたが、個人的にはやはりコッチの方がお勧めです。人とは違うベースを弾きたいと思ってる人は聴いてみて損はないと思います。オススメ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAPAN / TIN DRUM

2007年12月28日 22時32分12秒 | 極私的至高の名盤
WAL買っちゃったって事はコレを聴いてない訳は無いですね。至高の名盤2枚目はジャパンのティンドラムです。これはもう名盤中の名盤なのでわざわざ僕ごときがクドクド言うまでもありませんが独創性の塊の様なアルバム。ミックカーンのプワァンプワァンうねるベースはもちろんですが、ジャンセンの隙間だらけのドラミングがまた独特でタイト。デビシルの歌はボーカルというより楽器的。実質上ジャパンのラストアルバムにして最高傑作です。特に好きなのが「VISIONS OF CHINA」と「SONS OF PIONEERS」の2曲。最初に手に入れたフレットレスベースIbanez MC-2940で弾きまくってました。NOiZで一緒のドラム坂本氏も同年代で練習中この曲のフレーズを弾くと、すかさずジャンセンフレーズをかぶせてきます。このアルバムをコピーする事でハーモニクスやダブルストップ、和音なんかを「ベースでやってもいいんだ」と開眼。いろんなボトムを支えるだけじゃない様々な型のベースの....基本?を学んだのでした。今日あらためて聴きながらこれを書いているのですが今聴いても全然飽きないし、やっぱりイイ。う~んWALのフレット抜いちゃおっかな~。。。。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする