しばらく更新をしてませんですが、実は仕事の関係で南フランスのカンヌにいます。今日はあるパーティーの帰りカンヌの裏路地をホテルに向かって歩いていると路上ライブに遭遇。結構上手くて30分程見てました。明るく見えますがこれでも夜の10時です。
これもおそらく'68年製のベース。グヤトーンのバイオリンベースですが、素直にホフナーのコピーになってないところが良いですね。ひょろりと細長いヘッドに、本家にfホールは無いですがコレは何でしょう?ボディにはシンプルなフォルムの穴が空いています。作りはとても丁寧でキルトメイプルをトップとバックに使いキチンとバインディングされています。ネックは積層合板で出来ており40年がたとうとしている今も真っ直ぐな状態を保っています。バイオリンベースのコピーにも色々ありますが本家も含めてこのグヤトーンのがルックス的には一番好きです。購入時音が出ずジャンクと言う事で購入しましたが、コントロールパネルを開けてみたらなんの事は無いハンダが2カ所はがれているだけでした。ほとんど使われた様子が無く綺麗な状態なのですがペグは2個交換されているようです。音は箱ものらしくボコボコとした温かい音です。
<SOLD OUT> 手放しました。
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'68年製のグレコのセミアコべース。グレコ初期のベースでヘッドのロゴも筆記体となっています。あちこちキズは多いですが、全てオリジナルパーツで音もしっかりしています。箱鳴りのするボコボコした音でピックでブンブン弾き倒すと気持ちよく歪んでもくれます。ブリッジ側の弦間が狭めで他のベースから持ち変えると違和感があり慣れるのにちょっと苦労します。
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'68年製のグレコのセミアコべース。グレコ初期のベースでヘッドのロゴも筆記体となっています。あちこちキズは多いですが、全てオリジナルパーツで音もしっかりしています。箱鳴りのするボコボコした音でピックでブンブン弾き倒すと気持ちよく歪んでもくれます。ブリッジ側の弦間が狭めで他のベースから持ち変えると違和感があり慣れるのにちょっと苦労します。
もう一本ウェストンです。スタインバーガーのコピーが大流行りの頃、コンパクトボディをさらに押し進めたこんなベースがありました。ボディがスッケスケというか無い! ネックとブリッジをつなぐ2本の金属パイプの上をP.U.を移動させる事が出来、プレイヤーが任意の位置にセット。位置次第で多彩なトーンを得る事ができます。コントロール類はシンプルにボリュームのみ。左に突き出たツマミはP.U.をレールに固定する為のものです。昔の本によると元々海外輸出用に製造されたものらしく、極少量国内の限定ルートで販売されたのだそうです。
80年代ヘッドレスベースが大流行りだった頃の一品。クォリティの低い製品の多い中、当時の価格でも13万円と結構高価なモデルでした。フレッテッドモデルですが3年程前フレットレス改造されたこのベースをみつけ購入。画像では分かりにくいですがとても綺麗なバーズアイメイプルで出来ておりソリッドメイプルのスルーネック構造、結構重めです。フロントピックアップの上高音弦側が一段低くボディが抉られておりチョッパーの際に指を潜らせやすく考えられています。中々に面白いモデルなのですが、ちょっと音に腰が無いというか軽い感じでイマイチ。でもこの黒赤がカッコいいので持ってます。
ヴァルコというメーカーのNational Westwoodギター。NationalはレゾクラスボディのNewportシリーズが有名ですが、これは木製ボディのWestwoodと言うギター。どちらも同じフォルムで、シルヴァーサウンドピックアップと厚手のクリアーアクリルで出来た美しいピックガードを有しています。正確な品番は不明ですが '62年~'65年に製造されたモデルと思われます。もう40年以上も昔のギターと言う事になりますが、ビザール系のギターにしてはとても使いやすく弾きやすいギターです。低めにセッティングされた弦はテンション緩めでシャラーンと心地よく、フロント1発のピックアップを通して出力するととってもふくよかでウォーミンな音色です。材は不明ですがまさしく単板で出来たボディは、裏のプラ板を外すと画像のように穴だらけでセミアコと言ってもいいくらいです。なんか品のいいおじいさんの様なギターで、肩の力を抜いて軽ーく弾いてあげるといい音で鳴ってくれます。僕が弾くにはまだ早いかと思いながら、爺さんになってからコレでボサとかやれたらいいな。。。。と思って持ってます。
アコギの名門マーチンが70年代の一時期だけ作っていたエレクトリックベースEB-18です。何と言うかスペクターの原型の様にも見えるかわいらしいボディラインと、お茶の水博士の鼻の様なヘッドの形状がえもいわれずエレガントで、ベースを始めた頃に楽器屋の広告で見て一目惚れ。でもなかなか出会う事がなくインターネットで探せる様になってやっと3年程前に見つけ購入しました。とってもイナタイ音って言うか古臭い音がします。でも使えないとかそういう事ではなくとても特徴的なモコモコとした鼻つまみ声の様な音で、ハマればなかなか面白い音です。1Vol、1Toneにブーストスイッチ。BADASSブリッジにグローバーペグ、ブラスナット、セットネック構造と当時としてはかなりのハイスペック。ドットポジションマークが12フレット部だけでなく7フレット部にも2個入っているのも不思議。画像には写りませんでしたがトップのクリア塗装全体に細かなウエザーチェックが入っており風格に溢れています。同型のギターもあったようです。
アルミつながりで70年代のベースをひとつ。クレイマーのアルミネックベースDMZ 6000Bです。ご覧の様にネックにアルミニウムが使用されており持つとひんやりしたした触感。間をマホガニーで埋めてあります。ボディは綺麗なバーズアイの出たメイプルをセンターに両サイドのマホガニーも綺麗な木目が出ていますが、経年変化による伸縮で木目に沿って凹凸が発生していてクリア塗装の上からでも触ると分かるほどです。P.U.はディマジオ、ブリッジはBADASSといった構成。アクティブサーキットは効きすぎなくらい効き、ブーストを効かせすぎると突然 "ピー!" っと発振し出したりします。やはりこの特徴的なネックのせいかギターの様な音域でジャリンとした印象。面白いベースなのですが、かなりの暴れ馬なので未だに使いこなせません。YMOの頃の細野晴臣さんがこの1P.U.モデルを使っていましたね。
タルボをもう一本。最後はベースです。80年代タルボギターに続いて販売が予定されていたにもかかわらず、ギターの売れ行きがあまりに悪かったため、試作機を10数本作っただけで生産されず幻のベースと呼ばれていたベースです。ギターの再評価熱が高まるのにつられてか、2001年?だったかな再生産されました。再生産の知らせを聞いて早速楽器屋に注文しアルミ地金丸出しのシルバーモデル(B-135の品番で1万円高)を入手。その後何年かしてこの黒(正確にはブラックメタリック)を新古品で安く手に入れました。でシルバーの方はどうしたのかと言うと、本気でアルミ地金そのままだったのでちょっと触ると酸化して跡が付くんです。布で擦ってやればすぐ消えるのですが、何度か繰り返すうちこりゃたまらんと思い手放しました。音は...正直いってイマイチかな。でも当時のオリジナルと比べ微妙に作りが違うらしく、オリジナルとリプロダクトの比較をされている方(「Tokai talbo bass」で検索すると出てきます詳しく知りたい方は探してみてください)がいて、全くの別物...と書かれています。ホントのところ。どうなんだろう? ....気になる。オリジナル弾いてみたい。。。
90年中頃でしたか三鷹の楽器屋にオリジナルタルボが2本あると聞き東京出張のついでに見に行った事がありますが、店主はまったく売る気が無かったらしく、ヴィンテージフェンダーなみの7~80万の高値が付いていました。ありえねぇ~と思い試奏もせずに三鷹を後にしましたが、その後何年かしてDragon Ashのベーシスト馬場育三氏が2本とも買って行ったと聞きました。まだ持ってるのでしょうか。。。売った店員は店主に怒られたそうです。。。(本気で売る気なかったらしい)
90年中頃でしたか三鷹の楽器屋にオリジナルタルボが2本あると聞き東京出張のついでに見に行った事がありますが、店主はまったく売る気が無かったらしく、ヴィンテージフェンダーなみの7~80万の高値が付いていました。ありえねぇ~と思い試奏もせずに三鷹を後にしましたが、その後何年かしてDragon Ashのベーシスト馬場育三氏が2本とも買って行ったと聞きました。まだ持ってるのでしょうか。。。売った店員は店主に怒られたそうです。。。(本気で売る気なかったらしい)
タルボついでにこんなのも紹介しましょう。電池駆動のアンプ内蔵型タルボジュニアです。もちろんボディはアルミ製。ボリュームツマミをプルする事でアンプがオンになるのですが、はなっからクリーントーンを出すつもりはなくディストーションが掛かっており宴会用でしょうか。。。ボリュームをフルにすると気持ちよくフィードバックしてくれて結構面白いです。
アルミボディで有名なトーカイのタルボギターです。最近GLAYのギタリストの使用で人気となり再生産されていますが、これは80年代のオリジナルです。平沢進や下山淳、岡野ハジメ、ちわきまゆみと当時好きだったミュージシャンが使っていたのが購入の理由。昔兄の友人たちがやっていた「扇屋」ってバンドにサイドギターとして誘われ、参加していた頃にこれを使ってました。裏の怪しげなステッカーは滑り止めで「扇屋」のリーダーがどこか海外旅行へ行った際にお土産としてもらったもの。当時かなり使い込んだのでかなり汚くなってしまってます。音はさすがアルミボディって感じでシャキーンと粒立ちの良い音。弦振動がダイレクトすぎてちょっと左手が疲れますが、やっぱりコレでないと出せない音がります。久しぶりに引っ張り出しましたが、また使ってみようかな。。。
これはそう珍しいギターでもないですが、カシオのシンセギターPG-300です。ブリッジ近くの黒いバー状の物がセンサーになっており弦振動をピックアップして内蔵のシンセを鳴らす仕組みです。このセンサーが壊れている物が多いのですが、これは正常に動作しているという事で購入しました。キワモノ的に見られがちですがギターとして見ても良く出来ていてトップのフレイムメイプルはプリント物などではなく本物。裏面を見てもらえば分かりますが、いろいろ詰め込むものが多いのでザクリだらけ。フレッシャーのエフェクト内蔵ストラトもそうでしたが、セミアコの様なふくよかな音色です。確か製造はフジゲンだったと思います。鍵猫でもいっときムネやんに貸し出ししてライブで使ってました。昔ムーンライダースの鈴木慶一さんがライブで使ってましたね。
なんかフレッシャーばっかり紹介してますが、フレッシャーって安物イメージが強いですが意外といいギターも沢山作ってるんです。コレもそんなギターのひとつ。ぱっと見は普通のストラトですが、スルーネック構造になっています。とっても綺麗な状態でmoonかどこかのコンポーネンツギターの様な外観ですが、多分これはオリジナルではなく色々パーツが交換されているように思います。606の品番の物は本来ピックガードが無く黒いカバードのシングルP.U.なので、コレはひょっとしたら本体以外パーツを総とっかえされているのではないかと。。。そうだとしてもオリジナルより全然カッコいいのでよしとしてます。とても弾きやすくスルーネックのせいかサスティンもいいので、先のエフェクター内蔵ストラトの次に良く使うギターです。
久しぶりにギターをアップします。実はもう一本隠し持ってました。フレッシャーのエフェクター内蔵ギター、レスポールタイプのFL-1005です。最近入手したのでまだあまり弾いてみていないのですが、ボディはメイプルの単板削り出しなのだそうです。音の好みとしては先のストラトタイプの方が好みなのですが、グレードとしては品番からも分かる様に一つ上のグレードのです。ストラトはFS-1007の品番があったようです。何処がどう違うのか分かりませんが。。。他にファイヤーバードタイプもあったらしいです。。。とても綺麗な状態なのでガンガン使うには気が引けてずっとしまってあります。