ココ数日更新サボってましたが、
久しぶりに""極私的至高の名盤" で更新です。
仕事が立て込んでたのと、公私共々何だか凹まされる事が多くて、
年かな。。。最近凹みやすいっす。。。
え~。そんなことはさておきベースマガジンの最新号に
岡野ハジメ氏が在籍していた幻のインストバンドSPACE CIRCUSの名盤2枚が
紙ジャケで再発売されると紹介されているのを見て早速AMAZONで購入しました。
何十年も昔のアルバムなのにベタ褒めコメント付きなのですよ。コレが。
FANTASTIC ARRIVALの方はプラケースで再発された時に買って聴いていてはいたのですが、
FUNKY CARAVANは買いそびれてて、
この際、紙ジャケで揃えようと両方買いました。
で、買っといて良かった~! ベーマガのレビューには何にも書いてなかったんですが、
今回の再発にあたってメンバーの岡野氏と小川氏(ドラム)が立ち会いの元、
リマスタリングが施されている上に、
2枚ともにボーナストラックで当時のライブテイク(未発表曲も有る)が
2曲づつも加えられているじゃないですか!!!
こりゃもう素晴らしすぎる!
しかも岡野氏が当時を振りかえってのプロダクションノートを書き下ろしていたり、
小川氏との対談まであって、当時の機材状況、レコーディングの様子が手に取る様に分かります。
SPACE CIRCUSの音源を聴いた事がある人はお分かりかと思いますが、
めちゃめちゃバカテクなバンドなんですよ。なのに、
このプロダクションノートによると、ほとんどのリズムトラックはテイクワンで。
3~4日で全てを一気に録音されたものだそう。。。
あの、この当時ってパンチインとか出来ないから間違うとイチからやり直しの世界。。。
しかもこのアルバム聴いてるとほとんどの曲が10分くらいある長尺なんですけど。。。
怖え~~~~!
ベースを聴きたい人は間違いなくFUNKY CARAVANを聴いてください。
岡野氏のスラップ、ハーモニクス、ダブルストップ、変拍子を多用した超高速プレイの数々。
1曲目のAlibabaとかもう....スゴスギ。鳥肌モンもベースプレイが堪能出来ます。
FANTASTIC ARRIVALの方はプロダクションノートに岡野氏自身も語っていますが、
ベースの技巧よりもシンセやエフェクター、レコーディング全体に興味が行っていたようで、
ベースだけで無くギターシンセや、ペダルベースを使う等、
マルチプレイヤーぶりが発揮されたアルバムです。
のっけからキングギドラの光線みたいなシンセ音から始まりますし。。。
余談ですが、この冒頭の音、実家にあったエレクトーンで似た音出せたんですよ。
子供の頃よくそれで兄貴とキングギドラやぁ~!って遊んでました。
FUNKY CARAVAN は1978年。
FANTASTIC ARRIVAL は1979年の作品。
日本にも恐ろしいバンドがあったんです。
最後に岡野氏のプロダクションノートから、
『初のメンバー公認再発! もうヤフオクでアナログ盤に2万円払う必要はありません!』
だそうです。ベーシストは是非一度! 聴いてみてください!