IbanezのMCシリーズが大好きな私ですが…
その廉価版RBシリーズとなると、さすがにバリェーションが多過ぎて手を出すのは控えていました。
とは言えMCシリーズとの大きな違いはスルーネックかボルトオンか…ってくらいで、
電装系は殆ど同じ仕様だったかと思います。
これ迄振り返る事もないベースだったのですがコレは初めて見た。
僕が初めて手にしたMCでありかつフレットレスベース
MC2940に、
見た目クリソツのフレットレスベースRB861です。
全然知らなかったけどカタログを検索してみると
'86年のカタログに確かに載ってました。
ピックアップはibanezオリジナルの2ハム
コントロールはボリューム、バランサー、トレブル、ベースのブースト/カット
ブリッジはMCシリーズと同型の黒
コマの芋ネジが固着しかけてて回すのに苦労しましたが、
何とか回りました。(^^;;
指板はライン無しのローズウッド
縞模様が綺麗に出ています。 (-⊡ω⊡)
ヘッドは2/2のペグ配置
見えにくいですがロッドカバーにRordstarの刻印があります。
バックはこんな感じハッキリとボルトオンです。
今作るなら24フレまであるんだからヒールカットするなりすると思うんですが、
角いですね…(^^;;
MCはヘッド裏にシリアルナンバーがあるんですが、
RBはネックプレートにあります。
86年製の様です。 (-⊡ω⊡)
MC2940との2ショットを見てみましょう。
ボディトップを見る限りではブリッジやノブの色が違うだけで同じに見えます。
因みにボディの材は
MC2940がアッシュ
RB861はバスウッドとなってます。
バックを見るとボルトオン/スルーネックの違いが分かります。
唯一ヘッド形状がちょっと違います。
明るいところで見ると指板の材が違うのもよく分かります。
上のRB861はローズウッド
下のMC2940はエボニーになってます。
MC2940の中身も見た事無かったので、
開けてみました。
こっちがRB861
一部使ってるパーツが違ってましたがほぼ同じ仕様。
音の感じは同系統なんですが、
MC2940に比べ柔らかい印象…MC2940は輪郭がハッキリしてて硬い印象があるんですが、
RB861はボルトオンにローズウッド指板の影響か
柔らかいフワッとした音色です。
どちらかと言うと…RB861の音色の方が好みですね…(^^;;
発売当時の定価はMC2940は140000円
RB861は80000円と60000円も差があったのですが、
80年代のいい時代に作られているベースなので材もそう悪い訳もないだろうし。
ちゃんとメンテしてやればポテンシャルは高いと思いました。
'88年のカタログにはもう載って無いので、1~2年の僅かな製造期間だったかと思います。
でもイバニーズのフレットレス使うならMC買うだろうから、
殆ど売れなかったと想像出来ます。
廉価版ゆえ、その後の扱いも悪くコンディションの良い個体も少ないのでしょうが、
隠れた名機かも… (-⊡ω⊡) 見つけたら買いかも知れませんね。(^.^)