先日、子供ちゃんと学校の授業の話しをしていました。
「こんな難しい数学とか大人になって使わないよね」
確かに、小学生、中学生・・・かなり難しいお勉強をしていますね。
えらいなぁ~。
私達も子供の頃こんなの習ってたのかな?
「でも、私達の身体の動きは数学とかで説明できるんだよ」なんて話をしていました。
人の身体は「てこの原理」で動いています。
骨、骨格筋、関節からなる「てこ」は四肢と全身の動作の大部分、日常生活活動に特有の動作は地面、物体、他の人に対して力を発揮するために骨格の「てこ」を介して行われています。
小学校で習ったけど、「てこ」って?
◆てこ・・・中心点の周りを回転することが可能な剛体、半剛体。
作用が中心点を通らない力がてこに加えられた時に、てこは中心点の周りを回転します。
てこは回転を妨げようとする物体に対して力を発揮するんです。
◆支点・・・てこがその周りを回転する中心点。
◆モーメントアーム(レバーアーム・フォースアーム・トルクアーム)・・・支点から力の作用線に降ろした垂線の距離。
◆トルク(モーメント)・・・支点を中心として物体を回転させようとする力の大きさ。
「力の大きさXモーメントアームの長さ」により算出されます。
◆筋長力・・・筋が電気化学的に刺激されて短縮する時、筋の両端で発生する力のことです。
◆抗力・・・重力、慣性、摩擦などの要因による、筋の収縮を妨げようとする力のことです。
①第一のてこ・・・加えられた力と抗力が支点を挟んで反対側に作用するてこ。
抵抗に対する肘の伸展。
機械的有効性=筋張力のモーメントアーム÷抗力のモーメントアーム=5cm÷40cm=0.125で1.0よりも小さいので一般的には不利ですね。
筋張力と抗力が支点を挟んで反対側に作用しているので、これは第一のてこ。
身近には・・くぎ抜き、洋はさみ、缶切り、ラジオペンチ等
②第二のてこ・・・加えられた力と抗力が支点から見て同じ側に作用し、抗力のモーメントアームが加えられた力のモーメントアームより短く、機械的有効性が1.0を超えるてこ。
このてこの例は、ヒラメ筋と腓腹筋を収縮させ、立っている人が母指球を支点に背伸びする際に見られます。
機械的有効性が大きいため、身体が静止しているとき、または一定のスピードで上昇しているとき、筋によって加えられる力は抗力(体重)よりも小さいです。
爪先立ちした時のような、抵抗に対する底屈時の足。
身体を持ち上げるとき、母指球(親指と土踏まずの間にある盛り上がった所)が足の回転の支点となります。
筋張力のモーメントアームは抗力のモーメントアームより大きいので、筋張力は抗力より小さくなります。
身近では・・栓抜き、くるみ割り器、穴あけパンチ、空き缶つぶし器
③第三のてこ・・・加えられた力と抗力が支点から見て同じ側に作用するが、抗力のモーメントアームが加えられた力のモーメントアームより長く、機械的有効性が1,0より小さいてこ。
機械的有効性が小さいから、筋は抗力よりも大きな力を発揮しなければならないのです。
アームカール中の前腕。
筋長力のモーメントアームは効力のモーメントアームより小さいので、筋張力は抗力より大きくないといけないです。
身近では・・ピンセット、トング、手持ち式のホッチキス、箸、和鋏
身近でいつも見ている物や、身体の動き。
よぉ~く考えると物理・力学・・・。
お勉強も大切ですね。
『姿勢改善を通じて夢を応援する』
ストレッチインストラクターmika
☆新メニューができました(紹介不要)
姿勢工房ストレッチングオフィスは、15年以上完全紹介制(紹介があるかたのみ受付)で営業してきました。
ホームページ等をご覧になられて、紹介が無いんだけど何とかなりませんか?というお問い合わせを多数頂くようになりましたので、平成27年4月からご紹介の無い方向けのメニューをご用意しました。
・詳しくはコチラ
☆募集中です
・企業様・団体様向け講演
・姿勢改善技術を覚えませんか?(初めての方向け)
☆姿勢工房ホームページ
・姿勢工房ストレッチングオフィス
☆姿勢工房のスタイル
・姿勢工房では、勘で姿勢改善を行う事はありません。プロトレーナー・プロインストラクターとしての誇りを持って、物理学(力学)解剖学 運動学で徹底的に論理的に考察する事が姿勢工房のスタイルです。
・姿勢工房では、これまでも、これからも健康食品、健康器具などの商品販売は一切行いません。姿勢改善技術の追求に誰にも負けない努力を続け、純粋に姿勢改善ストレッチ・エクササイズのみを用いて姿勢改善を行う事が姿勢工房のスタイルです。
「こんな難しい数学とか大人になって使わないよね」
確かに、小学生、中学生・・・かなり難しいお勉強をしていますね。
えらいなぁ~。
私達も子供の頃こんなの習ってたのかな?
「でも、私達の身体の動きは数学とかで説明できるんだよ」なんて話をしていました。
人の身体は「てこの原理」で動いています。
骨、骨格筋、関節からなる「てこ」は四肢と全身の動作の大部分、日常生活活動に特有の動作は地面、物体、他の人に対して力を発揮するために骨格の「てこ」を介して行われています。
小学校で習ったけど、「てこ」って?
◆てこ・・・中心点の周りを回転することが可能な剛体、半剛体。
作用が中心点を通らない力がてこに加えられた時に、てこは中心点の周りを回転します。
てこは回転を妨げようとする物体に対して力を発揮するんです。
◆支点・・・てこがその周りを回転する中心点。
◆モーメントアーム(レバーアーム・フォースアーム・トルクアーム)・・・支点から力の作用線に降ろした垂線の距離。
◆トルク(モーメント)・・・支点を中心として物体を回転させようとする力の大きさ。
「力の大きさXモーメントアームの長さ」により算出されます。
◆筋長力・・・筋が電気化学的に刺激されて短縮する時、筋の両端で発生する力のことです。
◆抗力・・・重力、慣性、摩擦などの要因による、筋の収縮を妨げようとする力のことです。
①第一のてこ・・・加えられた力と抗力が支点を挟んで反対側に作用するてこ。
抵抗に対する肘の伸展。
機械的有効性=筋張力のモーメントアーム÷抗力のモーメントアーム=5cm÷40cm=0.125で1.0よりも小さいので一般的には不利ですね。
筋張力と抗力が支点を挟んで反対側に作用しているので、これは第一のてこ。
身近には・・くぎ抜き、洋はさみ、缶切り、ラジオペンチ等
②第二のてこ・・・加えられた力と抗力が支点から見て同じ側に作用し、抗力のモーメントアームが加えられた力のモーメントアームより短く、機械的有効性が1.0を超えるてこ。
このてこの例は、ヒラメ筋と腓腹筋を収縮させ、立っている人が母指球を支点に背伸びする際に見られます。
機械的有効性が大きいため、身体が静止しているとき、または一定のスピードで上昇しているとき、筋によって加えられる力は抗力(体重)よりも小さいです。
爪先立ちした時のような、抵抗に対する底屈時の足。
身体を持ち上げるとき、母指球(親指と土踏まずの間にある盛り上がった所)が足の回転の支点となります。
筋張力のモーメントアームは抗力のモーメントアームより大きいので、筋張力は抗力より小さくなります。
身近では・・栓抜き、くるみ割り器、穴あけパンチ、空き缶つぶし器
③第三のてこ・・・加えられた力と抗力が支点から見て同じ側に作用するが、抗力のモーメントアームが加えられた力のモーメントアームより長く、機械的有効性が1,0より小さいてこ。
機械的有効性が小さいから、筋は抗力よりも大きな力を発揮しなければならないのです。
アームカール中の前腕。
筋長力のモーメントアームは効力のモーメントアームより小さいので、筋張力は抗力より大きくないといけないです。
身近では・・ピンセット、トング、手持ち式のホッチキス、箸、和鋏
身近でいつも見ている物や、身体の動き。
よぉ~く考えると物理・力学・・・。
お勉強も大切ですね。
『姿勢改善を通じて夢を応援する』
ストレッチインストラクターmika
☆新メニューができました(紹介不要)
姿勢工房ストレッチングオフィスは、15年以上完全紹介制(紹介があるかたのみ受付)で営業してきました。
ホームページ等をご覧になられて、紹介が無いんだけど何とかなりませんか?というお問い合わせを多数頂くようになりましたので、平成27年4月からご紹介の無い方向けのメニューをご用意しました。
・詳しくはコチラ
☆募集中です
・企業様・団体様向け講演
・姿勢改善技術を覚えませんか?(初めての方向け)
☆姿勢工房ホームページ
・姿勢工房ストレッチングオフィス
☆姿勢工房のスタイル
・姿勢工房では、勘で姿勢改善を行う事はありません。プロトレーナー・プロインストラクターとしての誇りを持って、物理学(力学)解剖学 運動学で徹底的に論理的に考察する事が姿勢工房のスタイルです。
・姿勢工房では、これまでも、これからも健康食品、健康器具などの商品販売は一切行いません。姿勢改善技術の追求に誰にも負けない努力を続け、純粋に姿勢改善ストレッチ・エクササイズのみを用いて姿勢改善を行う事が姿勢工房のスタイルです。