【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

ハケンのヒトたち

2009-01-03 06:38:09 | フリーターとかニートとか格差とか
ハケンのヒトたちってムチャ指示に弱いよね。。
突然アレやってこれやって、っていうと、「聞いてません」とか。。(アタリメーだよ、今はじめて言ったんだから!)


あるいは、「聞いてません」よりはまだ良いんだけど、「今やってる仕事とどっち優先なんですか!」とか。。(そんなの自分で考えてくれよ~)

弱いっつーか、すぐキレるっていうか、すぐ辞めるっていうか。。


現場がさ、ハケンに求めるのって、そういう指示に柔軟に対応してもらえる人材だよね。
まるでムチャぶりするとこっちが悪いような罪悪感があるけど、ハケンなんて指示されてナンボでしょ。現場で、計画的な作業指示なんて望むほうが間違いでしょ。


ハケンってさ、自分がヒマなときそれを隠すからな。。自分の空き状況を正直に申告してくれると、ホント助かる、っていうか、ちゃんとホウレンソウできてるヒトに対して、現場はムチャ指示はしないんじゃないの?


ここでいう「ハケン」っていうのはオイラがつきあいのある、いわゆる「オフィス」で補助業務をやってるヒトたちのことね。
昨今、報道で話題になっているハケンとはちょっと違うかもしんない。

今、ハケン切りとかいって世の中がハケンに対して風向きが変わりつつあるみたいでさ、ハケン側のユニオンも団結して行動してるみたいだけど。。

ハケン要員のダークサイドである「すぐキレる」「すぐふてくされる」「すぐ休んで仕事に穴を開ける」「すぐ辞める」とか、そういうネガティブな側面ってマスコミでちゃんと晒されてんのかなあ?

画一的なバッシング

2008-12-29 18:12:22 | フリーターとかニートとか格差とか
ハケンやフリーターに対するバッシング(たとえばこれ)ってさあ、画一的にすぎるような気がして。。

そういう人種って、もっと細かい層に分けられると思うんだけどね。

・ホワイトカラーの正社員、上場企業
=>便宜上、ヒエラルキー的にここをトップとすると

↓理系っぽい仕事(いわゆる「モノヅクリ」?)の正社員、上場企業
↓ホワイトカラーの正社員、中小零細企業
↓ブルーカラーの正社員、上場企業
↓ホワイトカラー的な動きをするフリーランサー
↓理系っぽい仕事(いわゆる「モノヅクリ」?)の正社員、中小零細企業
↓理系っぽい仕事(いわゆる「モノヅクリ」?)のフリーランサー
↓ブルーカラーの正社員、中小零細企業
↓ハケン(期間)単調労働者
↓日雇い単調労働者


「理系っぽい仕事」とブルーカラーは、同じノータイ族でもまっっったくヒエラルキーが異なる。


かつてのパイオニアであった、今名を成している社長ってのは誰もが、最初はフリーランサーから始まっている。
つまり、一旦ヒエラルキーを下げることを、いとわないというか。
下げる勇気を持つというかね。

フリーランサーからはい上がってゆくヒトもいるが、99%は社会の下層の泥沼に足をとられ、やがてそのままそこが心地よくなり、そこに留まる。。(安部公房の「砂の女」みたいな。。)
その泥沼がどれほど底なしかということを、知らない。


さて、以下はどういう立場になるか? ヒエラルキー的に、どのぐらいの位置だろうか。
・職人(フリー)
・ゲージツ家(フリー)
・芸能人
・スポーツ選手
・芸能人(古典)
・ライター系(フリー)※作家含む

これらを上にあてはめていく議論はオモシロそうだけど、ゼッタイに、日雇いや期間労働者よりはヒエラルキーは高そうだ。結局同じ穴のムジナなのにさ。。

そして、もしかしたらこの現代では、芸能人がもっともヒエラルキーが上かもしれないね。
そのことについてはムカシ、書いた。

ライターってのは、ほとんどフリーターなのにも関わらず、イメージとしてはホワイトカラーと同じような位置づけになっている。アタマを使う労働だからかな。

だからさ、同じ「フリー」をやるのならば、出来る限り外面のよい、印象のよい仕事を選んだほうがいいよね。

仕事はね、ある程度は選べるよ、はっきりいって。

世間的に誤解があるのは、そういうフリーランサーって才能という絶対的なモノが必要だと思われてるでしょ?
でもそれがそもそも間違いであってさ、フリーランサーに必要なのは、その職業にゼッタイに就きたいという強い意志と継続的努力でどうとでもなるから。


それは、それで問題だけどね。才能がないのに、その仕事(たとえば、センスが要求されるような)をされちゃこっちも困るというか。。

なるべき人間がその仕事に就かずに、ただなりたいと願う人間ばかりのギョーカイになっちゃったら、そのギョーカイは廃れてゆくと思うけど。

バイトくんはバイトくん

2008-12-09 05:19:39 | フリーターとかニートとか格差とか
聞くところでは、世の中のバイトくんたちのモチベーションが上がっていかないらしいが。。

ヤツらに店を任せるとかして、責任を与えてやったら、それを意気に感じて仕事をやるようになるかっつーと、そうじゃないっしょ。

責任を与えてやったら逃げ出すだろ。だから、アブナっかしくしょーがないから、やらせないんだよ。

そのときそのときの環境に順応してさ、どんな状況でも一生懸命やる(やれる)ヤツが評価され、抜擢される。

そんなの、いつの時代も変わらんよ。


いつまでもくすぶってたり、すぐやめちまったり、そういうヤツってのは「そこ」にいるのがふさわしい。「適材適所」ってヤツね。

日本はまだ幸いにも、能力もなく、ふてくされて「自分はこんなもんじゃない」と根拠もなく信じて疑ってないヤツに対しても時給800円の仕事はある。

でも、もうすぐなくなるかもしれんよ。

ハケンがすぐ辞めるのは企業側も悪いだろ、当然

2008-10-21 05:28:54 | フリーターとかニートとか格差とか
企業は、ハケンを安くてすぐにクビを切れる、さらに単調労働や雑務を押し付けられる人材である、と考えてんだからさ、逆に、ハケンさんから「見切られる」確率も高いんだってことを考えといたほうがいいと思うんだけど。。

考えてないのかね? そういう労働者のための環境を整備して「長くいてもらう」という姿勢を見せる気はないのかね?

考えてないのだとしたら、不思議でしょうがない。高飛車だとしかいいようがない。

つい最近まで、ハケンとかそういう期間労働者のワガママさ加減ばかりがクローズアップされていたような気がするけど、実はもっともジャイアンなのは雇う側、企業側なのだということを、アタリマエのことだからみな話題にしていないのかと思いきやそうではなかった。
皆本気で、雇う企業側は悪くないと信じ込んでいた。

なにが言いたいかというとね、ちょっとしたガマンすらせず、すぐにやめちゃう労働者がいるのは事実だが、その陰にはね、「相当な我慢を強いられたあげくに、短期間でやめざるを得ない」労働者が、ものすごくたくさんいるということ。
このニュアンスの違いがわかりますか?

どちらも、耐えられなくて自分から辞めていかざるを得ないから、雇う企業側は「すぐ辞めやがって」「仕事に穴あけやがって」と被害者ヅラできる。
企業はずーっと、そこに付け込んでのうのうとサクシュしてきたんだよ。

「はたらく」ってタイヘンじゃないの?

2008-10-06 05:30:13 | フリーターとかニートとか格差とか
イトイ新聞でさ、しばらく「はたらきたい」っていうキャンペーン張ってたから、いろんな意味で興味深く見てたけど。。

結局のところ、就職活動に携わってる学生とか、転職を考えてるけっこう若めの世代のヒトたちに「はたらくは楽しいことと見つけたり(いや、見つけなさい)」ということを言いたいらしい。

でも、
「はたらく」って、タイヘンなんだよ?

最近非正規雇用だの日雇いだのに対して「はたらく」機会を提供してあげて。。とかいう言説(タテマエ)を耳にするんだけど、そういう方々には、一度「機会」は提供されているのではないか? あるいは、そういうチャンスは一度ぐらいはなかったか? そのチャンスを「めんどくせー」とか「向いてない」とかそういう自分勝手な理由でゲットしなかっただけではないのか?

ホントにホントに、「雇用機会」のところでハネられてんのか? アンタたちは、と、いいたくなるんだよなあ。

そういう方々への「はたらく」機会っつったってどーせ正社員雇用というオブラートに包んだ単調労働なんだからさ、正社員雇用って結局「安い」んだから、そもそも非正規雇用におさまってるヤツらが続くわきゃないじゃんか。(しかも、中小企業だから福利厚生が充実してるとも限らんし、将来安泰なわけでもない)


一人で、かつ親のスネをかじって生きてゆくんだったら別にそれは構わん。その家族全体で疲弊してくれりゃそれでいい。

でもな。。子供2人ぐらいいる家庭がさ、絵に描いたような「中流」を維持するために、どれぐらい父親が大変かって、わかってんのか?
(オイラは、誰に向って叫んでいるのだろうか)

母親はいいよ、昨今、コドモの子育てをこなすだけで「大変だねえ」と同情されるんだから。

父親が、中流を維持するために(この現代社会で)どれほどすり減っているかわかってんのかよ、と、オイラは声を大にして言いたいのだが、どこに言えばいいのかわからなくてブログとか、これじゃない本来の日記とかに、書いている。

世のママさんはよく、「やりたいことをやれない」「主婦だってエンジョイしたい」とか軽くのたまうけどな、やりたいことをホントにやれてないのは今の時代パパさんたちじゃないのかねえ?

朝もはよから会社に行って、遅く帰ってくる間に、外で遊び呆けてるとでも思っているのだろうか?

秋葉原発「25歳派遣社員」

2008-09-02 05:40:16 | フリーターとかニートとか格差とか
「25歳派遣社員」(秋葉原の通り魔のこと)で悪かったな!
オイラは確かにそういう時代があった。。

でもオイラは別にその頃、通り魔しようとも思わなかった。若干無気力ではあったが。。ふつうに生きていた。

ムカシの神戸のサカキバラセイトのときみたいに、「14歳」ってだけで同じようにカテゴライズされてムカついてた、同じ時期の14歳たちの気持ちがわかったような気がした。


あの頃は今よりもっともっと、男子のエンジニア派遣は珍しかった。
いや、訂正。オイラの最初の派遣は、たまたま派遣先がIT系だっただけでエンジニア派遣ではない。

つまり。。オイラは「ハケンのにいちゃん」だったわけだ。もしかしたらエンジニア派遣よりももっと珍しかったのではないだろうか?
25歳大卒で一般的な「就職」をしていないのも珍しかった。かといって夢を追っているわけでもなく。。

あの頃、オイラの周辺の「ハケンのにいちゃん」は、「なんちゃって」夢を追ってるヤツが多かったなあ。カネがたまったら契約切って外国いって、また戻ってきて仕事探して、みたいな。。
要はフリーターと同じ感覚。でも、バイトよりカネがいいからさ、ハケンのほうが。

そういうヤツってみんなアヤしかった。はかったかのように皆同じような、プチ長髪でさ。。今でいう、みんながちょっと茶髪にしている状態と同じかな。

完全な、ふっきれた長髪なわけでもなく。
外国に永住するわけでもなく。

だから、世の中のハケンに対する印象も悪かった。今よりも。

夢を追ってるヤツは、「髪を切って」会社に就職したヤツを見下し気味だったけど。。
あのころ夢を追っていたヤツらは今、何をしているのだろうか?
あのころ夢を追っていなかったオイラよりも今、幸せな生活をしているのか?

ヤツらが見下していた、マジメに就職したヒトたちよりも幸せな生活をしているのか?


オイラは、就職はしていないがまるでサラリーマンのようにネクタイをして企業へ出勤し。。(それは今でも変わらないけど)

社会人活動のスタートの頃からこのような、ちょっとズレた働き方をしていた。

オイラはその頃、夢を追ってるやつらと違って、世の中に対する上から目線はまったくなく、自分は単に就職できない人間だと思っていた。

「ハケンのにいちゃん」の前は24時間営業カラオケボックスで、夜から朝までバイトする筋金入りの「フリーター」だったから。

つまり、朝寝て夕方起きるような生活。そこから「ハケンのにいちゃん」として、朝起きて満員電車に揺られる生活になっただけでも、自身はすげえ成長だと思っていた。そして、自身はそこまでがいっぱいいっぱいだと思っていた。

実家に寄生せよ

2008-04-24 05:28:08 | フリーターとかニートとか格差とか
せっかく就職したとしてもすぐやめちゃう、ってのも、すごくわかるんだよね。オイラもすぐ「辞める」からさ。。(実際は「引き上げる」だけど)

でも、辞めるのは自己責任だからね。
それとさ、自身が下層労働に従事せざるをえないのであればそれはそれで運命だと思うんだけどね。
日給8000円で25日働いて¥200,000でしょ。実家があるんだったらどんどん寄生させてもらって(せめて親には頭下げろよ)十分じゃん、これで。

実家に寄生するっていうのがさ、否定的にとられがちだけど、これからは大家族で生きてゆくべきだと思うよ。そういう時代なんだ。

ムカシはそーだったじゃん! 1人あたりの居住面積を、どんどん狭めてゆくんだよ。
4人家族3LDKとか一軒家とかが「夢」という時代にまた戻ってゆくのかもね。


実家にいるからって「自立」できてねーのか? オイラはムカシのヒトたちのほうが自立できていなかった面もあると思うぞ。

格差社会2

2008-04-23 05:31:05 | フリーターとかニートとか格差とか


ずいぶん前に格差社会について書いたんだけど、少し引っかかっててね。。

「能力主義」ってやつにね。能力があるヤツは社会的地位を得、カネも得ることができる。能力がないヤツは、野垂れ死にしろっていってるわけじゃなくて福祉政策で「健康で文化的な最低限度の生活」を保障すればいい、みたいなことを書いた(はず)。

「能力のないヤツ」って表現は、よくないなあと。「才能+自身の維持管理能力の総合評価」だな。

「才能+自身の維持管理能力の総合評価」

仮に「才能」というものがあったってそいつを維持する能力がないヤツは「能力」があるとはいえない。
そして、世の中のオイラ含めたほとんどの人間は「才能」はない。でも、努力、維持管理能力により、生きるための「能力」をつけることはできるよ。

で、「才能」もありつつ維持管理能力もあるヤツが大金持ちになるんだったらそれに対して嫉妬はしないよ、別に。
才能があって維持管理能力があるヤツと才能がなくて維持管理能力もない人間の「格差」が広がるのはあたりめーだろ、って感じ。

下層に落ちてった人間はどんどん生活保護うけりゃいーじゃん。ただね、そこには明確なインフラ格差をつけるべきだと思うよ。公共インフラを一部、使えないとかさ。ヒトの目がキビしくなるとかさ。

そこからはいあがる「自由」がありゃ、それでいいんだよ。皿洗いのバイトでも、2年続ければ復活の道が見えてくる、とかさ。
一発逆転を狙ってギラギラしちゃうより、努力を続ければ行政がそれに応えてくれる、っていう行政とオイラたちとの信頼関係ができればねえ。。

生活保護、下層

2008-04-22 05:24:22 | フリーターとかニートとか格差とか
行政のヤツらに、何を考えてほしいかというと、生活保護とかで「なんだ、働かなくてもいきてゆけんじゃん」と、ますます怠惰にさせてしまうんじゃなくてね。

確かに、働かなければ生きてゆけないのは事実なんだけど、その状態を軽く苦痛であると思わせる何かを、施策として打ってほしいのね。
苦痛でかつ、ここからはいあがっていこう、とがんばらせる何か、ね。それを考えるのが行政の役人だろ。時間だけはたっぷりあるんだろうから。

生活保護は渡すけど、今住んでるアパートは追い出すとか。生活保護だけの都営住宅を別途つくってそこに住まわすとか。
実家に戻す、ってのは、いいと思うよ。いや、実家に寄生さすのが本来の姿だと思う。行政の代わりに親が面倒をみるということでしょ。


才能とか、世の中を渡ってゆく能力がなくとも、愚直に努力を継続していける人間は、報われてほしいんだよね。

逆に、クリエイティビティを瞬間的にのみ発揮できるが、続かないヤツ、間違った選民意識を持っちゃってるヤツは下層まで落ちてこいよ、と言いたい。とことんね。

そしてそういうヤツが「努力を継続することこそ仕事なんだ」と思わざるを得ない生活を仕向けてほしいね。下層では。

フリーターとかニートとかに対するややキビシめの意見 のつづき

2008-02-28 05:32:41 | フリーターとかニートとか格差とか
オイラはいつでも具体論を書きたいんだけど、たとえば月15万稼げるんだったら、それを楽観的に考えてさ、その収入をキープする努力をしようよ。イヤだからってすぐ辞めないでさ。

そして、それに見合う生活をするんだよ。
たとえば、交通費全額支給のところで働くことにして、遠いところの風呂ナシに引っ越すとかさ。
そういうところだったら家賃安いだろうから、3万ぐらいで借りれるでしょ。
通勤は1.5時間ぐらいだったらガマンしなよ。その時間、古本買って読書するとかしてさ。

で、風呂は2日に1回で十分でしょ。銭湯って今、1回400円ぐらい?(てきとーだけど)月15回行って¥6,000。

全然、生きれるじゃない。
「いや!」と各論を挙げつらって反論する前に、まず「生きれるじゃん!」から始めろよって。楽観的に。

大事なのは、まず収入をキープすることだ。つまり、継続だよ。最低限のライフサイクルをつくること。起きて、仕事行って、帰ってきて、自炊して(自炊は必須!!)、寝て、起きて。。
そのライフサイクルに慣れたら、その中で「何をしていると楽しいか」を見つけること。
それは、実現可能範囲の中で見つけないといけない。いきなり「車がほしい」とか「旅行」したい、とか余計な夢想をしないこと。
それを見つけられたら、ライフサイクルをそれ中心に回すんだよ。そうするとね、ライフサイクルが「正」のスパイラルに変わってくるから。そうなったらしめたもんだよ。
事態は徐々に好転していって、風呂ナシから風呂アリに引っ越すぐらいは、いける。

でも、そこに至るまでは、少なくとも1年は同一の月収をキープしないとダメだよね。

このハナシを「夢見事」と考えるヤツはその時点でダメだよな。そういうヤツに限って、そういう生活基盤を飛び越えてもっと夢見事してるし。(さっき書いた「旅行したい」とか)


実家だったらその境遇を最大限活かして。家とメシが保証されてんだったらそれにしがみつけよ。
親から出てけ、といわれてもしがみつくべきだ。


オイラが「そういうヒトたち」に言いたいのはさ、とにかく身の丈にあった生活の基盤をつくることがまず、大事なのに、いきなりそこを飛び越えようとしてないか? ということなんだよね。
そして、こつこつと継続することがものすごく軽視されてきている。

そこには「ゆとり教育」が大いに関係しているとニラんでいる。ほとんどの人間は庶民に過ぎないのに、「あなたはオンリーワン」とかいって持ち上げられちゃって、無用なプライドを植えつけられてゆく。そのプライドにより自ら勝手に世の中を生きずらくしている。

フリーターだのニートだの下層社会だのを「擁護しない派」のヒトたちは、「テメーらが勝手に世の中を生きずらくしてんだろ」と言いたいんだよね。くだらないプライドを捨てて身の丈(あるいは「器」)にあった生活をしろ、と。

たった一昔前は、ほとんどの「庶民」は身の丈にあった質素な暮らしをしていた。その「質素」とは、現代社会においては「ビンボー」といってもいいぐらいだ。
だから、そこに戻れってことでしょ。