【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

結託していいようにやられちゃう

2013-08-30 18:56:40 | IT土方(外注という立場について)
ま、以前書いたであろうネタではあるのだが。。


とあるパートナー会社(下請けSIer)が、とあるプライムベンダーと、そのベンダのお客さんの企業の情シス部門と、どっちにも人を送り込んでるわけだよねえ。

そすっと、PJの進捗会でさ、プライムベンダと顧客の会議のはずが、同じ会社の社員同士で「茶番」をやってるわけだ。

すっごくしらじらしいのね。
たまに、プライムベンダー側も、顧客側も、プロパが欠席して「勝手にやっといて」ってことになって。。逆に勝手に進めてくれることを望んでたりする。ダメだよなあ、それじゃ。

要件定義とか、いいようにやられちゃうんだよ。

茶番

2009-02-26 05:53:42 | IT土方(外注という立場について)
前にも書いた「ごっこ」のハナシ。。

SIer同士がシステム設計の打ち合わせで喧々囂々の議論をしている。
名の通った企業が複数集まっている。
が、そこに、「プロパ」はひとりもいない。なんてことは日常茶飯事。

みんなその会社の名刺を持たされているだけの外注。

そして、相対して議論している別会社のようにみえて、実は同じ会社。。
なんてこともありがち。
つまり、APのA社とインフラのB社で議論しているように見えるが、実はどっちも正体は外注のC社、と。

もしかして、こういう、このギョーカイに棲息している僕らにしてみたらアタリマエのことを、知らないヒトも多いのかなあと思って、また書いてみた。

ハケンと外注の火花

2008-07-13 05:25:33 | IT土方(外注という立場について)
なんかカンチガイしていた「ハケンのおねえさん」のハナシ。

そのヒトは、朝も早よからかいがいしく働いていた。「自発的に」ね。居室の、花瓶の水を入れ替えるだとか、皆が出勤する前に机を雑巾でふいておくとか、行き先ボードの日付を修正するとか(細かい!)。。

オイラも、けっこう早く現場に出勤するほうなので、その「おねえさん」の動きを客観的にながめていた。で、だんだん悪いなあと思うようになってきてさ。。孤独に朝のおつとめをしてらっしゃるから。
まず、自分の机のまわりは、そのヒトの手をわずらわせないようにキレイにするようにしたのね。だんだんと。

で、次に、あんまり親しくなかったんだけど、オイラ的には勇気を振り絞って声をかけたわけ。「おかげで仕事場がキレイになって仕事もはかどります。助かります」みたいなことを、言ったかな。

そしたら、そのオイラのコトバにカチンときたんだろうなあこのヒトは。表情を変えて、「だったら手伝ってください」みたいなことを、言われた。
アンタ(つまりオイラ)も早くきてんだからこのアタシが「かいがいしく」働いてることぐらいわかってるでしょ、と。。

ヒトリよがりだよねえ。。なんか、哀れだなあ、と。最初はこっちもカチンときたんだけど。


このハナシでオイラが何を言いたいか、といえば、ひとこと。「ヒトには役割がある」ということ。
オイラは、その現場に、何をしに行っていたか? オイラは、雑巾かけをしてその現場に貢献するのか? その現場にはトイレ掃除のオバサンもいて、そのヒトなりに、そのフィールドで、その現場に貢献している。

オイラは、とある技術的作業を「請われて」その現場に常駐している。だから、その技術的作業を全力でやる義務がある。
そして、ハケンのおねえさんはハケンのおねえさんでやることがある。それは、彼女らは認めたくないのかもしれないが「補助的業務」だ。彼女らは認識していないのかもしれないが、ハケン会社とその現場でそういう契約がなされている。
そして、そういう仕事は、現場の指示のもとで働くのだから、別に朝もはよからかいがいしく雑巾がけすることはないのだ。(そういう指示があったのであれば別だが)

すごくそのおねえさんの自己満足行為にすぎないような気がしたんだよなあ。

かいがいしく働いていたのは、「オマエも手伝えよ」っていうアピールだったのか?
まァ派遣先で長く働かせてもらうため(あるいは正規雇用してもらうため)のアピールだっていうのはわかるのだが。。だから、オイラはハケンのヒトたちと同じ外注だから、オイラにはアピールしても意味がない、という冷静な判断がはたらくんだろうね。

オイラたちはビジネスパートナーとしてその常駐先と仕事してるわけだから、そういう、「アピールして云々」っていう計算はあんまり働かないんだよな。

オイラは、はためから見れば朝そのおねえさんを手伝わない冷たいヤツかもしれないけれど、ハケンのおねえさんは昼間、オイラの技術的作業を手伝ってはくれない。

だから、棲み分けしときゃいいじゃん。それをなんで「みんなで」って、いうかねえ。
じゃあ「みんなで」システム開発プロジェクトやろうよ。メンテナンスのおばちゃんもハケンのおねえさんも入り混じってさ。(悔しかったらやってみろって。。)


オイラは朝早くきて、メールチェックとかをこなして、始業時間からMAXで仕事に突入できるよう、準備していた。オイラにとって朝は重要な時間なんだ。
別にそんなこと、そのハケンのおねえさんにも、対外的にも、宣言する必要などない。オイラは生産性を上げるためにオイラのやり方で必死にそういうこと(朝早くくるのも含め)をやっているし、オイラがその集中が必要な時間帯に雑巾がけだのトイレ掃除したら、結果的に組織全体の生産性は下がるんだよ。

そんなことは一部のヒトたちには説明してもわからんのだ。

そもそも何のためにそこにいるのか?

2008-06-03 05:07:32 | IT土方(外注という立場について)
オイラみたいな外注とかハケンとかね、なんで「そこ」にいるのか、わかってるよね?
いわゆる「ホワイトカラー」が「やりたくねー」ことをやるためにそこにいるんだよ。
「やりたくねー」こととは、何か? それは「めんどくせー」ことに他ならない。ルーティンもそうだし、いわゆる「技術的なこと」もそう。

それを忘れてるヤツのいかに多いことか。ハケン会社の営業とかにそそのかされてなあ。自分を「ホワイトカラー」の一員だとカンチガイしてからに。


だから、上昇志向があるヤツは、発想が逆なんだよね。外注やハケンが「クリエイティブ」の香ばしいニオイがする仕事を丸投げされそうになったら「それは違うでしょう」「それは社員さんがやることでしょう(やれないの?アンタら)」と、突っ返すべきなんだよな。

仮面をかぶった仕事

2008-05-23 05:12:04 | IT土方(外注という立場について)
協力会社どうしで仮面をかぶったやりとりをするのが、「いとおかし」だよなあ。(ヒニクだけど)

こっちはSIerの外注として、上位SIerの仮面をかぶっている。
あっちは、顧客の情シス部門に常駐している顧客の情報システム子会社のさらに外注。
お互いに、なんとなく互いが外注同士だということを知っている。

あ、そういえば、ホントに同じ会社だっていうシチュエーションも、ずいぶんあったっけなあ。
そういうときはホントに、仮面だよね。自社では上司と部下の関係なのに、互いが「顧客」と「SIer」の仮面をかぶって、敬語で会話するような状況。

このギョーカイに長いヒトであればよくわかると思うんだけど。

「ビジネスマン」

2008-03-23 05:48:59 | IT土方(外注という立場について)
そもそも論として、オイラみたいなサラリーマンじゃねー人間がサラリーマン社会の中にいるところからして苦痛なわけでね。。

スーツにネクタイでびしっと決めてはいるものの。。

同じ苦労をしているフリーの人間はたくさんいらっしゃると思う。

でもオイラたちは、フリーではあるが「ビジネスマン」ではある。
サラリーマンと同じようにこの「ビジネス・シーン」を生きている。

サラリーマンらしからぬからといってビジネス・シーンで疎外されるかというと、実はそうでもない。(ということは最近知った)

ただし、外見は大事だ。個性を内に秘めておけばいいんだ。だからとりあえずでもいいからスーツに身を包む。「シーン」で浮いてしまって、余計な詮索とか評価とかされたくないから。スーツはオイラたちの「武装」ギアなのだ。


ところで、高給とりの、大手SIerのエンジニアたちは、どういう考え方で仕事しているのだろうか?
同じエンジニアでもフリーのオイラたちとはだいぶ違うような気がする。そもそもバリバリのサラリーマンだしね。

そして、中小零細のエンジニアで、実態はハケン会社で、常に客先常駐で自社に席なんかない、というヒトたちとオイラたちとの思考回路は似ているのだろう。

とにかく、現場にはすぐに適応しなければならない。人間関係も含めて。現行の資料を早急に読み込み、会議体に参加して顔を売り、課題をキャッチアップし。。
そういうところだけは進化してきたし、実はIT土方の、誇れるところだと思うわけね。そゆとこ、柔軟にしてないとこのギョーカイの最底辺層でうまく泳いでいけないから。


自分の縄張り、自社ではどんだけすげーのか知らないけど、客先常駐とかになるとてんでダメなエンジニアって、多いからね。ひとつは、「借りてきた猫」になるタイプと、自分の縄張りでの栄光を捨てきれないまま客先にいつづけて、つまらねーつまらねーとほざくタイプ。「オレはこんなところでくすぶっている人間じゃない!」(笑)と。

引き抜きというかなんというか

2008-03-11 05:30:27 | IT土方(外注という立場について)
客がさ、プロジェクトで中堅のSIerと仕事して、その後、そのシステムの安定運用を見届けるため、という名目で、常駐を依頼することがある。
「中堅」がポイントなのだが。。(大手だと常駐させらんない、高すぎて)

でもまあ実際は、プロジェクト参画メンバは本来、その後の運用なんてしたかないんだよね。
それをわかってるから、常駐させるという形で一定期間引き抜く。
しかも、けっこうな額でね。

この「引き抜き」のエンジニア側のメリットってのは、ふたつあってさ。
まず、「別な景色がみられる」ってことね。ビジネスマンとしていろんな会社を見ておくのは、いいことだ。
次に、「実はけっこうラク」ってこと。
そういう待遇で引き抜かれると、コキ使われない。

常駐SE費がけっこうもらえるからっつっても、そのエンジニアの給料にはなんら関係はねーからな。でも、ラクなのはいい。

さらに、カットオーバーされたシステムの初期運用のおもりだけじゃなくて、他システムの提案とかの仕事につなげてゆくことができる。エンジニア側の会社の上層部はもちろんそれを期待して送り込むわけだ。

客側はもちろん、システムに精通したヤツが自社に常駐するわけだから、初期運用が安心だよね。

などなど、このやりかたはそれなりに「WIN-WIN」な関係(笑)が築ける。

「偽装」請負

2008-02-19 05:30:22 | IT土方(外注という立場について)
ムカシさ、大手に常駐してると、名の通った会社で働いている! っていう酔った感じがあったよね。
。。あれ? この書き出しは記憶にある。。

ハケンとかは未だにそういうのが残っている、というハナシを書きたかったんだ、そのときは。

でもオトナになると「だからなんなの?」と。朝、その会社のビルに吸い込まれてゆくサラリーマンたちの一員になれるから、だから何?と。

逆にいうと、大手のヤツらの「ここで働かせてやってんだよオラァ」っていう差別感情がわかるようになってきたから。歳とるとさ。


自分が世界に名だたるA社で働いている、と。それをもし、誇るのであれば、その時点で今流行りの「偽装」だろ?
アンタね、そのA社の入館証をぶらさげて、ランチで街を闊歩したところで、それは「協力会社用」ですから!(最近みかけない波田陽区ふうに)

まさに「偽装請負」。(うまくまとまった)

時間にルーズなオイラたち

2008-02-18 05:28:58 | IT土方(外注という立場について)
最近、時間にルーズな現場と合わないね。体質というか。

と、いう意味では、客先常駐のほうがいい。

SIerの現場だと、夜遅いというエクスキューズがあるから朝ルーズになって。。
リーダもマネージャも朝こないし、何か言い訳してる。
自分がそうだから、メンバに対して「朝出てこいよ」と強くいえないし。。

もちろん、外注もそれにならう。外注にだけは「定時にきてください」じゃ示しがつかない。

でも、客先ではその、SIerの甘えはゆるされないっしょ。
客際に常駐してるSEは遅刻が多いような気がしないでもない。。

そういうところからエンジニアとかSIerに対する偏見が生まれるんだ。「ビジネスマンとして!」ってな。

朝がびっと決まっていると、自然、夜遅くなっていくことをある程度は回避できる。

そもそも論を大事にしたいんだよ。そもそもSIerもビジネスマンを目指す、っていう目標があるんだったら朝型を目指しなさいよ、ということ。

お膳立てしてくれる現場のほうが、長く続くのはアタリマエ

2008-02-12 05:57:25 | IT土方(外注という立場について)
お膳立て、といっても、いたれりつくせり、なんて誰も期待しちゃいない。
オイラたちが求めているのは、アタリマエのこと。

まず、道具(PC、入館証、ファイルサーバへのアクセス権、メアドetc)が準備されていること、あるいは、即座に準備されること。
次に、アサインがおおよそ決められていること。
次に、向う1週間ぐらいの、確認しておく資料、引継ぎスケジュールが明確になっていること。

願わくば、個人、あるいは自分が属するチームに対する長期的役割期待と短期的作業期待が明確になっていること。

つまり、言いたいのは放置されないことだね。

最初のお膳立てをしっかりしている現場はね、要員の稼動に無用な空きが生じることを、すごく怖れているということだよ。
それがどれぐらいの金銭的損失になるか、ということをよーく知っている。
だから、新しく入る要員の立ち上げを早めるというのは、SIerにとって死活問題なんだ。これほどまでに外注が増えてくると、ね。

やるべきことは、カンタンだ。要員が入ってきたときの立ち上げフロー、手順、担当を明確にしておくことだ。
「みんな忙しいから」と逃げたりしないで。
そこにリソースをつぎ込むことだ。

新規要員の最初の1ヶ月のケアの品質の良し悪しで、定着率はものすごく変わってくると思うぞ。