今朝、キッチンの出窓に置いてあるサボテンに小さな花が咲いているのに気づいた。
このサボテン、姪から株を分けてもらったときは小指の先ほどだったのが今ではゴルフボールくらいに成長している。サボテンというのは面白い。水をやらないでいると身を削って辛抱強く生き続けているが、いったん水や栄養剤をあげようものなら次の日は倍くらいに大きくなる。とてもけなげで正直である。
実はこれの前にも同じような小さなサボテンを栽培していたが、母が毎日水をやりすぎて枯らしてしまった。良かれと思って水をあげたのだろうが、ご存知のようにサボテンは水をやりすぎてはいけない。根腐れしてしまった。かわいそうなことをした。そのサボテンは自分が一人暮らしをしていた頃に買って、長く育てていたものだった。サボテンは人の心がわかるとかテレパシーを持っているとかいう俗説を信用して、人のようにと名前をあの有名なSF映画のヒロインからとって「レイチェル」と呼んでいた。しかしこのレイチェルは映画と違って短命だった。というより水責めの拷問に遭ったと言うべきか...。
それで今度の名前は元気がなによりということでちばてつやの漫画から「あかねちゃん」。まあ何にしても育てているものに花が咲くのは笑顔を見せてくれているような感じがする。