ニチモから発売されていた楽器のプラモデル。このミュージックシリーズはギターなどの弦楽器、ドラム、管楽器、ピアノといろんな楽器がラインアップされていた。今でも根強いファンが多く、たまにオークションに出品されると、その種類によってはとんでもない高値で取引されたりする。このサックスはドラムなどと同じく比較的安価で入手できる。
現在では食玩などですばらしい造形の楽器ミニチュアが多く存在するが、当時は手軽に入手できる唯一の楽器模型だった。このシリーズでは40年くらい前にエレキギターとトロンボーンを作ったことがある。弦楽器の造形は現在の楽器フィギュアには及ばないが、管楽器は完成後のオブジェとしてもかなりの出来栄えである。このサックスに関して言えば、音穴まわりの複雑な構造は組み立てキットのプラモデルなればこそ。(もしこれが完成品の大量生産品となるとこのあたりの構造が省略・簡略化されるだろう)
そして金メッキ仕様なのでそのまま組み立てるだけで塗装はほとんど必要なしというのもいい。塗装は指貝(指で押さえる部分)の白とマウスピース接続箇所(コルク部)のタンだけ。ただ唯一の難点はスタンドが安っぽいこと。本体の出来がいいだけにもったいない。スタンドだけ作りかえようかな。
実は1/24のサックスプレーヤーフィギュアを作ろうと企画していて、その参考資料にと作ってみた。
これまで多種多様なプラモデルを作ってきた。もう二度とお目にかかれないと思っていた絶版プラモも、うれしいことに現在ではそのほとんどをインターネットやオークションで見ることができる。先日、小学生の時に作った思い出深いマルサンの「驚異の人体」というプラモをオークションで見ることができた。
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