R&Rf Blog "The Ladder To The Stars"

ミニチュア製作を中心に日々感じたことをランダムに綴っていきます。

タクシードライバー トラヴィスの1/18チェッカーキャブ 1/18 TAXI DRIVER Travis’s NY checker Cab

2016-10-07 | 制作過程

 先般のタクシードライバー“トラヴィス”フィギュアを作る際にサンスターのNYチェッカーキャブをトラヴィス仕様に改造した。その時に作ったコンバージョンパーツとデカールをキットとして欲しがっている人に提供しようと思う。そこで今回は私の改造製作例を紹介する。

タクシードライバーのイエローキャブに興味を持たれるコレクターやモデラーの方は極めて稀だとは分かっているが、私自身が結構楽しんでリサーチし製作したので興味のある方のみご覧ください。

第1章 ステッカー類を剥がす。


 先ず用意するものとしてサンスターの1/18NYチェッカーキャブとコンバージョンパーツです。
内容:

1.スチールホイール(左前輪のみ)1
2.フード用パーツ(タクシー登録許可メダリオン)1
3.リアフェンダーガーニッシュ 2
4.ナンバープレート 2
5.屋根掲示灯 2
(パーツはすべて塗装済み)
6.デカール 1式

あらかじめボディに印刷されているステッカー類をはがしやすくするためにボディとシャーシ、ドア等をバラします。(ボンネットとトランクはそのままでよい。)

 ドアとボンネットにタンポ印刷されているステッカー類を溶剤を綿棒にしみこませてふき取っていきます。この際綿棒で軽くふき取りながら余計な溶剤はティシュで都度ふき取り溶剤が残らないよう気を付けます。下地の黄色を溶かさないように。コツコツ少しずつやっていけばきれいに文字だけふき取れるはずです。

このようにキレイに取れます。

ボンネットのリンゴマークまで取ります。

 ボンネットピンを取り除きます。



プラスチック部をえぐって取り除きます。


穴をパテ埋めします。


 ボンネット以外をラップでマスキングして塗装。


黄色と黄橙色を調合して近い色で塗ります。


 これでデカール前準備完了です。

第.2章 デカールを貼る。


デカールは湾曲部に貼る時はマークセッターやマークソフターを使うとよりキレイに貼れます。
(マークソフターを初めて使う人は少量ずつ使わないとデカールがヨレて縮んでしまうので要注意)

まずは簡単なドア部分から。


 デカールには一応直線でカットは入れてありますが、屋根やトランクの丸いデカールは丸く切り取るとよりキレイに貼れます。


トランクのデカールは先ず白のみ貼って乾いた後でその上に赤を貼ります。


 白の方が若干大きめですので白い縁取りになるように貼ります。

これでデカール貼付完了です。欲を言えばフロントやリアウインドウをマスキングしてクリア等と吹くとデカールが安定するでしょう。

第3章 パーツの取り付け

 左前輪を交換する。メッキホイールキャップのはめ込み部を裏から細いもので押し出してホイールキャップを外す。この部分は少量の接着剤が使ってあるので外れにくいかもしれない。
 窮屈で外しにくい時はギアやステアリング部をシャーシにネジ止め固定してある部分を外せばホイールが外れるので、ホイール部を単独で外してからホイールキャップを外す作業をした方がより楽かもしれない。



このようにホイールキャップが外れると中にホイール固定ネジがある。




ネジを外してキットのホイールと交換。このときタイヤを装着してネジ止めしてキャップをはめる。



シャーシ完成。ボディをネジ止め。

ボンネットのタクシー登録メダル(八角形のメダル)をリアフェンダーのサイドガーニッシュ屋根の掲示灯を瞬間接着剤で付ける。
位置は映画を参考にします。左右や前後を間違えないよう注意。これれのパーツは薄くて反りかえりやすいので しっかり押さえつけて接着します。

最後にナンバープレートを両面テープもしくはエポクリアー等の接着剤で接着して出来上がり。

デカールやパーツの設置位置は写真を参考にしてください。






 

 

 


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