コロナ禍の緊急事態宣言の解除後第2派に恐々としているうちに九州は豪雨災害という新たな厄災に被られている。これからもまだ予測し得ない未来が待ち構えているんだろう。ただただ新しいニュースが良いニュースであることを願うだけなのだが。
製作が一段落したので次回作を考えている。今回は自分の製作について振り返ってみよう。
小さい頃の親父の東京土産が東京タワーだったくらい高度成長の真只中で育ってきた世代。プラモデルの創世記から全盛期を体験しているのでその思いはハンパではない。ミニカーも興味の始まりは60年代にマッチボックスシリーズが流行していたころからのもの。
この世代の御多分に洩れず多感な頃に色んなものに興味を持ってきた。そして90年代のバブル崩壊で一息つくがいまだ心は子供の頃のままである。2000年を過ぎてガレージキットに関心を持ち始めた。であるから基本的に興味あるのはプラモデルやミニカーの付属のためのフィギュア製作である。
で最近1/12サイズの連作からこのサイズにあらためて興味を持ち始めた。
というのもミニカーに付属するフィギュアは私が作り始めた当時はあまり作る人も少なく種類が出回っていなかったせいもある。今や大手メーカーがフィギュア付きのミニカーを発売し始めた。そもそも自分の製作興味は一般発売されていないものというところにもあるので興味対象が少し変化してきたのだろう。
今までいろんな方から製作希望の意見を頂いてきた。ご意見をくださった方まことにありがとうございます。参考にならなかった意見はひとつもありませんでした。この場を借りて御礼申し上げます。
中にはトラック野郎のフィギュアとかのリクエストもありましたが、私自身この映画にあまり詳しくないので作るからには研究が必要です。それなりのモチベーションを持たないと頓挫しますからね。しかし最近「仁義なき戦い」を久しぶりに見る機会があって、菅原文太の顔に興味を持ったのは事実です。
私はホラー物やグロテスクなものは嫌いです。だからリアルとはいっても血のりや切り傷の表現は極力控えております。私は雰囲気やポーズを重視して、見る人の想像力に頼ることにしています。そして作るキャラクターの性格も大切です。いくらカッコ良くても、性格上あるいは物語上こういうポーズはしないだろうというのは避けています。製作する皆さんはそれぞれのモチベーションで製作されていると思いますので、もちろん自分以外の価値観を否定するものではありません。
ただ完成物を長く眺めていただくにはそういうことにつながっていくのでは、そういう目で自作を見ていただきたいと思っているだけです。
最後にホラー物は嫌いと書きましたが唯一「エクソシスト」(EXORCIST 1973)だけは映画として大好きです。私はこの作品はカラス神父の心理葛藤の物語として観るととても面白いと思います。フィギュアを作るとしたらリーガンより断然カラス神父ですね(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます