3月9日(土)に善福寺公園の子ども広場で「善福寺公園防災デイキャンプ」が開催されました。
「防災について遊びながら学ぼう!」というテーマに沿った5つのブースが出店。
「杉並どうぶつ相談員」は初参加のイベントです。
<杉並どうぶつ相談員のブースのテーマ>
★ペットの災害対策とマナーアップ
〜災害時に大切なペットを守るために飼い主ができること〜
青空が広がる天候に恵まれたものの、テントが飛ばされるほどの強風が吹く日。
どうぶつ相談員のブースでは安全のために防災関連の展示を縮小し、
「動物クイズ」などの催し物とパンフレットの配布を中心に活動してきました。
イベントの開場から間もなく、寒さに負けず
多くの家族連れや犬の散歩中の人が遊びに来てくれました。
マスコット係として参加のどうぶつ相談員の愛犬・さくらちゃん(柴犬)が、
来場者はもちろん他のブースの消防士やボランティアの方にも大人気!
ヘルメット型の帽子をかぶって防災の大切さをアピールする姿は注目の的でした。
「動物クイズ」は、動物の赤ちゃんの写真から成長した姿を想像して名前を当てるゲームです。
「クイズをやる人〜?」というどうぶつ相談員の声かけに、
子どもたちが元気よく「はーい!」と手を上げて集まりました。
正解率が高かったのは動物園で人気のペンギンやパンダ。
知名度が低いマレーバクは大人でも当てるのが難しかったようです。
子どもには保護者やどうぶつ相談員がヒントを出してサポートする一方、
大人が間違えたサイを3歳が当て、博識ぶりに驚かされる一幕もありました。
サナギの写真を見てアゲハチョウと即答した小学2年生は、
自分で飼育していたからわかったとか。
幼虫の世話をして羽化まで見届けた経験は適正飼養にもつながるのではないでしょうか。
(オレンジ色のベストが相談員です)
来場者が選べる記念品の「動物シール」はウサギの人気が高く、
次いで跳んでいる猫、ミニチュア・ダックスフンドやトイ・プードルなどの犬。
シールを選ぶ際に「うちの犬と同じ」と喜ぶ子どももいました。
一目でわかるかわいらしさや身近にいる動物に惹かれる方が多いようです。
相談コーナーでは、動物の災害対策について質問されました。
区内の避難所では動物を受け入れるが人間が優先になること、
同行避難に必要なクレートやキャリーバッグは各自が揃えること、
自宅が安全であれば在宅避難という方法があることなどを伝え、
詳しいことは保健所や防災課への問い合わせを案内。
自宅の破損や倒壊を心配していたので、ペット同行避難の前に
住まいの防災を周知する必要性があるかもしれません。
ブースには犬や猫を飼育している人はもちろん、
動物好きの人まで遊びに来てくれました。
どうぶつ相談員を挟んで「犬を飼いたい」と言う子どもを
「もう少し大きくなってから」と諭す保護者の微笑ましいやりとりも。
今回のブースのテーマは飼い主への防災の周知でしたが、
イベントを通じて動物を身近に感じる人が増えれば、
災害時のペット同行避難や避難所での受け入れへの理解も進むと思いました。
担当: 災害対策班 / 西荻・井草班 来場者数 212名
(参加した相談員からの報告)