Surrealism Dash

インターネッツ黎明期に始まった日記の続き…というか保管庫

なんかすごい先生がやってきた!

2012-06-12 14:23:14 | 
6月9日と10日の乗馬日記。


先週末、乗馬クラブに
日本馬術連盟の理事をされてる長島修二さんという方が来られました。
北京五輪で馬術選手団の監督としてチームを引っ張った方です。
今、習ってる先生の学生時代の先輩で、
2年に1度、ここで馬術の特別レッスンを開催してるとか。



何の気なしに気楽な気持ちで始めた乗馬が、
まさか自馬を持つようになり、
まさかこんなえらい肩書きをいくつも持つような人物のレッスンを
受けるようになるとは…。
前の牧場の先生は国際大会でも活躍してたし、
静岡の先生は日本の競技馬作りで活躍してはるし。

私の乗馬技術はともかく、なんかとんでもないコトになってるwww



土曜日のお昼前にクラブに到着した長島さん、
挨拶後にさっそく馬学講座。
「馬術は馬の犠牲の上に成り立つスポーツ」が強調され、
馬への負担が限りなく0に近くなる乗り方を心がけ、
馬への労りの念と感謝を常に持つ。
というような考え方を軸に、
良い騎乗姿勢を取るコトの重要性や手綱の意義などなど、
今まで知らなかったコトや、
すでに知っているコトはより深く、馬学の勉強をみっちりと。



ランチ後に参加者を1~3人のグループで3班に分けてレッスン。
3人馬参加の1班目からスタートです。
で、ビックリ。

長島さん、さっきとは人が違うように厳しい厳しい!

ウチら以外はみんな過去にこの特別レッスンの経験があるから
知ってたみたいやけど、引くくらい厳しいレッスン。
昔の軍隊馬術を踏襲した指導法らしいです。
学生馬術もこんな感じ、って言われた。


2班目は主人さんと学生会員ちゃんで
自馬専用のレベルが違うレッスン、って感じで、
最後の3班目は私ひとりでマンツーマン。(ラッキー!)
今まで膝裏を伸ばしてかかとを下げるってやり方に苦労してたけど、
それとは180度逆の
「膝を思いっきり曲げて膝に体重を乗せ、かかとを下げる」
という乗り方に挑戦。
(内方姿勢で外に倒れてしまう癖を矯正するため)

みんなこれをショック療法って呼んではったwww

スタートがクレインだと告げていたので
その辺も考えてもらったみたいで、
「今やってるのは『馬術』。
安全重視でのんびり楽しい乗馬のクレインからは卒業しなさい」
なんていう激も飛ばされたり。
(やっぱり実力や名のあるヒトほどクレインの悪口を言わない)


2日目は学生会員ちゃんと一緒のレッスンで、
今まで間違ってた正反動の姿勢を指摘され、
初めてサドルホルダー持って調馬索で回してもらいながら矯正。
要練習やけど、一生できないと思ってた正反動に光が射した。



馬場から出るとまた気の良いおっちゃんに戻り、(笑
馬具の手入れ方法や
世界で活躍してる選手の裏話なども聞かせてもらい、
とても充実した2日間でした。
なによりヤマトのコトを

「若々しい馬、
歩様も良いしけなげですばらしい馬、大事にしなさい」

と褒めてもらえたのがやっぱりイチバン嬉しかったなぁ。




この長島さん、すごいと思ったのは、
鐙の長さを調節してもらうとき、
初対面のヒトが近づくと必ずと言っていいほど牙を向くヤマトが
チラ見程度、しかも腹帯まで締められてたコトと、
「馬の蹄の手入れ方法は地域・季節によって大きく変化するコトを
恥ずかしながら最近知った」と正直に話してはったコト。
これだけ上の立場にあるヒトが、ちゃんと自分の無知を認めて
新しいコトを貪欲に学ぼうとする姿勢は立派だなぁ、と。
前の牧場のボスにも見習ってもらいたいわwww



土曜日は乗馬クラブのみんなで長島さんを囲んでお寿司!
日曜日は見学に来られてた静岡の先生と一緒にディナーしてきました。
おなかいっぱい!
習ったこともいっぱい!
やる気もいっぱい!
来週の騎乗が楽しみっ♪おわりです。