ポストコロナ期をどう生きるか?
という問いを立てたところで、私たち年配者はあまり役に立つような知恵を伝えることができない。
今まで人類は「ポストコロナ期」に相当するような時代を生きたことがない。だから、「こういう場合にはこうすればいいのだよ」というような古老の知恵をお伝えすることができない。
僕たちが熟知している世界であれば、それがどうして成り立ったのか、どういう仕組みなのか、どうやって制御したらよいのか、どう振舞ったらいいのかについてそれなりに有用な知見をお伝えすることができる。
でも、若い人がこれから生きる世界は僕たちの手持ちの経験値が適用できない未知の世界です。政治経済のシステムも、仕事のやり方も、家族のかたちも変わる。全部、変わる。
だから、アフターコロナの世界はいろんな人がいろんな予測をして、当たったり外れたりする。外れることの方が多いような気がします。
未来予測が外れるのは主観的願望のバイアスがかかるからです。「こうなって欲しい」ということの実現可能性を過大評価して、「こうなったらいやだな」ということの実現可能性を過小評価する。おしなべて人間はそういう傾向がある。
「こうなったらいいな」という願望バイアスのせいで予測を誤ることが多く、「こうなったらいやだな」という「起きて欲しくないこと」の実現可能性を過大評価して予測を誤ることは非常に少ない。
まことに皮肉なことですが、『悪い予測はよく当たる』んです。ポストコロナ期では仕事のあり方がかなり変わってくると思う。またの機会にどう変わっていくのか書いてみたい。
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