すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

68年目の夏の憲法と火鉢

2013年08月15日 | 日々思うこと

今日は68年目の終戦記念日。誰しもが恒久平和を願いながら、少しずつ遠のいていることをどれほどの国民が察知しているだろう。

昨暮れの衆院選に続き、参院選でも圧勝の自民党安倍政権ですが、国家主義への大きな動きは自民党憲法改正草案に目を通せばそのことが明瞭です。いかなる戦争にも大義がないことや戦争を正当化する右傾化の不穏な動きをこれまでの「すずきせいこのHP」『日々雑感』で何度も書き込んできましたが、これは国政レベルだけでなく身近な地方議会においても知ることができます。


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14日付け新潟日報4面、“憲法改正”「河野洋平元衆院議長に聞く」で歴史認識や憲法改正についての掲載がありました。

安倍首相が「憲法改正が私の歴史的使命」と意欲を示し、憲法草案で自衛隊を国防軍とし集団的自衛権の行使容認も前提にしていることから、自民党総裁や衆院議長を歴任したハト派代表格の河野氏(76)は「際限ない軍備競争は不要」と言い切っています。


また河野氏は戦争中、空襲のたびに防空壕へ逃げ込んだことや玉音放送をラジオで聞き「忘れられない経験だ。今の憲法ができてから時間がたち、何か9条を軽んじてきた風潮がある。初心に返って、なぜこういう憲法があるか、きちんと考えなければならない。・・・・・、9条は日本の根本的な精神だ。」と・・・。

そして以前は自民党内にも改憲に反対する勢力があったが、今はそういう声が聞こえてこない、自民党は鈍化路線をたどっていると語っています。

写真は幼い頃から家で大切にされていた火鉢に水を張って備長炭を入れ金魚を・・・。最初の持ち主だった両親も今はなく金魚も代変り、でも火鉢は玄関先に“水鉢”として健在です。