すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

奄美の「たんかん」と適材適所と・・・

2014年03月29日 | 日々思うこと

朝から気温が上昇し午後には20度を超える暑さで、近郊の桜も蕾を一気に脹らませることでしょう。NHK朝ドラ「ごちそうさん」も今日が最終日、「朝から戦争の話しばっかりで・・・」と嫌がっている人もいるようですが、生きること食べることにこだわり戦争の本質を伝えてきただけに、春休みになって小学生の孫も「ごちそうさん」ファンです。

食べることといえば先週21日、NHK「キッチンが走る」で奄美大島の果実「たんかん」を紹介していました。私は「たんかん」という果物を初めて知り、
番組終了後にHPを覗くと、静岡三ケ日みかん並みの高級なお値段で完売です。キズあり家庭用のお手ごろ価格が限定数であったので、好奇心旺盛の食いしん坊として早速の注文です。

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本日、南の島から直径8センチ程のほとんどキズのない減農薬栽培の完熟たんかんが到着し、箱を開けてその色の濃さに驚きました。太陽がいっぱいの奄美大島の気候・風土の恵みが育てたたんかんは樹上で300日以上かけて完熟させ、赤ちゃんがお母さんのおなかにいる時間と同じで、わが子を育てる気持ちで作り上げたと農園主が番組で言っていたことを思い出しました。我が家では食べる家族が多いのであっという間になくなりそうですが、エコファーマー認定の初めて食するたんかんのフレッシュな美味しさとその幸せも一緒に味わいたいと思います。


ところで果実によらず適地適作は健康な作物を作りますが、人もまた適材適所がよいのは当たり前のこと・・・。4月からの人事異動により“不適材不適所”ならば仕事の効率も悪く、その人にとっても不幸せなことかもしれません。そんなことでホンダの創業者本田宗一郎氏の「企業で一番怖いのは社長の無知です。問題は持っている知恵が古くなることです。そうすると、過去がどんなに偉かった経営者でも、会社をつぶすことになります。 」という名言集がありますが、企業と社長を国や自治体トップに置き換えてみるとなるほどと納得です。さらに本田氏は「社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ、要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない」と痛快です。議会人も含めてよい仕事ぶりをと願う年度末です。