昨金曜日の朝は家庭栄養研究会の会議のために上京で、糸魚川橋上駅舎のコーナー「北陸新幹線開業まであと57日」が目に入りました。特急はくたか号は直江津駅からほくほく線に入り、越後湯沢に向かう十日町辺りは真っ白な雪の世界で、この風景はもうしばらくで見納めになります。
上越新幹線の長いトンネルを抜けるとそこは青空で、終点の東京駅では少し回り道をして丸の内口へ出てみました。赤レンガ駅舎を眺めるおすすめスポットを建築の友いちようさんから聞いていたのですが、今日は時間がないことで目の前の駅舎を見上げながらシャッターを押して、そのまま地下鉄で会議会場へと急ぎました。
そして今日は一瞬にして都市を破壊した阪神・淡路大震災から20年です。朝から悪天候ということもあって外出を控えることにし、TV各局の特集番組を視聴です。特に夜9時からのNHKスペシャル 、シリーズ 阪神・淡路大震災20年「大都市再生 20年の模索」では、地震後の神戸市の復興計画の問題点が現在まで影響を及ぼし、当時の最前線に立っていた行政担当者の「復興はまだ終わっていない」という言葉に驚きました。今まで阪神・淡路大震災は“奇跡の復興”といわれ、東日本大震災よりも復興が早いとメディアから伝わっていただけに、未曾有の大震災から人は何を学んだのか番組から様々な課題が浮き彫りでした。
10時からのEテレ、SWITCHインタビュー達人達(たち)「田村淳×猪子寿之」は、タレントの田村淳とデジタルクリエーターの猪子寿之です。少し前にNHK「課外授業・ようこそ先輩」新春特別版で、徳島市出身のデジタルクリエーターの猪子寿之(37)の新たな表現デジタルで世界を変えたいという番組を見ていたので今夜は必見でした。東大の学生の頃に起業してから15年、奇才なる仕事ぶりに目を見張りながら、単なる対談番組ではない“仕事の極意”の来週の後編が楽しみです。そんなことで今夜は、20年前の神戸市の復興計画と、この15年間のデジタル世界の斬新な進歩とを重ねる寒い終日です。