すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

愛犬の“葬儀”でいのちが見える日

2017年12月26日 | 日々思うこと

昨日は愛犬の死で気持ちが動転し、ブログで「別れ」を「分かれ」と書き込んだりと、落ち着かない夜を過ごしました。いつもと同じようにリビングのエアコンを20度に設定し、玄関の眠っているゲージの所まで温かい風が届くようにと朝まで着けっぱなしです。

今朝は冬型の気圧配置で強風の寒さの中を、上越市寺町の浄興寺慈愛堂での“葬儀”に出かけることにしました。出かける前にブログを読んだという友人Iさんが来てくださり、すでにリンゴ箱に“納棺“の愛犬とお別れをしてくださいました。その後に東京の弟から、お歳暮のシクラメンが届き、とりあえず下駄箱の上に置いて出発です。

助手席に“納棺”の愛犬を置き、日本海の荒波を横目に国道8号を走ると白い“波の華”がいっぱい飛んでくるので、こんなことは初めてです。定刻に到着し下の娘と孫もお寺まで来てくれ、セレモニーに同席です。浄興寺は親鸞上人の本山で、慈愛堂動物浄苑については上越の友人からのお薦めで迷わず決めていましたが、動物も人と変わらぬ扱いで読経から進められてゆくので驚くばかりです。

すべては個別火葬されるというのも安心で、収骨の後は寺の一角の共同納骨墓へと思っていたものの、急に心変わりで骨壷に入れて家に連れて帰ることにしました。これには娘も合意で「お母さんと一緒に家に帰れるからリミは安心しているよ」と・・・。1時間半ほど待って火葬を終え、カタチを変えた愛犬と対面し、孫も割り箸を上手に持って骨壷へ静かに移しました。

小さな孫も今日の愛犬リミの“葬儀”を通して、いのちをしっかりと見つめているひと時です。またお寺の方が丁寧に説明をしてくださるので、娘は「お爺ちゃんの時を思い出した」と、私も同じ思いでした。そして助手席にまだ少し温かい骨壷と位牌を置き、強風雨の中を夕方5時に無事に帰宅です。

さて帰宅して位牌と骨壷はどこへ置こうかと、そこまで考えていなかったので思案し、PCデスクの後ろの棚の上に安置することにしました。いつも背中から見守られているようで、そんなことで私も心が落ち着き“記憶は記録”と書き残す一日の終わりです。また昨日の書き込みで、FB「お友達」からのコメントや「いいね!」がたくさん寄せられましたこと、深くお礼申し上げます。