すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

進まぬ再生可能エネルギーと復興

2014年03月05日 | 日々思うこと

昨日は久しぶりの青空で午前中に外出し、用事を済ませてから美山公園へ行ってみることにしました。2月のある晴れた日に行った時は道路にまだ雪があって車で進むことが出来ずに引き返しましたが、この日は相馬御風さんの石碑のところまで容易に行くことができました。ここの桜並木はほとんどが老木で、近年に植樹された若木はまだ幹も細く、これからが楽しみです。いつもの桜の木の傍のベンチがあるところから頚城連山を撮りましたが、今年は雪が少ないとはいえ山々の雪解けはまだ先のようです。

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昨夜のNHKクローズアップ現代は「なぜ進まぬ再生可能エネルギー」で、政府は3年前の原発事故で再生可能エネルギーに大きく舵を切ったはずですが、どうして進まないのか丁寧な解説です。
特に太陽光発電では、電力会社に買い取りを義務づける制度が始まって1年余り、国への申し込みが殺到しているにもかかわらず実際に発電を始めたのは2割程度にしかすぎないという、送電網などの電力改革の課題の多さを指摘する番組でした。

また今夜の同番組「原発事故にどう備えるか 検証 避難計画」では、福島第一原発事故後の情報不足と経験したことのない避難行動の難しさを取り上げていました。さらに災害公営住宅の建設が(2月末現在)、計画戸数3万戸のわずか1000戸の3%しか整備されておらず、阪神淡路大震災の3年後には55%の整備率で、政府はいったい何を優先しているのかと首を傾げてしまいます。そして進まぬ復興に
今なお仮設住宅で暮らし続ける人たちをクローズアップで、「原発はベースロード電源」と位置づける安倍政権への不信感がより高まる番組でした。


 

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写真は上の娘が誕生した時に、浅草の人形問屋で求めた木目込みのお雛様で、私の一番のお気に入りで我が家にずっと置いたままです。(笑) この他にも陶器や和紙の雛人形がたくさんあるのですが、飾ることが年々おっくうになっています。 明日はまた真冬に戻ったような
大荒れの予報ですが、今冬は雪が少なかった分、寒さがいつまでも厳しいと感じてしまう春待ち遠しいこの頃です。


“笑う門には福が・・・”のそそっかしさ

2014年03月03日 | 日々思うこと

今日はひな祭りで朝から白い雪がちらちらと・・・、「♪春は名のみの風の寒さ」ですが、「野の花カレンダー」は薄桃色の常盤満作(ときわまんさく)に変わり、地域情報誌「ささら」(くびき野NPOサポートセンター発行)3月号の表紙も可愛いおひな様で春の息吹を感じます。おひな様といえば県北の村上市の“城下町村上町屋人形さま巡り”が地域に根付いて今年で第15回になるそうです。

前々から一度は行ってみたいと思いながらやっと実現できそうで、先日ご一緒するM子さんに久しぶりに電話を入れると「スズキさ~ん、気の毒で電話ができなかったんだわ」と・・・。「??」、「車盗まれたんだってね。気の毒でどうしているのかと・・・」と言い出すので私の方がビックリです。よく聞けばどうも人違いで、家の近くの駐車場で昨年、黒いプリウスが盗難に遭っていることで私と思い込んでいたようで、そそっかしい(?)のは私だけではなさそうで大笑いです。

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そそっかしいといえば小学生の孫も同じで、 家に帰っても学校給食の献立て表を毎日確認で、3
日程前に「今日はようかんだったのに、みかんが出たよ」と不思議そうです。ところがその後に「アッ!ようかんでなくて、いよかんだった」と気づいてみんなで大笑いですが、このようなそそっかしさは“笑う門には福が・・・”ですね。

ところで「正統派一本調子で、やっぱりホッとします」などとコメントをいただきましたが、私のおっちょこちょいは日常茶飯事です。買い物を済ませたスーパーの駐車場で、車のキーが壊れたようでドアが開かずどうしょうかと・・・、よ~く見ると白いプリウスが並んでしかも似たようなナンバーだったので運転席でクスクスです。明日はもう4日、時は刻々と過ぎてゆきお雛様もふるえているような寒い夜です。皆さまもどうぞ風邪などを引かぬようにご自愛ください。


弥生3月、あれから3年

2014年03月02日 | 日々思うこと

東日本大震災から3年、昨夜のNHKスペシャルは「"災害ヘリ"映像は語る~知られざる大震災の記録~」で、被災直後に自衛隊や国土交通省、海上保安庁などのヘリコプターが撮影した空からの膨大な映像の特集でした。客観的に捉えたこれらの映像は、人類が大震災と巨大津波を初めて「空から見た」貴重な記録で、あまりにも生々しく目を背けたくなるような番組でした。続く今夜のNスペは「震災ビッグデータ"首都パニック"を回避せよ」で、大震災に関わる膨大な電子情報を防災に活かそうという動きが加速していることが伝わってきました。

こうした産官学の垣根を越えて、ビックデータでいのちを守ろうとする防災研究と大きくかけ離れているのが原発推進のムラ組織で、
今日は「財界にいがた」3月号、“変人知事”のアタマの中という見出しに引きつけられての熟読です。泉田知事が画策する柏崎刈羽原発再稼働の”落としどころや、原子力ムラの泉田降ろしのシナリオなどは、小説「原発ホワイトアウト」の世界のようでもあり、「財界にいがた」ならではおもしろさです。
そして「あの騒ぎから一年、放射能汚泥はいずこ?」では、糸魚川市のセメント会社へ運び込まれている放射能汚泥に焦点を当てた内容でした。

※去る2月26日に放映されたドイツ公共放送局のドキュメンタリー「フクシマの嘘」が、日本語字幕つきでYouTubeにアップされています。
http://www.youtube.com/watch?v=Stp8QsKZMBs

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先月26日のPM2.5から冬の青空を見ることがありませんが、写真はある晴れた日の庭の南天です。週末に下の娘が泊りがけで来たので、昨土曜日は富山県入善町まで出かけましたが、PM2.5の影響かどんより空で周囲は一面霞んでいました。また日曜日の今日は、上越文化会館で
孫のヤマハ音楽教室の発表会があり車を走らせましたが、西も東も空はつながってどんよりとして青空が懐かしい終日です。