すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

新潟県女性知事の誕生をめざして

2018年05月08日 | 日々思うこと

新潟県内では山での親子の遭難など、重苦しいニュースが続いています。そんな中で、米山前知事の突然の辞職に伴う24日告示、6月10日投開票の新潟県知事選に、池田千賀子県議(柏﨑・刈羽郡区選出)が出馬を決心し、本日午後2時に県庁で記者会見を行いました。

池田千賀子さん(57)とは柏崎市議からのお付き合いで、市議3期を経て2015年の県議会議員選挙で見事当選し、県政にも精通した知事候補として申し分のない人です。また「新潟県女性議員の会」の会長も務めており、こんなに嬉しいことはありません。『いけだちかこ公式サイト』http://www.ikedachikako.sakura.ne.jp/

昨夜、絵本作家で児童文化研究家のかこさとしさん(92)の訃報が伝わり、悲しい朝を向かえました。かこさとしさんは福井県出身で、東京大学工学部を卒業し終戦後、昭和電工に勤めながら休日には医療や教育などに困難を抱えた人々を支援する“セツルメント活動”に力を注いてきました。

また軍国少年だった自らへの悔いが背景にあり、戦災にあった地域の子どもに見せていた自作の紙芝居が福音館書店の目にとまり、59年に絵本『だむのおじさんたち』でデビューでした。

我が家では娘たちがまだ幼い頃の『はははのはなし』、これはむし歯予防のバイブルでもあり、80年2月第24刷と記されています。そして上越の娘も母親となって、いつの間にか同書を求めていたので目を細めました。

その他には『からすのパンやさん』や“かこさとしからだの本”シリーズ『たべもののたび』など等、隣りの家の孫たちの部屋の本棚にも並びます。そんなことで私たち親子3代に大きな影響のかこさとしさん、心よりご冥福を申し上げます。

ところで米山前知事の辞職からこの間、水面下で女性知事の誕生や「東大出身の県知事はもうダメだよね(笑)」などとつぶやいてきましたが、全力で取り組まねば原発再稼働をストップすることは困難で、明日からまた忙しくなりそうです。


自然の恵みと日本桜草と植木まつり

2018年05月07日 | 日々思うこと

大型連休もあっという間に終わり、“every Sunday”の30日からの一週間は上越市へ3回車を走らせていました。今日は朝から恵みの雨で庭の草木も生き生きしていますが、大好きな日本桜草の10鉢のうち写真の2鉢だけしか花を咲かせることができず厳しかった冬越しの失敗です。

毎年“みどりの日”に合わせての新潟県植木商組合の恒例の“植木まつり”、今年も糸魚川信用組合本店駐車場へ出かけて2鉢の日本桜草を求めました。出店者は新津方面からトラックに植木を積み込んでバラの苗木専門もいたりと大賑わいで、この季節の楽しみの一つでしたが高齢化などで年々縮小し、今年で最後になり燕市や分水地域の3人のみで駐車場もガラガラの寂しい“植木まつり”です。

いつも賑わっているのは上越のJAあるるん村で、平和展の帰りにも立ち寄り先日と同じ生産者のアクのない小ぶりの孟宗筍と蕗1束を求めました。山菜は下ごしらえに手間がかかり敬遠されがちですが、この季節ならではの自然の恵みで夜なべ仕事で娘たちの食卓へおすそ分けです。

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憲法記念日と平和展とこどもの日

2018年05月05日 | 日々思うこと

憲法記念日の3日は早めの書き込みで、夜8時からのNHKスペシャル『憲法と日本人』を視聴、改憲試案アメリカの圧力や宮澤喜一元首相の初公開の日記など充実の内容です。続く9時からのNスペ『どうなる憲法論議』は各党幹部の徹底討論で、こちらは期待はずれというよりも自民党政権の歴史認識の低さが露呈するばかりでした。

今日は穏やかな中、上越市立高田図書館での『今日の平和展2018』へ、上越九条の会主催で4年ぶりの実施です。知り合いの作品も多く、平和へのメッセージを自由に表現です。

国旗・黒旗2018」

「大政翼賛会新潟支部ポスター」

「国家の視界2018ー自縄自縛」

そして「こどもの日」の隣りの孫たちは、上越地区サッカー選手権U-12で柿崎へ・・・。平穏な暮らしが世界に誇れる平和憲法で守られていることを痛感する一日です。


憲法改正を急ぐより日米地位協定の改定を!

2018年05月03日 | 日々思うこと

昨朝はNHKあさイチの憲法記念日を前に、特集『知ってビックリ!日本の憲法を世界と比べてみたら』をしばらく視聴で納得です。その後は家事をこなしてから上越へと車を走らせると大型連休とあって国道は他県ナンバーが目立ちます。先ずはリニューアルのJAあるるん村(旧あるるん畑)に寄り、採りたての孟宗筍やアスパラガスなどを求めて孫の家へと急ぎました。

今日の目的はベランダでのトマトの植え付けで、ホームセンターでフルーツトマトの苗を求めて、幼稚園から帰った孫と一緒に「大きくなあれ」と有機質の土をたっぷりと入れて植えました。5時前に帰途に着き、糸魚川市内のあちこちに立ち寄ってから帰宅です。

夜のNスタでは、沖縄県翁長知事が「憲法改正を急ぐより地位協定改定を」と訴えており、米軍の低空飛行訓練では日本の航空法で定められている高度150mより遥かに下の80m付近を飛んでおり、操縦席から直ぐ近くに民家が見える映像にビックリです。日米地位協定は日本国憲法より上位にあり、憲法が及ばないところにあることを再認識です。アベ首相の「国民のいのちと暮らし、平和を守る」がウソでなければ、こちらを先に改定すべきではないでしょうか。

そして今日は憲法施行71年目の記念日で、朝からの強風でやっと咲き出した庭のツツジの花も落下し、糸魚川市で成人式を迎える人たちにはお気の毒な悪天候です。

憲法を守る糸魚川共同センターでは2班に分かれて新潟市へは早朝、全国九条の会事務局長の小森陽一さんを招いての“ピース・フェスティバルinにいがた”へ出発です。私は地元に残り、九条の会糸魚川が中心となって毎年行っている市内街宣活動へ参加で、“世界の宝九条”の登り旗と一緒に身体も吹っ飛ばされそうでしたが参加することに意義ありの憲法記念日です。

そして“情報公開は民主主義の通貨”で、本日の沖縄タイムス社説では『憲法記念日に安倍政権は信頼失った』とし、「改憲の緊急性や必要性を認めず、信頼なくして改憲なし」と・・・。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180503-00246665-okinawat-oki

上越市の中央法律事務所の田中淳哉弁護士もHPで「民主主義と立憲主義(前編)」を分かりやすく綴っています。http://j-c-law.com/minsyusyugirikkensyugi180503/


澤地久枝さんの「2000年の秋」より

2018年05月01日 | 日々思うこと

あっという間に一年の3分の1が過ぎて今日から早や5月、新緑が眩しい季節になり、厳しかったあの冬が少しずつ忘れられようとしています。

中東歴訪のアベ首相、ヨルダンでの記者会見を今夜のNHKニュースウォッチ9で視聴です。憲法改正について「平和主義をはじめとした基本原則を変えるつもりはない。わが国の独立と平和を守る自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つことは、今を生きる政治家の責務だ」と言葉巧みに強調です。

憲法九条に自衛隊を明記するとどうなるのか、歴史認識に欠け、先の戦争でアジアを侵略してきたことなど忘れてしまったのか、憲法改正に前のめりの時の政権に憤り、悲しく、そして愚かさを痛感です。

昨日の「憲法いかそう集会」で朗読された澤地久枝さんの「2000年の秋」より、

 1945年8月、敗戦の日14歳。それから55年。

 かわらず、かわりたくない かたくななわたしがいる、

 「自衛隊は憲法に違反し、新世紀に日米安保条約は見直されるべき」

 この、ごく常識的な発言をするのに、勇気をためされる時代がついにきた。

 信ずるままを、飽くことなく言う。 

 それ以外、わたしのような人間には 生きてゆく道はない。

 投げつけられる非難の言葉が、「バカ」であったり「アカ」であっても、

 それにたじろぐまい。 無視され疎外されようとも、

 わたしはわたしの道をゆこう。

 すべては「個」から、「一人」からはじまり、

 いかなる「一人」になるかを決めるのは、己れ自身である。

 いま、あえてかかげようとする旗は、ささやかで小さい。

 小さいけれど、だれにも蹂躙(じゅうりん)されることを 許さないわたしの旗である。

 かかげつづけることにわたしの志があり、わたしの生きる理由はある。