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田淵安一

2006-05-01 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
遠く逗子は葉山までおでかけしてまいりました
行って来たのは神奈川県立近代美術館 葉山。
田淵安一 ーかたちの始まり、あふれる光ー を見てきました。

この企画展を見るまで、「田淵安一」のことは知りませんでした。
なので、年代順に並べられた作品を順に見ながら、
田淵がどんな人間だったのか、どんなこと考えてた人なのか、
自分なりに想像してました。

作品を一通りみてまず感じたことは、その変化の激しさ!!
50年とちょっとの間に、数回がらりと雰囲気が変わります。
初期の作品で印象に残ったのは
芽をふく岩 (1957)
いろんな調子の緑が、いろんな調子の茶やベージュに混じってます。
いびつな形とは裏腹に、色合いが完璧なほどにきれい

その後の、一つの絵の中で分割する作風は、映像を思わせました。
ズーム!ズーム!!って感じで。
田淵って映像はやらなかったんですかね??

そして、私が一番いいなと思ったのは最近10年の明るい絵でした。
彩度の高い黄・緑・ピンク+やわらかい白がとってもまぶしかったです。
絵の中に光がありました

……きれいにまとまったあたりでレビューおしまい(笑


☆☆☆   田淵安一 -かたちの始まり、あふれる光-
神奈川県立近代美術館 葉山 ~5/21