2007.08.19 from syokan hokkaido 「スノーブリッヂ」
2007年8月19日(日曜日)
昨日暑寒荘泊まりで、4時30分起床。
今日は、増毛山岳会の企画で今年3月に遭難した方の遺留品回収も兼ねてポンショカンべツ川を遡行し稜線からの暑寒別岳のピークを目指す行程に友人と同行させて貰う事にした。
5時全員揃い、澤会長より3月に遭難した方の遺留品は既に本人に届けられているとの話の後5時20分澤会長、岡谷暑寒荘管理人、理事長O氏、K氏、O氏、写真家T氏、花の師匠M氏、友人T氏、計9名で理事長O氏の先頭リーダの元5時20分遡行開始。
スタートして未知の暑寒の谷に圧倒されながらも1時間程進むとある事に気付く。川歩きには慣れていると思ったが今日の上りはスピードが速い。そして上流に上るにつれ巨岩、巨石が・・・・・・・・・・・・・・・「付いて行けるかな?」一抹の不安が脳裏をかすめる。
9時15分ジャンクション地点に着き、O氏の「9時45分出発」の言葉に食事休憩。目の前には以前山岳部のメンバーが登った谷が・・・・・・・・左には今回ピークを目指す難所の谷が待ち構えている。
休憩も終わり、後2kmの上方に見える稜線に目を見張り・・・・・・・・・・・・澤会長の「さあ~此処からは体全体を使って」の声に気を引き締めて・・・・・・・・・・・・細くなったV字峡谷を30分程進むと雪渓が現れ、更に進むと予想もしなかったスノーブリッヂが前方に立ちはだかる。
O氏が崖を攀じ登り、M氏も・・・・・・・・・・・・・暫し様子を窺っていたO氏がスノーブリッヂの上から下で見守っていた私達に手でクロスに合図・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
間もなく下から昨日暑寒荘に泊まっていた女性2名を含む7人のパーテが・・・・・・・・リーダー格の男性がピッケルを取り出し雪渓の上を叩くと氷が落ちる音・・・・・・・・・・下は滝だ。
スノーブリッヂの上を登りつめて行くのは危険と判り、左急斜面の谷にルート変更を余儀なくされ登っていくのを見届け私達は戻ることに・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
私を含め初心者を連れての増毛山岳部の経験を積み重ねた的確な判断に尊敬の念と暑寒の核心部まで引率してくれたことに感謝し、右足の痛みも有り友人T氏とゆっくり下ると言う言葉を述べ先ほど休憩した出会いで別れる。・・・・・・・・・・・・・・・・・
30分程降りた石の上にM氏からの伝言とメロンが・・・・・・・・・・・・・・恒例の増毛山岳会の恩権を受け、又ポンショカンの清流に癒され14時15分入渓地点に着く。
遡行開始から往路9時間に及んだ今日の沢登り、暑寒の夏に新たな1ページを刻んだ一日だった。
増毛山岳会の皆さん有り難う御座いました。