逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

酒井法子事件報道と総選挙の不思議

2009年08月24日 | 社会
『芸能界の薬物汚染は常識』

3週間も続く異常な酒井法子事件報道ですが、芸能界の薬物汚染だけなら皆さんよく御存知で、普通なら3日~1週間程度で騒ぎは収まります。
今まで報道されている薬物で逮捕された芸能人は、
岩城晃一、桑名正博、井上陽水、内田裕也、研なおこ、内藤やすこ、にしきのあきら、上田正樹、勝新太郎、北公次、カルメンマキ、清水健太郎、萩原健一、美川憲一、尾崎豊、長渕剛、翔、三田佳子の次男、江木俊夫、槙原敬之、中村雅俊の長男、いしだ壱成、カルーセル麻紀、田代まさし、ドリカムの西川隆宏、中島らもら数知れず、ありふれた『ヒマネタ』の類いである。
今回の酒井法子のように、3週間以上も全ての重大ニュースを押しのけて報道された例は過去にない。
事件とは関係が薄い容疑者の個人情報プライバシーまで容赦なく公開するなどは最早報道とは呼べず、見苦しい大人のイジメか集団公開リンチに近い状態です。

『今回の酒井法子だけは特別』

テレビ(映像メディア)の報道姿勢は特別だが、ところが困った事に今回特別報道されている酒井法子事件の内容には、特別な所は何もない。
最初は、総選挙関係のニュースを報道しない為の埋めネタで有ると考えていたが、それなら同時に起こっている押尾学事件を報道しない理由が思い浮かばない。

押尾事件を誤魔化すために、酒井法子の薬物使用を殊更『重大事件』で有るかのように報道しているようにも見える。
とすれば、マスコミにとって『総選挙以上に押尾事件が大事』と言う不思議な話になる。
今の世の中に総選挙以上に大事なものが有るだろうか。?
普通では在り得ない話ですね。
在り得ないといえば、押尾事件ほど警察が『在り得ない対応』をしている事件はない。
8月2日夜9半(事件発生4時間後)に押尾のマネージャーが救急に連絡しているが、『事件性なし』として翌3日には家族に遺体が引き渡されて5日に葬式が行われ火葬されているが、まるで大急ぎの『証拠隠滅』行為の様にも考えられる。
薬物中毒で最悪の場合には殺人まで考えられるのに、検視は本当に行われたのだろうか。?
時間だけを追うと到底解剖が行われた形跡がない。
警察やマスコミ各社は捜査や真相解明では無く、今のところ大相撲時津風部屋リンチ殺人事件のように地元警察の愛知県犬山署や地元医療関係者や時津風親方が、『事件性なし』で揉み消そうと『必死になっていたのと同じ』だ、と見る方が正しい展開になっている。

『総選挙の大勢は既に決まっている』

押尾事件も酒井法子事件も政治的な判断が優先されている事だけは事実であるが、今度の総選挙では、すでに民主党の大勝利で決まりだろう。

これまでの予想では、参議院や都議選程度の第一党だが過半数以下との予想だったが、此処に来て読売日経毎日や週間現代などが3百越えの大勝利を予想している。
この予想ですが、一般にはアナウンサー効果があり増幅するとしているが、其の反対に判官贔屓で負けそうな候補が得をする場合も有るので油断は禁物。
まあしかし、どちらに転んでも2百数十程度の第一党か3百数十の絶対多数かの違いだけで『民主勝利』(自民敗北)は動かないでしょう。

『映像メディアの不思議な動き』

ところが此の頃のニュース報道の時間に制約が有るマスコミ(テレビ)の報道姿勢が不思議な動きをしている。
4年前ならあれ程していた選挙報道(政策の説明抜きのインチキ臭い刺客騒動)を連日意味もなく放送していたが今回は何にもなし。
替りがインチキ臭い酒井法子の些細な個人的スキャンダルを連日意味もなく繰り返している。
しかも今回の選挙のマスコミ各社が付けたキャッチフレーズが『政権選択選挙』である。
これは民主党の『政権交代』と似ていて、『民主党の応援』であるとも考えられるが、それにしても選挙報道関連が今までに比べて少なすぎます。

『4年前との様変わり』

4年前には、郵政民営化がアメリカ議会対日要求書の丸写しであるとの日本共産党の志位委員長や日本新党の亀井静香代表の発言を、みのもんたや古舘一郎が『そんな馬鹿の事が有る訳ないじゃありませんか』と大声で罵倒して発言封じを行って自民党を勝たせている。
今回も当然麻生太郎や与党自民党からの(前回と同じ様な)マスコミに対する応援要請が行われていると考えた方が良いだろう。
ところが今回は『政権選択の選挙』との報道姿勢で、与党の自民党の要請に応えた様子が伺えない。

代わりにニュースとも呼べないお粗末なニュース(酒井法子のスキャンダル)が流されている。
4年前の郵政選挙もひどかったが、今回の政策論争は至って低レベルで、麻生太郎は党首討論でも鹿児島の日の丸で作った民主党旗の話で、こんな事が民主党攻撃になると思っているらしい。

『街宣右翼並みになってきた麻生太郎と自民党』

今度の事件で初めて知りましたが、民主党の党旗のシンボルマークの意味は上が朝日で下部が水面に映った朝日。
だから日の丸の旗が二つ有ると民主党の旗が一つ作れる計算になります。
そういえば昔から自民党の集会では矢鱈と日の丸が目立ちますね。
よく目立つ壇上正面にでかでかと飾って有るし参加者も頭に日の丸。
今度も日の丸の御威光で総選挙に勝とうと躍起ですが、しかしこの勝負は始める前から既に決着がついている。
何しろ自民党は日の丸が一つに対して、民主党二つ。ダブルスコアで対等な勝負にならない。
推測ですが、
この党旗を作った人は日の丸を二つ以上持っていたが民主党旗は持っていなかった訳ですから、多分生粋の保守で直前まで自民党を支持していたのですよ。
『義により助太刀いたす』と負けそうな主君を裏切って敵に寝返った、正式な天皇が同時に二人もいた南北朝時代の太平記の世界を彷彿とさせる末世的な様相で、これは選挙直前になって急遽負けそうな自民から勝ちそうな民主に鞍替えしたのでしょう。

『葉隠れと武士道精神』

サムライが誰も忠君精神をなくしたので、そのために『忠君』が言われだした。
戦争が世の中から無くなり、武士がサラリーマン化(官僚化)して、武士らしい武士がいなくなってしまった時代に創られたのが、帝王学である儒教の朱子学の変形日本型である有名な『葉隠れ』(忠君の武士道)である。
戦乱の世ならば負けそうな主君に忠誠を尽くしたのでは一族が滅亡する。
『世の中の風を読む』(勝つほうにつく)技術こそが武士の最大、最高の生き残り戦術だった。
武士の意地を通せば森鴎外の阿部一族のように滅亡は免れない。
世の中の流れ、大勢に順応し権力に迎合して、時流に便乗して辛うじて生き残ってきたのが日本の武士の処世術だった。
それが証拠に、たった4個師団の日本占領軍(アメリカ軍)に石一つ投げずに唯々諾々、全ての命令に素直に従った日本人と、
日本の五分の一の人口で3倍の占領軍に武装抵抗して都市部から完全に外国占領軍(アメリカ軍)を追い出した今のイラクとを見比べて見ればよい。
日本では敗戦64年も経つのに、未だに首都の人口密集地にアメリカの日本占領軍が居座ったままです。

『終わっている自民党』

総選挙終盤戦での麻生太郎の発言や自民党選挙宣伝の広告は、今や到底政府与党の発言ではなく完全に野党モード(旧社会党モドキ)一色で、発言レベルは大人の現実世界の政治論議ではなくネットの仮想空間のような脳内妄想の世界に落ちぶれ果てている。
これでは、幾等頑張っても最早民主勝利で自民公明に勝ちの目は何処にも有りません。

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10 コメント

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メディアリテラシーの力が試されている (逝きし世の面影)
2009-08-28 13:37:34
huusyaさん、コメント有り難うございます。

>『ノリピーや旦那は覚せい剤常用でもピンピンしている状態の報道は逆効果。』<

全く仰られるとおりです。何故こんな当然の事が我々一般市民には分り、マスコミ関係者には分らないのでしょうか。?
今のやり方では、麻薬撲滅に効果が無いばかりではなく、全くの逆効果です。
これでは『自分でもいっぺん試してみたい』と考えるおバカな人達が必ず大勢出て来ますよ。
少し前の『学校の行事を止めないと殺す』などの悪戯を大々的にマスコミが報道したら日本国中で同じ様な悪戯(嫌がらせ)が頻発し大騒動に成った。
この騒動はマスコミに全責任があり、メディアが報道を止めたら悪戯(嫌がらせ)も終わっている。

特に今回の報道姿勢で問題なのは押尾事件を報道しない事でしょう。
誰が考えても、押尾事件と酒井法子では事件の重さが違いすぎて同列に扱えない。
人一人の命の重さをどう思っているのか。?腹立たしい限りですね。
特に今回のマスコミ報道で不思議なのは、
>『徹底した取り締まり強化とか、殺人に準じる刑罰の強化』<
の話に向かわないことです。
話の流れでは『厳罰化』は避けて通れないと言うのに不可解の極みで、主張が一貫していない。
例えば、飲酒運転をあれ程取り上げて、その結果厳罰化が進み酒を飲んで運転したら最高刑が懲役20年で、併合罪で5割ましなら30年ですよ。
世界的に見て、あり得ない厳罰です。
酒はテレビでもコマーシャルが流れる合法的な嗜好品ですよ。
何事も他のこととのつり合いが取れていないと話にならないので、合法の飲酒でこれなら禁止薬物での危険運転なら『死刑』でないと公平とは言えないことになります
今の厳罰化は、真っ当ではなく病的で異常なレベルです。
ちなみに日本は世界的に一番強悪犯罪が少ない国ですが、同時に交通事故死のもっとも少ない国でも有るのです。
青少年の凶悪犯罪(殺人)が世界一少ない日本で、マスコミの『少年犯罪が激増している』との間違った正反対のキャンペーンの為に刑罰の厳罰化が進み、死刑判決が世界の潮流とは正反対に3倍増しているの事と関連が有るのかもしれない。
殺人の統計学的一考察(2008年02月02日 | 文化・歴史
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/79bb6106736ab90449816bfc7cf5b237


使用者に対しては日本は厳しいが、麻薬業者に対しては日本ほど優しい国も無い。
世界基準とは正反対。
近頃日本人運び屋が、よく外国で捕まっていますね。
日本で麻薬の運び屋(麻薬業者)に対する刑罰が緩いので、日本以外の国では『死刑』になるとは考えてもいないのです。
日本のマスコミは、世界基準では麻薬は使う事は微罪でも、販売目的の所持は最高刑(死刑)である事を啓蒙する必要があるでしょう。
それで無いと麻薬業者に騙された無知な日本人運び屋が外国で死刑になる悲劇が増えるばかりです。
返信する
麻薬撲滅?? (huusya)
2009-08-28 10:12:00
同感!!本当に不思議です。麻薬や覚せい剤の危険性を訴えるのであれば、押尾事件の方が遥かに迫力があるはず。2錠で死亡を医学的に解明すべきでしょう。ノリピーや旦那は覚せい剤常用でもピンピンしている状態の報道は逆効果。テロ組織、テロ国家、マフィア、暴力団の資金源でもあり、意思の弱い個人の人格を破壊してしまうのだから、徹底した取り締まり強化とか、殺人に準じる刑罰の強化を取り上げるべきだと思います。ノリピーの同じ映像プラス日替わりのくだらない新ネタに飛びついて、毎日毎日流すのは公共電波の壮大な無駄遣い。警察やマスコミに何らかの意図(選挙報道を減らす・押尾事件を隠す?)があると思われても仕方がない。日本のマスコミはこんなに低俗だったのかと改めて思い知らされた次第。
返信する
棄権は実質的に白紙委任 (逝きし世の面影)
2009-08-27 13:43:50
>『議員だけが政治家だとは思いませんし、選挙だけが政治だとも考えません』<
は、立派な見識だと思いますが、
その結果が選挙での白紙委任(棄権)では、情け無い。
選挙で選ばれる政治家達に白紙委任した状態では、
今の選挙で選ばれた政治家の『問題行為』に対して文句を言う資格は無いのではありあませんか。?
自分が参加(投票)しないで、文句だけを言ってみても無責任で有ると思われても仕方がないでしょう。
選挙に最初から参加しない『棄権』ではなく、選ぶべき候補が一人もいないのであれば投票箱に白票を入れて、自分の意見をはっきりと意思表示するべきでしょう。
棄権とは、自分の権利を放棄しているのです。
ですから、投票により結果(現在の政治)に対して本来文句を言う資格が無いのです。

自民党は既に役目を終えた政党で、解体は時間の問題でしょう。
民主党は『自民党に入れなかった人達の寄せ集め集団』とは明言(事実)ですが、
今其の『自民に入れなかった』事が値打ちになって人気が出て来ています。
人間万事塞翁が馬、何が幸いするか分らないから面白い。
社共は『何度もイデオロギーを否定され続けた政党』との解釈は誤解で、日本では未だかってイデオロギー闘争は一度も行われた歴史が無い。
社共が嫌われている(市民の支持が少ない)理由はイデオロギーではなくもう少し次元の低い問題ですね。
そして、社共は世間一般からはイデオロギー政党で有ると思われているが、事実(実体)は可也違う。
本来、イデオロギー政党なら主義主張や政策が一番で、それ以外のことは瑣末な事柄ですが、
実はこの二つの政党の間には政策の違いは殆んど無いのですよ。
ところが仲が悪い。
犬猿の仲と言っても良いくらいに両者は反発しているのですよ。
選挙までは時間が、まだまだあります。
一度政党マニュフェストでは無く、各政党の候補者個人個人の掲げている政策と、有権者個人の求めている政策の相性を調べる毎日新聞が主催するネットアンケートのボートマッチ『えらぼーと』を試してください。
民主党と自民党との政策の違いとよく判るが、自民民主の同じ部分も、良く分かります。
そして、社民党の政策と共産党(ついでに田中康夫の新党日本)の政策の違いが無い事も良く分かると思います。
そして多分やりちゃんさんや其の他の多くの市民の期待している政策とも左程違いが無い事も良く分かると思います。
返信する
棄権してみませんか (やりちゃん)
2009-08-26 18:17:23
選挙や報道のあり方に不信感をお持ちのようですね。私も同じです。投票は棄権します。

議員だけが政治家だとは思いませんし、選挙だけが政治だとも考えません。

昨年秋に「総裁選は麻生」というようなことを連日ブログ記事にしている自民党議員がいました。「他に書くことはないのか、いい加減にしてはどうか」と書き込んでも、決してやめなかった。同じ人が西川騒動以降、鳩山邦夫を礼賛してばかりいる…。全くバカバカしい。そんな自民党にすら入れなかった人達の寄せ集め集団や、戦後数十年かけて有権者から念入りに何度も何度もイデオロギーを否定され続けた政党ばかり。うんざりしますね。
返信する
投票日まであとわずか3日 (逝きし世の面影)
2009-08-26 13:54:44
mmikyakawaさん、コメント有り難う御座います。

総選挙の最終盤だというのに相変わらず,映像メディア(テレビのニュース枠)は酒井法子一色ですね。
マスコミが日本の薬物汚染が重大事だと考えているなら、酒井法子よりもっと重大事件の押尾関連を報道しないでは(森総理の息子でも関係していない限りは)理屈に合わない。
しかも各社が全く同じ、横並び。

これはやっぱり、総務省に認可権限が有る放送局問題が大きいと考えらるます。
テレビ局の殺生与奪の権限が政府の一省庁に委ねられている現状の改善なくしてはこの問題は解決しないでしょう。
(民放各社は民主支持で動いているが、総務省が怖いのであからさまには出来ないので酒井法子でお茶を濁している)

これに関してジャーナリストの神保哲生が、『大手メディアが決して報じない、
「メディア改革」という重要政策の中身』
http://diamond.jp/series/admin_change/10005/
として民主党の記者クラブ廃止などの改革案を論じています。

マスコミの持っているの既得権益を改める『メディア改革』の最初の第一歩は、記者クラブの特権の廃止(記者クラブの解放)ですが、これをやったのが長野県知事時代の田中康夫です。
長野県ではダムなどの大型公共事業は『脱ダム宣言』でゼネコンのもっていた既得権益も脅かされ県議会から不信任されたが市民の支持で返り咲くも、最後のトドメをさしたのが地元有力紙(民主党羽田系の信濃毎日新聞)の連日の反田中康夫キャンペーンだった。

(首都圏や大阪などと違い地方では地元紙のシェアか過半数以上)
時津風部屋リンチ殺人事件と犬山署(2008年02月08日 | スポーツ・文化
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/ed6753eb8154e538fcf2701cd8101c69

大手メディアの既得権益を廃止する記者クラブ開放のような誰が見ても当然な行為の結果が、田中康夫追い落としキャンペーンの仕返しになっている。
あな恐ろしや既得権益。
民主党に田中康夫の真似が出来るのか。?あるいは出来ないのか。?

とりあえず『記者クラブの解放』で日本も少しは民主主義らしくなるが、果して今の鳩山民主党に、その実行力が有るのかないのか。?
選挙後の行動が今から注目されるが、 主張と行動とが全く正反対だった悪い例としては、多くの皆さんが忘れているらしい自社大連立で180度態度を翻した社会党村山首相の事をもう一度思い出して欲しい。
社会党は自分が今まで掲げていた党是をことごとく裏切って、支持者に見放されて消滅するが、民主党鳩山に村山社会党の無残でお粗末な最期を、自分(民主党)の教訓とするだけの良識と記憶力があれば、『記者クラブ解放』が実現するかもしれない。

そして其のことの成否の全ては、公約に期待して投票した市民がどれだけ民主党を監視できるのか。
自民党と大連立したい小沢一郎などの勢力を抑えられるのか。
元々一貫して『記者クラブ解放』や『教育委員の公選制』を主張し続けている共産党などの護憲勢力がどれ程の議席を得るかに、選挙後の民主党のこれからの行方は委ねられているのです。
返信する
悪果 (mmikyakawa)
2009-08-26 10:08:25
こちらこそよろしくお願いいたします。

テレビは役所の認可事業。
官僚と与党の提灯、
スポンサーの太鼓持ちに過ぎない。
およそ報道機関とは呼べない寄生虫なのはこの事件以前も同様。

不正転職を天下りと読み上げながらキャスターと呼ぶに値しないアナウンサーどもは大学教授へ、
その他の社員は財団法人への渡りを目指しているだけ。

真実は無論、
伝えるべきを伝えるという使命など入社前に捨てている奴だけが虫として入局。


山へ帰っていった熊本のバカボンにハトも似ている。

地盤看板金庫を継いだだけの世襲に、
長く強固に出来上がったシステム、官僚という悪性の病巣に
立ち向かう気概や胆力など毛頭持ち合わせているはずもない。

細川のときも黒幕だった小沢。
選挙前から黒幕も傀儡もバレており、
今回も同じように空中分解必至。

有権者納税者となるものは幼児から横並び画一を強いられて洗脳され、社会へ出ても小銭稼ぎを第一義にゆとり無く寝食するうちに、疑うことや抗うこと、その気力は削がれ消え失せるのだろう。

80を過ぎた方が仰った、
「第二次世界大戦がが始まる前もそうだった。一生懸命働いていたら、知らない間に戦争が始まっていた」、と。

頽廃を自覚する市民が皆無に等しい以上、
悪果は必然。

冷静な非常識こそが正気。
返信する
16年前とも同じ (逝きし世の面影)
2009-08-25 13:40:51
mmikyakawaさん、はじめまして。これからも宜しくお願いいたします。

『1日1ネタ新情報を出す警察発表。』とは今回の酒井法子薬物騒動の真相をズバリ一言で、表現した明言ですね。
警察の記者クラブでリークされる、とるにたらない下らない瑣末な情報で踊らされている(自ら踊っている)マスコミ各社の不思議。
4年前の郵政選挙は完全にマスコミ主導型のインチキ選挙だったが、実は16年前の細川非自民8党連立政権を作った総選挙も全く同じ構図だったのです。
今は『政権選択』とか『政権交代』だが、16年前の当時のキャッチフレーズは『政治改革』で今に繋がる政党助成金や小選挙区制や議員定数の削減が当然であると宣伝されていた。
これ(政治改革の中身)に少しでも異議を唱える者は『守旧派』なる不思議な造語でマスコミから総攻撃され、ほぼ発言権を奪われていた。
この摩訶不思議な選挙キャンペーンを主導していたのがテレビなどの映像メディアで、朝日テレビの取締役で報道局長であった椿貞良などは放送連盟の放送番組調査会の席上で自慢するまでに増長していた。
あの事件は朝日テレビだけがやった訳ではなく発言をしたのが、たまたま朝日の幹部だっただけで全ての映像メディアは横並びで何れも同じ事をしていた。

まさにハーメルンの笛吹き(マスコミ)に踊らされる子供達が、悲しいかな今の普通の大勢の日本人の姿です。
世間の風向きを読んで、大勢に流され便乗し其の時々の時流に迎合して16年前には小沢一郎を勝たせ、4年前には小泉純一朗を勝たせ、今回はもう一度小沢一郎を勝たせようとしている。
自分で考えているようで、全く考えていないで、単に笛吹き男にの笛に合わせて踊っている。
其の先に破滅が待ているかも分らないのに、何故疑う事を知らないのか。?
60年以上前にも『神国ニッポン』『無敗の皇軍』『世界に冠たる大和魂』だとマスコミ全てが煽てあげれば、絶対に勝てるはずのない世界を相手に大戦争まで始めるお人よしです。
そう考えると、今回の報道する価値が低い意味のない(見苦しい大人のイジメか集団公開リンチに近い)酒井法子報道は実害が一番小さい賢い方法で有るとも考えられますね。
返信する
4年前と同じ (mmikyakawa)
2009-08-25 04:13:19
はじめまして。

景気は悪化し、社会保障の破綻も露呈、
浮かれ度合いは違うもののゼロサムの選挙は4年前と何ら変わりない有権者納税者の意識を現しています。

押尾の六本木ヒルズラインは白痴の元総理総裁森のどら息子をはじめ政治屋に繋がっているという情報は納得がいきます。

1日1ネタ新情報を出す警察発表。
酒井で民主党の露出を抑えるってのはジミンやソウカがやりそうですが、判官びいきの同情票すら逃がしているようにも思えます。

圧勝して政権を取る奴らも叩かれたらほこりの出る奴ばかり、同じ穴の狢のミンシュ。
政治屋は期待するものではなく監視するものなのに。
8/31以降も大差ないでしょうね。

せめて歴代の首相やその世襲は落とすべきだが、
悪性の病巣であるこういう奴らだけは議席が半減しても残るであろうし。

市民に応じた政府しかできない、
トクヴィル以来何ら変わっていないんでしょうね。


返信する
4年前とは大違い (逝きし世の面影)
2009-08-24 17:21:11
Piichanさん、コメント有り難うございます。

郵政選挙の刺客騒動とは大違いで、完全にテレビの内容が様変わりしている。
あの当時はニュースの時間にテレビを見ればどこの局を回しても片山さつきか小池百合子ばかりで、うんざりしたものです。
ところが今回は酒井法子ばかりが出て来て、やっぱりうんざりしている。
薬物は外国では使用者は微罪でも、麻薬業者(暴力団)には最高刑(死刑)になる重大事件、
ところが日本の報道は被害者でも有る中毒者ばかりを叩いて本当の悪人(麻薬業者)を叩かない全くの片手落ち。
覚醒剤は元々は日本製で、取締りが厳しくなったので台湾に生産拠点が移したものです。
台湾の経済成長と取締りの関係で次に中国本土に移り、それが中国の発展で北朝鮮に移っただけで、あくまでも主体は日本の稲川会系暴力団などの麻薬組織です。
(北朝鮮が直に覚醒剤を売っていたら目立ちすぎ)
そして稲川会といえば『拉致被害者を救う会』とも組織的に繋がっている。
『救う会』は韓国系の反共団体勝共連合と一体の破壊的カルト統一協会とも繋がっている。
そして麻生太郎は日米首脳会談にまで『救う会』の青バッジをつけてオバマに馬鹿にされるほどの入れ込みよう。

しかしモノは考え様で、今の様に各党幹部の討論会だけという選挙報道の方が当たり前のような気もします。
確かに今回の酒井法子も変ですが、4年前が異常すぎたのですよ。

押尾学事件ですが、秘密は六本木ヒルズ人脈(大物政治家とか暴力団)に有る可能性が高いが、
ひょっとすると、たった2錠で中毒死した合成麻薬自体に有るのかもしれません。
中毒者ならどれだけの飲めば如何なるか良く知っている筈です。
ですから、この合成麻薬は新しく開発調合された超強力な代物で、知らずにうっかり何時もと同じ様に飲んで死んだとしたら、組織としては何としても秘密にしたいと思うでしょう。
返信する
Unknown (Piichan)
2009-08-24 15:25:21
たしかに選挙報道が低調な気がしますね。2年前の参院選は選挙関連のニュースをみるのが楽しみだったのに。
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