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逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

中山成彬症候群の橋下徹大阪府知事

2008年11月08日 | 社会

選挙演説でも『自分の過去の『日本の核武装発言』を話芸とか、嘘つきは政治家と弁護士の始まり』とか、『マニフェストは所詮実現しない』とか、『財政再建は中学生にでも出来る』とかの無責任発言を連発していた橋下徹氏。
それにしても大阪人は新し物好きで全国初の女性知事の次が、全国最年少知事とは。流行り物好きにも程が有る。

虚構と現実の区別や、真実と嘘の区別も分からない三百代言橋下徹が800万大阪府のトップに立つ喜劇的な中山成彬的悲劇である。

『知事VS府職員』

知事就任早々から『私と死んでもらう覚悟』とか『やる気が無いなら辞めろ』とか『倒産会社の社員と同等』などと府職員に対して無責任恫喝発言連発する。
府の施設廃止を前提に児童図書館職員を隠し撮りするなどの無法行為を臆面も無く言い繕い反省の欠片も無い。

新人職員に大しては、例によって何時もの『生きるも、死ぬも』とか、『地獄』とか、何やら怪しげカルト団体か、闇金の決起集会のような有様になってくる。

相手が弱い場合には滅茶苦茶強気だが、反対に府市長会の様に有る程度の力が有る相手の場合には少し批判されただけで泣き出すお粗末な人格。余りに情けない。

『橋下徹VS府教育委員会』

ラジオ公開生放送で全国学力テストでの結果非公表の姿勢非難して「くそ教育委員会」と発言する。
実はこの話には半年前の府議会での行政や法令の仕組みを知らなかった為の自分の失言に対する謝罪が影響している。
権限ないのに「府教委に命令」すると答弁して、
府議に「知事は府教委に命令できるのか」とただしたところ、知事は「コメンテーターの立場であればともかく、知事としては完全に間違っていた」と、3度頭を下げて謝罪している。
その時の意趣返しか。?
しかしこの答弁と府教育委員会とは何の関連も無い。関係ないとばっちりも良いところ。
其の後橋下知事は、「オカンから怒られたのでもう『くそ教育委員会』は使わない」と述べた。
橋下知事は暴言翌日の夜に自宅マンションの別の階に住む母親から電話で、「そんなことを言う子に育てた覚えはない」と、諭されたからだと言う。

『橋下府知事VS府議会』

この答弁以外でも、無知からの問題発言を連発するが、直ぐに突っ込まれて其の都度謝罪と議事録の削除が行われている。
野党議員からの質問に対して、『そのような主張は多数派を取ってからぶつけてほしい』と答弁する。
共産府議団は「少数会派の言論を封殺しかねない発言」などと岩見星光議長に抗議。
議長も知事に対し、答弁の撤回を促した。
相次ぐ不適切発言に共産府議団は『知事は感情的になれば本音が出てくる』呆れている。

『橋下VSNHK』

NHK番組に遅刻して、知り合いの女性アナウンサーに注意されたのを逆恨みして大阪府知事としてNHKに対して絶縁宣言。
調味料がないと放送局の職員に暴行した挙句に土下座で謝罪させた、やしきたかじんの同類項的な行為。強いものには弱いが、弱いものには滅法強い。
両者の言い分が大きく食い違っているので、一概に言えないが、橋下氏の態度に人間としての危うさを感じる。
NHK側は、橋下氏の番組出演は了解済みで、遅刻は前日に突然連絡してきたと主張。
これは両者の言い分が食い違い、どちらともいえないが、橋下氏の激怒の大きな部分が、NHK側から『ご苦労様』の一言が無かった、無礼であるとのことで、そのまんま東氏との器の違いを感じる。

東国原知事が最初に東京に上京して、官庁へ挨拶回りしたときに、土産の宮崎地鶏を付き返した大臣がいましたよ。
東氏はその後、態度一つ変えず相手の大臣に愛想を振りまいていました。

下積みを経験している50代の東国原氏と、幼少時はヤクザものと離婚した母子家庭で苦労したらしいが、その後はエリート街道一直線で挫折経験の無い30代の橋下氏の違いでしょうか。?
突然プッツンでは800万府民は大迷惑する。
あのままだと、任期途中で突然投げ出した安倍晋三前首相の轍を踏みそうで見ていられない。

『橋下徹VS幼稚園児』

保育園の芋抜いた橋下府知事が集中砲火。大阪府の行政代執行で用地となる保育園の芋が抜かれ、橋下知事に批判が殺到している。

芋ほりだけなら、府知事の肩を持ちたい。
近頃のガキども・・・訂正、お子様達は大事にされすぎだと思いませんか。?
中山元大臣は何でも日教組のせいにしていますが、子供達を取り囲む環境が今のひ弱な子供をうんでいる。周りの大人がみんなが大事にし過ぎるんですよ。

「体育の日」の13日、北京オリンピック柔道の金メダリスト・石井 慧選手(21)が、町内の運動会に参加。
石井選手は、子どもたちと障害物競走に挑んだ。
最初は網くぐりだったが、そのまま走り抜け、「ズル」をしてトップでゴールした。
石井選手は「人生の厳しさを、人生の先輩である自分が指導しました。他人をけ落としてでも自分がのし上がる心を持たないと、日本が駄目になる。きょうはそういうことを指導しに来た。ズルしてでも勝つ」と語った。
これに対し、子どもは『あれはちょっと大人げない』と語った。

どっちが子供(大人)やねん。

『子供達に大人の怖さを教えた橋下徹』

日本では12センチ程度の刃物で大量殺人が出来るが、外国では有り得ない話ですよ。
あれは周りの大人は自分に対して絶対に悪い事はしないと信じて大きくなってしまったので社会の厳しさを知っていない。
池田小の事件では殺された8人中7人までが女の子。特に女の子は大事にされ叩くなどはもってのほか。自分に危害を加える大人が周りに居ると教えていない事の悲劇ですよ。
アフガンあたりなら刃物を振り回して居る大人が居れば子供であれ誰であれ一目散に逃げるので包丁程度の凶器では大量殺人は無理。

今度の芋ほりでは大人の厳しさ恐ろしさを教えた橋下知事。
『人生の厳しさを指導した』石井 慧選手と同じに子供達には『あれはちょっと大人げない』と語られそうですが、これはこれで大事な教訓です。

『無駄な超豪華箱モノ行政』

ただこの第二京阪は1兆円のプロジェクトなんですが地元ではほとんど話しにものぼりません。
地元府民のみんなほとんど第二京阪高速道路には関心が無い様です。
3層で12車線もの道路ですが採算が合わない(需要が無い)ので民営化された道路公団ではなく国の直轄事業なので1割の程度は地元負担が有るので赤字の大阪府にとっては大問題です。

なんと府民一人当たり万円以上で、府全体では800億円以上借金が増える計算です。
これまでもよく有る豪華すぎて無駄な公共事業の見本ですね。

『橋本徹知事VS女子高生』

橋下知事が何故人気が有るかの謎ですが、言動から判断して彼は30過ぎなのに未だに自分を子供と思っている節が有る。
どんなに歳をとっても誰にでも少しは子供の部分が有る。
人気が有るのはこの子供の部分が共感する所以でしょうか。?
人前で『そんな大人になりたくない』なんて普通の大人は恥ずかしくて絶対に言いませんよ。

つい最近も高校生とマジでやり合って女子高校生を泣かせる始末。
私学助成金削減は母子家庭の家計を直接的に圧迫するので何とかして欲しいと訴える高校生に対して『もう少し努力して学費の安い公立に入れ』だの『基本体に高校は自己責任』だの『文句が有るなら自分で政治家になって変えろ』だの『嫌なら日本から出て行けば』などなどの到底政治家とは思えない発言の数々。

高校生に対して、出来の悪い中学生程度の不真面目な屁理屈で言い返す橋下徹氏。貴方は大阪府知事で相手は子供でも一応は大阪府民ですよ。
幾等なんでも・・・・子供相手に相手を泣かして勝ったとしても、大人としては駄目でしょう。知事としては論外ですが。

『大人VS子供』

確かに福田康夫元首相の様に「あなたとは違うんです」は、面と向かって相手に言ってはいけない言葉では有るが、「あなたとは違うんです」と考えて行動するのが上に立つ指導者の心構えの基本中の基本ではないでしょうか。
知事本人は国会に打って出る足がかり程度に考えて居るのかも知れないが、あの態度では4年間の任期を勤め切れない。

それに首長は議員とは違い推薦してくれた党派の代表では無く800万府民全体の代表である事実に早く気が付いて欲しい。
私学助成を削ったり児童図書館を閉鎖したりとみんなの犠牲でちびちび貯めた金が一兆円超豪華道路に注ぎ込むのでは納得する府民は少ないでしょう。

地方の負債は夕張の例の様に無駄な公共事事業が原因で9割は国から出るが1割は地元負担しなければならない。
無駄で豪華な公共事業でも自分たちは幾等かは潤うが子孫に皺寄せが行く。
日本の公共事業とは、なにやら身体に悪いのは分かっていても自分の意思では止められない麻薬のような不思議な代物ですね。

『テレビ放送VS橋下徹』

橋下さん。テレビで報道される事を意識してわざとやっていますね。
強いマッチョな男を演じているんですよ。
高校生との話は20分間の予定でしたが、テレビの録画する前に「高校生は大人、今回は手心を加えずやります」と子供相手にマジに喧嘩する事を予告していた。

何としても討論(口げんか)に勝つために高校生相手に「大阪のGDPを知ってるか?」と逆質問する。

大体ですね府議会議員でも大阪のGDPを正確に知っている人物が何人いると思いますか。?
多分橋下氏自身が知らなかったはずです。
事前に子供相手の口喧嘩で勝つ為のにわか仕込みの知識ですね。
予定を大幅に延長して1時間半になったのは高校生相手でもなかなか勝てないので何とか相手を言い負かそうとして粘った結果です。
余りにも大人気ない。
『文句が有るなら自分で政治家になれ』なんて政治家の言葉ではなく子供が喧嘩に負けたときの捨て台詞程度の代物です。
政治家とは言葉に責任が伴いますが、橋下徹は未だにテレビ芸人から一歩も出ていないようです。

『橋下知事VS朝日新聞』

事の発端は、山口県光市で起きた母子殺人事件について橋下知事が「あの弁護団に対してもし許せないと思うんだったら、一斉に弁護士会に対して懲戒請求をかけてもらいたい」と知事になる前にテレビ番組で発言したことにある。
この発言に弁護団が損害賠償を請求、今月2日に広島地裁から橋下知事に800万円の支払いを命じる判決が下った。

朝日新聞は社説でこの判決に触れ「弁護団の方針が世間の常識にそぐわず、気に入らないからといって、懲戒請求をしようとあおるのは、弁護士のやることではない」「判決を真剣に受け止めるならば、控訴をしないだけでなく、弁護士の資格を返上してはどうか」と主張した。

これに知事は「口ばっかりで、人の悪口ばっかり言っているような朝日新聞のような大人が増えれば、日本はだめになる」「朝日が早くなくなれば世の中のためになる」「朝日はからかい半分で、事実誤認もあり今すぐ廃業すべきだ」と反論した。

産経新聞の「橋下日記」で記者から「過激な発言だったが…」と聞かれ「過激でも何でもない。大阪だったら普通のこと」と述べているが、この一連の発言に「そろそろ誰か止めろw」「勝手に普通にするな」などのコメントが寄せられている。

『胡散臭い橋下徹の朝日に対する怒り』

橋下氏と朝日新聞の話は出来レースかもしれませんよ。
報道されている光市事件での懲戒請求での損害賠償は橋下氏本人も間違いを認めているし謝罪もしていて本来なら終結している話です。
テレビ番組での懲戒請求問題にはサンケイ読売毎日など全ての新聞が批判していて朝日だけに特別に反発する理由が無い。
以前NHKとけんか?していたが全ての新聞に対して反発するなら有る意味筋が通っているが朝日一人では裏に何があるのかと考えたくなる。

また今回大阪府知事VS幼稚園児の記事の芋ほりに関して「園児の涙」を報じたのは活字媒体では朝日ではなく産経新聞だけですよ。
そもそも小さい幼児が泣くのは日常事でわざわざ公器である新聞とも有ろうモノが記事にするほどの事ではない。サンケイらしいと言えば言えなくも無いが。

朝日新聞ですが、
以前から首相信表明演説の草稿とか解散の日取り演説の段取りなどマスコミ対策全般は朝日が引き受けているとの噂が有る。
10月10日発売の文芸春秋11月号での冒頭解散の麻生太郎名義の手記は麻生太郎の口述筆記で、実際に書いたの朝日新聞関係者(論説委員等の幹部)らしいので、自民と朝日の関係も出来レースの可能性が濃厚です。
朝日新聞と産経新聞は示し合わせて良い警官と悪い警官の話を演じている可能性が有りますね。単なる悪い噂なら良いのですが昨今の横並び報道を見ていると信憑性が出て来る。




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2 コメント

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Unknown (わこ)
2008-11-09 14:46:38
橋下知事のいい加減さには呆れて、私も大嫌いだったのですが、
淀川水系ダム建設についても、最初は曖昧な事を言っていたのですが、今回建設反対に、滋賀県知事、京都府知事に同調して、橋下知事も反対派になってくれたらしいので、ちょっと見直していたのです。

でも京阪自動車道にそんなに費用がかかったから、ダム建設に反対したまでなのかもしれませんね。
府民の福祉を削りまくって、御堂筋にイルミネーションを何十億円もかけて創るなどという計画を聞いた時は、その恥知らずぶりに呆れ果ててしまったものでしたが・・・・・
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何処までが本気で、何処までが演技なのか? (ブログ主)
2008-11-09 16:11:56
橋下徹の其の時々の口から出任せの無責任問題発言の数々。
この問題は橋下徹本人の資質に見る人が多い様ですが注意して冷静にみると彼の発言はかなりブレています。
その時々のマスコミや世間(ネット空間を含む)の論調に影響されているんですよ。
光市事件の弁護士懲戒請求問題なんかは其の典型例です。
踊らされているのか自分で勝手に踊っているのか、自分の行いが100%無茶苦茶なのは知っているがマスコミや世論を利用してアホを働く。

淀川水系ダム建設では学識者の諮問会議の報告書でも不要の結論が既にでています。
だから有る意味橋下大阪府知事が賛成したら驚きで、当然今回のように反対します。
ただ今回の第二京阪のように世論が未だ反対に固まっていないものは当然賛成するんですよ。
だから箕面の山奥に造っているニュータウンのように府民が知らない無駄な公共事業は幾等赤字が出ても絶対推進します。
自分と言うものが無い、世間の風向きで言う事が変わる風見鶏ですね。

彼は本当に自分の言っていることを信じているか。?はなはだ疑問です。
単にマスコミ受けで喋っているだけではないのか。?
今世間は北朝鮮問題で極端な右傾化をきたしているが、世間の風向きが護憲左翼の方に傾けば態度を一変する可能性が大きいでしょう。
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