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<平昌五輪>韓国は太極旗、北は統一旗…閉会式は別々に入場…なぜ?2018年02月26日 中央日報
25日、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)閉会式で、選手団の入場は、最後の順序として北朝鮮選手団が先に入った後で韓国選手団がその後に従った。
北朝鮮選手団は赤色の北朝鮮ユニホームを着て人共旗(人民共和国旗)と統一旗(朝鮮半島旗)を手にしていたが、韓国選手団は両手に太極旗を持って入場した。
開会式では韓国の元允宗(ウォン・ユンジョン、ボブスレー)と北朝鮮ファン・チュングム(アイスホッケー)が共に統一旗を持って入場した。
ところが閉会式では男子スピードスケートマススタートの韓国の李承勲が、北朝鮮はフィギュアスケートペアの男子選手がそれぞれの国旗を持って入場した。
(抜粋)
『北朝鮮選手団が韓国国内で堂々と北朝鮮国旗を掲げて行進し、その事実をテレビなどで全国放送した意味は大きい』
韓国では法律で、もしも北朝鮮国旗を掲げたり北朝鮮指導者を称賛する言動を行ったら即座に逮捕され厳罰に処するが、たとえオリンピック閉会式とはいえ、韓国国内で堂々と北朝鮮国旗を掲げて行進した意味は限りなく大きいでしょう。(今回は南北朝鮮の選手団がそれぞれの国旗を持っていたが、北は片手に統一旗を持ったが、南が持たなかった)
韓国の保守系3大主要紙の一つである中央日報日本語版の26日付け当該記事では、 『韓国と北朝鮮の選手団は別々に入場した。統一旗を共に振りながら合同で入場した開会式の時とは違った。』とあるが、オリンピックの開会式や閉会式でのアルファベット順(国名)であり入場行進では最後が主催国だと決まっている。
今回は韓国だが(閉会式でも最後だった)北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)も準主催国格の特別扱いだったのである。南北朝鮮ですが、別々の集団と制服ではあるが、遠くから見ると『一つの集団』に見えるように工夫していた。
今回、中央日報の<平昌五輪>韓国は太極旗、北は統一旗…閉会式は別々に入場…なぜ?(2018年02月26日)ですが、野党(弾劾されたパク・クネ与党)や中央日報などの旧保守系与党よりの保守系主要3紙は『(北朝鮮を優遇し過ぎで)これでは、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックではなくピョンヤン(平壌)五輪だ。』とか『何故韓国が主催した冬季オリンピックなのに太極旗(韓国国旗)ではなくて統一旗を使用するのか。💢』と文在寅(ムン・ジェイン)大統領のやり方に散々噛みついていたのである。(★注、同じ分裂国家でも西ドイツは自分でもウエストジャーマンと呼んでいた。ところが韓国の場合は自分が南朝鮮とは言わないだけではなく、サウスコリア呼ばれることを極端に嫌がっている)
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文在寅大統領が25日、江原道平昌のオリンピックスタジアムで行われた2018平昌冬季五輪の閉会式で、金英哲(キム・ヨンチョル)労働党中央委員会副委員長兼統一戦線部長と握手している=平昌/大統領府写真記者団
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『平昌冬季五輪、閉会式 イヴァンカ氏と北朝鮮高官らが出席』2018年2月25日 21:06 発信地:平昌/韓国AFP
同じ場面を韓国大統領府カメラマンとは違うアングルで写したAFPの写真では平昌冬季五輪閉会式でのイヴァンカ氏と北朝鮮高官らの席が一番近いのが分かる。
ムン大統領と北高官の握手の時にアメリカ大統領トランプの長女のイヴァンカ補佐官が礼儀正しく起立しているのに、座ったままで帽子しか映っていないのは(外交的に非礼な)在韓米軍司令官のビンセント・ブルックス将軍。
[ニュース分析]北朝鮮「米国との対話」に前向きな変化…“探索的対話”の道開かれた 2018-02-26 ハンギョレ新聞
文大統領、北朝鮮金英哲副委員長と1時間会談 文、南北と朝米対話の“好循環”強調に 北朝鮮代表団「考えは同じ」異例的に答え
「北朝鮮の核・ミサイル」論議の可能性見せる
専門家ら「北朝鮮の誠意…良いサイン」
朝米、初歩的レベルでの対話に“青信号” 米、北朝鮮のメッセージを受け入れるかどうかが問題
文大統領に会った金英哲「米国と対話する十分な用意ある」2018-02-26 ハンギョレ新聞
(南朝鮮)文大統領「南北関係の拡大・進展を果たすべき」
(北朝鮮)金副委員長「金正恩(キム・ジョンウン)委員長も同じ意志を持っている」
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孫崎 享 @magosaki_ukeru · 5:32 - 2018年2月25日
今日の写真、平昌冬季五輪の開会式。文在寅大統領(中央左)と夫人のキム・ジョンスク氏、イヴァンカ・トランプ大統領補佐官(中央右)、北朝鮮の朝鮮労働党の金英哲(キム・ヨンチョル)中央委員会副委員長(後列右)AFP
韓国大統領夫妻の右横がアメリカ大統領トランプの長女のイヴァンカ補佐官を配置した閉会式の席順ですが、傑作なのは列は違うが直ぐ後ろのイヴァンカ・トランプに一番近い席に北朝鮮代表団の金英哲(キム・ヨンチョル)を文在寅(ムン。ジョイン)大統領は配置していた。
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イヴァンカ・トランプ補佐官に歓迎の握手を求める文在寅(ムン。ジョイン)韓国大統領。米韓代表の握手時に礼儀正しく起立している北朝鮮代表団の金英哲(キム・ヨンチョル)ですが、なんと、ビンセント・ブルックス在韓米軍司令官と韓国大統領の握手時にも起立していた。(★注、大統領と北代表の金英哲の握手時に米軍司令官は着席したまま)
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ハンギョレ新聞社の2018-02-26 [ニュース分析]北朝鮮「米国との対話」に前向きな変化…“探索的対話”の道開かれた の中にある写真
イヴァンカ・トランプ補佐官の真後ろの席に居た制服姿のアメリカ軍将官はビンセント・ブルックス在韓米軍司令官であり、自分の席から握手のため移動した文在寅大統領ですが、後列右側の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長の握手の次がブルックス在韓米軍司令官である。
韓国大統領ムン・ジョインと在韓米軍司令官の握手を見つめる北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)。それを振り返ったイヴァンカ・トランプが眺めている構図。(この時米朝は言葉を交わさなかったが今後の米朝対話を韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が周到に用意していた)
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『平昌冬季五輪、閉会式 イヴァンカ氏と北朝鮮高官らが出席』と題するAFPの7枚組の写真の一枚(2月25日)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は左端で横向き、ドナルド・トランプ米大統領の長女、イヴァンカ・トランプ大統領補佐官が中央で微笑み、北朝鮮高官の金英哲(キム・ヨンチョル)は上の列の右で、ブルックス在韓米軍司令官が左。
AFPの写真では、在韓米軍司令官は頭一つ上に君臨している図だが、米政府(イヴァンカ・トランプ)を真ん中に右上にアメリカ軍、左上が北高官とした逆三角形で、最強のネゴシエーター韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が仲介しているように見える。
(おまけ)
「権力者らのメダル」,平昌五輪外交戦の金・銀・銅は?=伊日刊紙2018年02月26日中央日報
2018平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)が25日で幕を閉じた中で、イタリアの有力日刊紙が平昌五輪の外交戦に参加した各国首脳の順位を付けた。
伊日刊紙コリエーレ・デラ・セラは25日付「権力者らのメダル」という見出しの記事で「韓国が大会開会式直前、北朝鮮と五輪停戦を実現させて大会期間だけではあるが北朝鮮のミサイル脅威の解除に成功した」とし「金メダルは文大統領に与えるのが適当だ」と強調した。
新聞は、文大統領に対して「文大統領が信頼できない金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長と対話のきっかけをつくる過程で多くのリスクを甘受しなければならなかった」とし「文大統領はドナルド・トランプ米大統領の反対、統一に関心がなく統一費用の負担を敬遠している韓国の一部若い世代が持っている疑問も解決する必要があった」と指摘した。
銀メダルの受賞者は金正恩北朝鮮労働党委員長が選ばれた。
銅メダルは安倍首相。「世界の主要舞台に常に姿を現わしている」「過去5年間、世界指導者の中で最も多いところを訪問した首脳が安倍首相」。
(抜粋)
今回の冬季五輪ではペンスもトランプも脱落して金銀が文在寅(ムン・ジェイン)と金正恩(キム・ジョンウン)と南北朝鮮が独占し、銅メダルが『世界の主要舞台に常に姿を現わし、最も多く訪問した』安倍首相だったとの爆笑記事。何とも良く出来ているイタリア的な皮肉が効いた笑い話。(3・11を見て『几帳面な日本人で駄目ならイタリアなら絶対に無理だ』と即座に原発廃止を決めたイタリア人ですが世界で一番かっこよく負けることに特徴がある)
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『冬季五輪が終われば、すぐさま始まるサッカーの2018年FIFAワールドカップ』
冬季オリンピックとしては最大のメダル数の日本選手ですが、前回ソチ冬季五輪でメダルを独占した最強国ロシアを締め出した結果なのですから今回メダル数が多少増えて当然である。
民主党クリントン陣営の汚らしいし恥ずかしい米大統領選のネガティブキャンペーンの『ロシアゲート』のとばっちりのドーピング疑惑ですが、肝心のロシアゲートそのものが2年ぶりにトランプの完全勝利でとうとう決着したので、今年6月14日から始まり7月15日まで1ヵ月間のロシアでのサッカーのFIFAワールドカップが盛り上がってリベラルメディアの悪事は有耶無耶になる。マスコミの場合、変わり身が早いのである
(3月にロシア大統領選があるが圧倒的な支持率の現職のプーチン当選は既に決まっていて興味は投票率だけだった。ところが、今回アメリカが主導したらしい冬季五輪でのドーピンブ疑惑での参加禁止で愛国心が燃え上がり、結果的に投票率も上がってプーチンの笑いが止まらない)
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『オリンピックを遥かに凌ぐ世界最大のスポーツイベント2018年FIFAワールドカップを主催するロシア』予選落ちで参加出来ないアメリカ
FIFAワールドカップは、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、ナショナルチームによるサッカーの世界選手権大会。サッカーの大会の世界最高峰と位置付けられ、全世界のテレビ視聴者数や経済効果はオリンピックを遥かに凌ぐ世界最大のスポーツイベント。
FIFAワールドカップ(本大会)は4年ごとに開催され、1994年以後は冬季五輪と同年になる。1998年の第16回フランス大会から出場枠が現在と同じ32に増やされた。(今回のロシア主催の第21回2018年FIFAワールドカップでは、オリンピックとは違いアメリカは予選落ちで出場できない)
25日、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)閉会式で、選手団の入場は、最後の順序として北朝鮮選手団が先に入った後で韓国選手団がその後に従った。
北朝鮮選手団は赤色の北朝鮮ユニホームを着て人共旗(人民共和国旗)と統一旗(朝鮮半島旗)を手にしていたが、韓国選手団は両手に太極旗を持って入場した。
開会式では韓国の元允宗(ウォン・ユンジョン、ボブスレー)と北朝鮮ファン・チュングム(アイスホッケー)が共に統一旗を持って入場した。
ところが閉会式では男子スピードスケートマススタートの韓国の李承勲が、北朝鮮はフィギュアスケートペアの男子選手がそれぞれの国旗を持って入場した。
(抜粋)
『北朝鮮選手団が韓国国内で堂々と北朝鮮国旗を掲げて行進し、その事実をテレビなどで全国放送した意味は大きい』
韓国では法律で、もしも北朝鮮国旗を掲げたり北朝鮮指導者を称賛する言動を行ったら即座に逮捕され厳罰に処するが、たとえオリンピック閉会式とはいえ、韓国国内で堂々と北朝鮮国旗を掲げて行進した意味は限りなく大きいでしょう。(今回は南北朝鮮の選手団がそれぞれの国旗を持っていたが、北は片手に統一旗を持ったが、南が持たなかった)
韓国の保守系3大主要紙の一つである中央日報日本語版の26日付け当該記事では、 『韓国と北朝鮮の選手団は別々に入場した。統一旗を共に振りながら合同で入場した開会式の時とは違った。』とあるが、オリンピックの開会式や閉会式でのアルファベット順(国名)であり入場行進では最後が主催国だと決まっている。
今回は韓国だが(閉会式でも最後だった)北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)も準主催国格の特別扱いだったのである。南北朝鮮ですが、別々の集団と制服ではあるが、遠くから見ると『一つの集団』に見えるように工夫していた。
今回、中央日報の<平昌五輪>韓国は太極旗、北は統一旗…閉会式は別々に入場…なぜ?(2018年02月26日)ですが、野党(弾劾されたパク・クネ与党)や中央日報などの旧保守系与党よりの保守系主要3紙は『(北朝鮮を優遇し過ぎで)これでは、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックではなくピョンヤン(平壌)五輪だ。』とか『何故韓国が主催した冬季オリンピックなのに太極旗(韓国国旗)ではなくて統一旗を使用するのか。💢』と文在寅(ムン・ジェイン)大統領のやり方に散々噛みついていたのである。(★注、同じ分裂国家でも西ドイツは自分でもウエストジャーマンと呼んでいた。ところが韓国の場合は自分が南朝鮮とは言わないだけではなく、サウスコリア呼ばれることを極端に嫌がっている)
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文在寅大統領が25日、江原道平昌のオリンピックスタジアムで行われた2018平昌冬季五輪の閉会式で、金英哲(キム・ヨンチョル)労働党中央委員会副委員長兼統一戦線部長と握手している=平昌/大統領府写真記者団
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『平昌冬季五輪、閉会式 イヴァンカ氏と北朝鮮高官らが出席』2018年2月25日 21:06 発信地:平昌/韓国AFP
同じ場面を韓国大統領府カメラマンとは違うアングルで写したAFPの写真では平昌冬季五輪閉会式でのイヴァンカ氏と北朝鮮高官らの席が一番近いのが分かる。
ムン大統領と北高官の握手の時にアメリカ大統領トランプの長女のイヴァンカ補佐官が礼儀正しく起立しているのに、座ったままで帽子しか映っていないのは(外交的に非礼な)在韓米軍司令官のビンセント・ブルックス将軍。
[ニュース分析]北朝鮮「米国との対話」に前向きな変化…“探索的対話”の道開かれた 2018-02-26 ハンギョレ新聞
文大統領、北朝鮮金英哲副委員長と1時間会談 文、南北と朝米対話の“好循環”強調に 北朝鮮代表団「考えは同じ」異例的に答え
「北朝鮮の核・ミサイル」論議の可能性見せる
専門家ら「北朝鮮の誠意…良いサイン」
朝米、初歩的レベルでの対話に“青信号” 米、北朝鮮のメッセージを受け入れるかどうかが問題
文大統領に会った金英哲「米国と対話する十分な用意ある」2018-02-26 ハンギョレ新聞
(南朝鮮)文大統領「南北関係の拡大・進展を果たすべき」
(北朝鮮)金副委員長「金正恩(キム・ジョンウン)委員長も同じ意志を持っている」
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孫崎 享 @magosaki_ukeru · 5:32 - 2018年2月25日
今日の写真、平昌冬季五輪の開会式。文在寅大統領(中央左)と夫人のキム・ジョンスク氏、イヴァンカ・トランプ大統領補佐官(中央右)、北朝鮮の朝鮮労働党の金英哲(キム・ヨンチョル)中央委員会副委員長(後列右)AFP
韓国大統領夫妻の右横がアメリカ大統領トランプの長女のイヴァンカ補佐官を配置した閉会式の席順ですが、傑作なのは列は違うが直ぐ後ろのイヴァンカ・トランプに一番近い席に北朝鮮代表団の金英哲(キム・ヨンチョル)を文在寅(ムン。ジョイン)大統領は配置していた。
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イヴァンカ・トランプ補佐官に歓迎の握手を求める文在寅(ムン。ジョイン)韓国大統領。米韓代表の握手時に礼儀正しく起立している北朝鮮代表団の金英哲(キム・ヨンチョル)ですが、なんと、ビンセント・ブルックス在韓米軍司令官と韓国大統領の握手時にも起立していた。(★注、大統領と北代表の金英哲の握手時に米軍司令官は着席したまま)
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ハンギョレ新聞社の2018-02-26 [ニュース分析]北朝鮮「米国との対話」に前向きな変化…“探索的対話”の道開かれた の中にある写真
イヴァンカ・トランプ補佐官の真後ろの席に居た制服姿のアメリカ軍将官はビンセント・ブルックス在韓米軍司令官であり、自分の席から握手のため移動した文在寅大統領ですが、後列右側の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長の握手の次がブルックス在韓米軍司令官である。
韓国大統領ムン・ジョインと在韓米軍司令官の握手を見つめる北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)。それを振り返ったイヴァンカ・トランプが眺めている構図。(この時米朝は言葉を交わさなかったが今後の米朝対話を韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が周到に用意していた)
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『平昌冬季五輪、閉会式 イヴァンカ氏と北朝鮮高官らが出席』と題するAFPの7枚組の写真の一枚(2月25日)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は左端で横向き、ドナルド・トランプ米大統領の長女、イヴァンカ・トランプ大統領補佐官が中央で微笑み、北朝鮮高官の金英哲(キム・ヨンチョル)は上の列の右で、ブルックス在韓米軍司令官が左。
AFPの写真では、在韓米軍司令官は頭一つ上に君臨している図だが、米政府(イヴァンカ・トランプ)を真ん中に右上にアメリカ軍、左上が北高官とした逆三角形で、最強のネゴシエーター韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が仲介しているように見える。
(おまけ)
「権力者らのメダル」,平昌五輪外交戦の金・銀・銅は?=伊日刊紙2018年02月26日中央日報
2018平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)が25日で幕を閉じた中で、イタリアの有力日刊紙が平昌五輪の外交戦に参加した各国首脳の順位を付けた。
伊日刊紙コリエーレ・デラ・セラは25日付「権力者らのメダル」という見出しの記事で「韓国が大会開会式直前、北朝鮮と五輪停戦を実現させて大会期間だけではあるが北朝鮮のミサイル脅威の解除に成功した」とし「金メダルは文大統領に与えるのが適当だ」と強調した。
新聞は、文大統領に対して「文大統領が信頼できない金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長と対話のきっかけをつくる過程で多くのリスクを甘受しなければならなかった」とし「文大統領はドナルド・トランプ米大統領の反対、統一に関心がなく統一費用の負担を敬遠している韓国の一部若い世代が持っている疑問も解決する必要があった」と指摘した。
銀メダルの受賞者は金正恩北朝鮮労働党委員長が選ばれた。
銅メダルは安倍首相。「世界の主要舞台に常に姿を現わしている」「過去5年間、世界指導者の中で最も多いところを訪問した首脳が安倍首相」。
(抜粋)
今回の冬季五輪ではペンスもトランプも脱落して金銀が文在寅(ムン・ジェイン)と金正恩(キム・ジョンウン)と南北朝鮮が独占し、銅メダルが『世界の主要舞台に常に姿を現わし、最も多く訪問した』安倍首相だったとの爆笑記事。何とも良く出来ているイタリア的な皮肉が効いた笑い話。(3・11を見て『几帳面な日本人で駄目ならイタリアなら絶対に無理だ』と即座に原発廃止を決めたイタリア人ですが世界で一番かっこよく負けることに特徴がある)
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『冬季五輪が終われば、すぐさま始まるサッカーの2018年FIFAワールドカップ』
冬季オリンピックとしては最大のメダル数の日本選手ですが、前回ソチ冬季五輪でメダルを独占した最強国ロシアを締め出した結果なのですから今回メダル数が多少増えて当然である。
民主党クリントン陣営の汚らしいし恥ずかしい米大統領選のネガティブキャンペーンの『ロシアゲート』のとばっちりのドーピング疑惑ですが、肝心のロシアゲートそのものが2年ぶりにトランプの完全勝利でとうとう決着したので、今年6月14日から始まり7月15日まで1ヵ月間のロシアでのサッカーのFIFAワールドカップが盛り上がってリベラルメディアの悪事は有耶無耶になる。マスコミの場合、変わり身が早いのである
(3月にロシア大統領選があるが圧倒的な支持率の現職のプーチン当選は既に決まっていて興味は投票率だけだった。ところが、今回アメリカが主導したらしい冬季五輪でのドーピンブ疑惑での参加禁止で愛国心が燃え上がり、結果的に投票率も上がってプーチンの笑いが止まらない)
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『オリンピックを遥かに凌ぐ世界最大のスポーツイベント2018年FIFAワールドカップを主催するロシア』予選落ちで参加出来ないアメリカ
FIFAワールドカップは、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、ナショナルチームによるサッカーの世界選手権大会。サッカーの大会の世界最高峰と位置付けられ、全世界のテレビ視聴者数や経済効果はオリンピックを遥かに凌ぐ世界最大のスポーツイベント。
FIFAワールドカップ(本大会)は4年ごとに開催され、1994年以後は冬季五輪と同年になる。1998年の第16回フランス大会から出場枠が現在と同じ32に増やされた。(今回のロシア主催の第21回2018年FIFAワールドカップでは、オリンピックとは違いアメリカは予選落ちで出場できない)
交流や友好という部分がまったく触れられないのも今の空気を反映しているのでしょう。