興行としてのスポーツ!物言い3分超 照ノ富士、遠藤に敗れ優勝持ち越し
審判の輪が解けたのは3分以上後。(★注、物言いは3分50秒「4分弱」なでの3分以上は「間違い」では無いが正しくも無い)
照ノ富士の師匠でもある伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が渋面で「照ノ富士の肘が先についており、軍配差し違えで遠藤の勝ちと致します」と説明、優勝が千秋楽へと持ち越しになり、館内は今場所最大の拍手が響いた。
「(審判部長の)放送が聞こえなくて(勝敗が)分からなかった。(勝てて)良かった良かった」と遠藤。
ぶぜんとした表情で引き揚げた照ノ富士は心中穏やかであるまい。マゲをつかんでの反則負けと判定された11日目に続き、一度は軍配をもらいながらの黒星である。
頭ひとつ抜けた地力を考えれば、星ひとつのリードで迎える千秋楽は圧倒的に有利な状況に映る。「一寸先は闇」という怖さを照ノ富士ほど味わってきた力士はいない。
(抜粋)5月22日 日経新聞
◆大相撲夏場所14日目(22日、東京・両国国技館)スポーツ報知
1敗で単独トップの大関・照ノ富士を下手投げ。物言いがつき、約3分50秒にも及ぶ長い協議の末、行司軍配差し違えで1差に。スポーツ報知相撲評論家の尾車親方(元大関・琴風)がこの大一番を解説した。
大相撲夏場所 ジ・エンド~と思いきや 差し違え、遠藤命拾い 照ノ富士破り1差、さあ楽日
競技スポーツではない「登山」には明文化されたルールは存在しないが、それでも「人間の命が最優先」との厳格な掟があり、一つの例外もなく遭難者が一人でも出れば即座に全ての登山計画は中止される(★注、プロスキーヤーの三浦雄一郎が若かった昔にエベレストのサウスコルからのスキー滑降登山で雪崩でシェルパが何人も死んでも計画を続行したので登山界では非難囂囂。大騒動になったのである。まさにヒトデナシそのもの)
首相が会見しなかった理由は ぶら下がり取材のやりとり
――記者会見を開かなかった理由は。
説明については適時適切に対応している。(記者団の)ご要望に応え、(ぶら下がり)会見をしている。
――記者会見は1時間程度の時間があるが、ぶら下がりはごく短時間の想定だ。
いずれにしろ適時適切に対応して、国民のみなさんにご説明をさせていただいているところだ。
――東京五輪の開幕まで2カ月余り。緊急事態宣言が解除できない状況でも開催できると考えるか。
感染拡大防止に全力を尽くして、安全安心な大会にする。引き続き(小池百合子・東京都知事と)協力していく。国民の命と暮らしを守っていく。ここが、最優先すべきであることは当然のことだ。
(抜粋)
★注、ぼったくり男爵IOCバッハも菅義偉首相も日本のマスコミ各社も全く同じ態度なのですから恐ろしい。
根本的誤解をしている人が多いが「スポーツは体に悪い」のである。
趣味の同好会程度なら弊害は小さいが激しいトレーニングを行っている体育会系出身は文系クラブ経験者とは大違いで統計学的に3年以上も平均寿命に差が出ている。大相撲のモンゴルの暴れん坊横綱にしろ白鵬にしろアスリートは長年の酷使で体がボロボロ。相撲に限らず有名なスポーツマンが引退する理由とは「スポーツで体を壊したから」だった。(^_^;)
抗いがたい「今だけ、金だけ、自分だけ」の誘惑
スポーツの弊害は体を壊すだけにとどまらない。
誰も指摘しないが、競争相手を倒して自分が勝つ「競技スポーツ」では必ず選手の全員が「今だけ、金だけ、自分だけ」になるように出来ていた。健康や寿命を犠牲にするだけではなく道徳的、精神的にも弊害があるのである。厳しいトレーニングの繰り返しで自分を高めることで勝つことが出来るが、それではスポーツ障害で寿命を縮める諸刃の刃。(★注、アメリカの選挙戦で常用されるネガティブキャンペーンと同じ原理で、自分を高めるよりライバルの足を引っ張って勝つ方が安全でもあり簡単だった)
2012年02月19日 | スポーツ・文化 ブラッシングボールと武道、必修化の危険性
『ブラッディ・スポーツ』
19世紀に始まる近代スポーツは、世界で一番最初に産業革命を行ったイギリスが発揚の地なのですが、ボクシングは現地人を殴る為に開発されたとする説もあります。
スポーツは如何も資本主義の発展と連動していて、帝国主義の植民地支配などとも関係しているらしいのですよ。
近代スポーツはイギリスのジェントルマンのたしなみでアマチュアリズムやフェアプレイと関連があるだけではなくて、松井良明の『近代スポーツの誕生』によると暴力と密接な関連性があり、前身は残酷で流血をともなうブラッディスポーツだったらしい。
マックス・ウエーバーが指摘したように、近代国家が暴力を独占、独り占めする過程で生まれるのがスポーツなのですね。
それで近代スポーツにも先祖の荒々しいDNAが流れているので、アメリカのベースボールのブラッシングボールの様な危険が潜んでいる。(★注、私の経験した範囲内の話ですが、不真面目なちゃらんぽらんで何の役に立たない3流以下のスポーツマンの方が人格円満、至ってまとも人間だが、逆にスポーツ一筋の真面目な方はスポーツに限れば立派だが困ったことに大事な頭の線が1本切れている。アスリートとしてトップに立つような大人物は1本どころか何本も切れていた)スポーツは体に悪いだけではなく脳(精神)にも大きなダメージを与えていたのである \(^o^)/
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