逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

とうとう「10連休」が始まった

2019年04月29日 | 社会
3年前の2016年2月15日 富士山の巨大な吊るし雲が上昇気流で舞い上がる

独立峰である富士山に強風がぶつかると山の斜面に沿った上昇気流によって大気が膨張して温度が下がり、水蒸気が凝結して雲粒ができるので独特の雲が発生する。富士山の頂上付近にできる笠雲は有名だが、快晴で強風時に富士山の風下方向には独特な形をした『吊るし雲』と呼ばれる異様な雲が現れる。


冬なのに異様に雪が少なく地肌が見えていた2016年1月13日の富士山の航空写真

『登山シーズンなのに、2週間も続く富士山の欠測』

前代未聞、空前絶後の日本の大珍事である『10連休』がとうとう始まった。ゴールデンウイークの最後の雪山(春山)シーズも始まっているが、(例年なら登山者の大事な指標になっているのに、)なぜか気象庁の富士山測候所の発表が無い。
2週間も富士山山頂の気温測定が欠測したままだった。


国立公文書館。 日本経済は消費税とデフレの30年で苦しんだが、政治外交的には平和だった『平成』がとうとう後、数日で終わって天地動乱、未曽有の激動が予想される『レイワ』(『令和』)がいよいよ始まる


中国満州の少数民族である契丹小字で書いた新元号『令和』を掲げる菅義偉(すが・よしひで)官房長官。(クソコラ画像)




『原発「運転継続の可能性ほぼゼロ」テロ対策未整備で』 2019年4月25日 NHK

原子力規制委員会が、テロ対策の施設が期限までに完成しない原発は原則、運転を停止させると決めた。電力会社各社は、全国の7原発13基で施設の設置期限に間に合わないかめどが立っていない。このうち5原発9基がすでに再稼働している。
規制委員会の更田豊志委員長は『・・・運転の継続を認める可能性は限りなくゼロに近い』と述べた。
(抜粋)

テロを口実にして原発を止める規制委員会の更田豊志委員長『死ぬこと自体が目的化している自爆テロは防ぎようが無い』

4月28日の毎日新聞では世界で一番安全だと言われていた平和なスリランカで起きたイスラム過激派の自爆テロ事件に関連して、2015年9月のロシア空軍のシリア参戦で敗北したISIS(イスラム国)戦闘員が母国に帰ってきたことで起きた連続爆破テロ事件だったと指摘している。
もしも『シリアでのISIS「イスラム国」の崩壊が世界中にテロを拡散した』との恐ろしいこの報道が正しいならスリランカだけではなくて我が日本国でも同じことが起きる可能性があり、それなら、破壊工作の標的としてもっともピッタリの『原発再稼働』など100%あり得ない狂気の沙汰。(★注、今の様に少数の丸腰の警備員ではなく、戦車や装甲車で重武装した多数の自衛隊が原発を守る必要ある)



『海上幕僚長と中国海軍司令官、10年ぶりに会談』2019年4月24日 朝日新聞

中国山東省青島を訪問中の山村浩海上幕僚長は24日、中国海軍トップの沈金竜司令官と22日に会談していた。昨年の日中首脳会談で合意した両国の防衛当局の交流をさらに推進することで一致し、中国の軍幹部や艦船の訪日に向けて調整を進める。
山村氏は中国海軍創設70周年の式典に出るため訪中していた。海幕長と中国海軍司令官の会談は、立ち話だった2014年を除くと09年以来、10年ぶり。山村氏は「我々としては人的・部隊間の交流を増やしていきたい。次は日本に招待することになる」とした。
(抜粋)



『「北方四島は日本に帰属」記載を削除 外務省が配慮か』2019年4月24日 朝日新聞

外務省が23日に公表した2019年版の外交青書で、18年版にあった「北方四島は日本に帰属する」との表現がなくなった。
北方四島について政府は昨年11月の日ロ首脳会談から、ロシアを刺激しないよう「帰属の問題」「ロシアによる不法占拠」といった従来の言葉を国会答弁などで避けてきた。その流れを外交青書でも踏襲した形だ。
北朝鮮に関しても表現が変わった。
18年版では核・ミサイル問題について「重大かつ差し迫った脅威」「圧力を最大限まで高めていく」と記述、拉致問題でも「北朝鮮に対する国際社会の圧力をテコとして、北朝鮮に拉致問題の早期解決を迫っていく」と強調していたが、19年版ではいずれもなくなった。政府関係者によると、北朝鮮から前向きな対応を引き出すために刺激するような表現を避けたという。
(抜粋)


北朝鮮の金正恩委員長と握手するロシアのプーチン大統領(25日、ウラジオストク)=AP通信

『正恩氏、プーチン氏と初会談 「核問題正常化に努力」 』 2019/4/25 日本経済新聞

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は25日午後、訪問先の極東ウラジオストクでロシアのプーチン大統領と初めて会談した。


中国北部の少数民族、女真文字の新元号『令和』を掲げる菅義偉(すが・よしひで)官房長官。(クソコラ画像)

『世界で唯一、1945年に終わった筈の第二次世界大戦の結果(敗戦)を受け入れていなかった日本がとうとう74年ぶりに認める。!!!』

初めての北朝鮮とロシアの首脳会談開催と中国海軍トップと日本の海上幕僚長の10年ぶりの会談、日本外務省の『北方四島は日本に帰属』、『ロシアによる不法占拠』の削除、北朝鮮の『重大かつ差し迫った脅威』、『圧力を最大限まで高めていく』の削除、テロを理由とした原発再稼働の中止が一時に起きているが、これらは別々の出来事ではない。
ロシア(プーチン大統領)が言うように、わが日本国は世界で唯一、1945年に終わった筈の第二次世界大戦の結果を受け入れていなかった(UN『国連』『連合国』の敵国条項を認めなかった)が、とうとう敗戦から74年目に国連憲章第53条、同第107条を受け入れるとの歴史的な意思表示なのである。

『ロシア外相、「旧敵国条項」挙げ主張 北方領土問題』 2019年2月22日 朝日新聞
ロシアのラブロフ外相は21日、ドイツ・ミュンヘンで16日に行った河野太郎外相との外相会談で、国連憲章に「(第2次大戦での)戦勝国の行いは議論の対象とならない」との記述があると主張し、北方領土のロシアの主権を認めるよう迫ったことを明らかにした。

『日本語では別々の国連(UN)と連合国(UN)は英文なら同一のUnited Nations(略称がUN)、中国語なら联合国、聯合國で矢張り同一』

国際連合は英文は the United Nations であり、直訳すれば『連合国』。何処にも『国際』という意味はなく、第一次世界大戦後の国際連盟を継承したものでは無い。
今の国連の前身は第二次世界大戦で日本がボロ負けしたの『連合国』(United nations)である。(★注、日本で国連の訳語に国際の文字を入れることで、『日本を敵国としていた連合国の組織』という意味を隠すとの巧妙な仕組み)
国連憲章を精細に読めば誰にでも分かるはずだが、戦争放棄を定めた日本国憲法(9条)と国連憲章は相似形(瓜二つ)になっていた。それなら日本国憲法9条破棄とは、国連脱退とほぼ同じ意味である。それなら、自民党安倍晋三の憲法改正は真珠湾奇襲攻撃に匹敵する危険な暴挙だった。
★注、
1920年(大正9年)創設の国際連盟常任理事国だった日本は、満州事変を契機に1933年(昭和8年)脱退、破滅に向かって真っすぐに突き進む。
国際連盟脱退(松岡洋右外務大臣)から1940年の連合国軍のポツダム宣言受諾(無条件降伏での大日本帝国の崩壊)までたった7年間だった。


Blue Origin‏認証済みアカウント @blueorigin · 4月26日

5.9.19

松浦晋也‏ @ShinyaMatsuura · 2019年4月27日

これ、シャックルトンのエンデュランス号だよなあ。どこで2年間漂流するつもりだ? これまでのベゾスの発言からすると月??

★注、5.9.19の日付けですが、最後の.19の数字はたぶん1919年の意味だと思うが、その前の5.9.が5月9日なのか9月5日なのかが不明?
アムンゼンとスコットの南極点初到達に続いてイギリス人探検家シャクルトンはエンデュアランス号で1914年南極大陸横断に挑戦したが船は氷に押し潰され、絶望的な状況での漂流するが何年もかかって27人全員生還している。


松浦晋也‏ @ShinyaMatsuuraがリツイート
Abe S. 阿部新之助‏ @AvellSky · 2019年4月27日
東京お台場がグランド零になった場合,直径3.8kmのクレータが形成され,直径42km圏内はトラス橋が崩壊する爆風,直径98km圏内の木造建築は爆風で倒壊, 112km圏内の窓ガラスは吹き飛ぶ,3700万人が被災する。

★注、
宇宙作家の松浦晋也‏はエアー御用学者筆頭の菊池誠と組んでフクシマの『放射能は安全。安心。何の心配も無い』、『風評被害だー。!放射能デマは許さない。!』との超お馬鹿(能天気な)お気楽プロパガンダの急先鋒である。
超お気楽(楽観主義の極みの)その松浦晋也‏が平成の最後の最後に、何年間も南極海で漂流して死にかかったシャックルトンのエンデュランス号とか『東京お台場がグランド零』(首都東京への核攻撃)との不吉極まる不気味なツイートを行っていたのである。
しかも74年ぶり、とうとう日本(安倍自民党政府)が第二次世界大戦での『敗戦を認める』との歴史的な出来事が起きている同じ時期である。これ以上に不吉なことがあるだろうか。



『工事業者の男性「工具もってただけで警察に連行され、取り調べ受けた」国賠提訴』弁護士ドットコム4/26(金) Yahoo!ニュース

警視庁中野署の警察官から、違法な取り調べ・身体拘束をされて、精神的な苦痛を受けたとして、東京都の工事業者の男性が4月26日、国家賠償法に基づき、東京都(小池百合子知事)に慰謝料など計330万円の支払いをもとめて、東京地裁に提訴した。
●工具を所持していたことで連行された
原告は、給水管設備工事会社の代表をつとめる中野健太郎さん。訴状によると、中野さんは今年2月4日夜、都内で発生した漏水事故の工事を終えたあと、立ち寄ったコンビニ前に作業車(ワゴン車)を停めて休憩していたところ、中野署の警察官が現れて、職務質問をもとめてきた。
中野さんが車の中を見せたところ、普段の工事で使用している工具(電工ナイフ、ガラスクラッシャー、マイナスドライバー)があったことから、「軽犯罪法違反で検挙する」として、中野署に連行されてしまった。
(抜粋)

『2人も殺しても逮捕されない上級国民』 仕事に必要な工具を持っていただけで逮捕される一般市民(崩壊する民主主義)

ほぼ同じ時期に起きた神戸のバス運転手は即逮捕なのに、元高級官僚のハイソサエティー(上流社会のエスタブリッシュメント)は肋骨にひびが入っているとして病院に逃げ込み事情聴取も無し、被害者への謝罪も無し。ところが、実際に工具で仕事している業者が捕まったのですから無茶苦茶にも程がある。(逮捕されない元高級官僚ですが被害者の救助ではなく、事故現場から家族か弁護士にバッシングされないようSNSや電話の解約を連絡したいたとの情報もある)

『露骨に「忖度した」警察や弁護士、検察官』

マスコミ記事は「事故後には負傷で入院し、警視庁は回復を待って自動運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で任意の事情聴取を行うことになったため、現行犯逮捕されなかった」と報道されている。
『任意で事情聴取を行うことになった』とは、現在は『事情聴取を行っていない』(ほったらかし。警察は何もしていない)の意味ですよ。
つまり回復しても「任意の調べ」(拒否できる)で、逮捕しないと書いている。しかも現在は入院中で何も無し。
一般市民の事故では『入院して事情聴取を行っていない』とは、運転手本人が脳挫傷などで意識不明『事情聴取を行うことが出来ない』から。今回には当て嵌まらない。(肋骨にひびが入ったなど問題外。入院の必要性は全くない)
もし意識があれば、ドライバー本人が重体で入院中でも検察が裁判所で逮捕状をとり、事情聴取を行うのが日本の警察で、今回は余りにも異様だった。
実際に工具で仕事している職人が捕まったなど市民相手だと警察は強気一辺倒で、今回の事件では『逮捕されない上級国民』よりも、『問答無用で即逮捕』。大怪我でも、すぐに逮捕する一般市民(警察の人権無視)の方がよほど大問題である。


2名も死亡した暴走事故は初期型のハイブリッド車(トヨタのプリウス)だった。現在4代目、最新型プリウスの改良を重ねてシフトレバーでもやっぱり不評が、

『暴走事故で「忖度」したのは「上級市民」(勲章までもらった高級官僚)ではなくて、ハイブリッド車(トヨタのプリウス)の可能性も、』

一般市民なら重体でも意識があり事情聴取が行えるなら逮捕状が執行されるのに、車を暴走させて二人殺した 元高級官僚のハイソサエティー(上流社会のエスタブリッシュメント)は一切の事情聴取を行わない警察。あまりにも異様である。
明らかに『忖度』しているのです。ところが、『逮捕されない上級国民』よりも、今回の事例はハイブリッド車の代表格のプリウスで暴走事故が起きていた。
トヨタの最新技術が投入され、低燃費性能は元より、快適で安全な走行を売り物にしているが『プリウスのシフトレバー(他車種とは違い)はわかりにくい』と囁かれている。これが事実なら『忖度した』のは日本最大と言うか世界企業のトヨタ(ハイブリッド車のプリウス)の信用力だった可能性がある。
分かり難さはまず、Pレンジはレバー内に設定がなく、レバー近くにPボタンとして配置されている。バックのRレンジと直進のDレンジが上下に配置されているのも問題だと言われている。
マニュアルシフト車を運転し続けた高齢ドライバーの場合、信号などで停車した時にギアをニュートラル(Nシフト)に入れる癖が付いているが、プリウスなどはハイブリッド車ではアクセルを踏んでもエンジンが吹き上がらない。(ハイブリッド車では)エンジン音がしないので、ブレーキの心算でアクセルを踏んでいても気が付かないのである。
ブレーキを踏んでいる心算で間違ってアクセルを踏んでいる状態でN(ニュートラル)からD(ドライブ)に入れると100%暴走する。しかも、N(ニュートラル)からD(ドライブ)にスムーズに入る設定になっていた。(ニュートラルでアクセルをいっぱいに踏み込むと一応はピーと小さな警告音が鳴る設定だが街中など騒音が多い場所では気が付かない)



『操作が難しい(運転にドライバーの負担が大きい)MT車の方が簡単なAT車より事故率が低いパラドクス』

〈MT(マニュアル)車にはAT(オートマ)車にない安全性がある。
面倒なクラッチ操作だ。操作方法やタイミングを間違えればたちまちエンストする。わずらわしいが、これは大事な安全装置だ。「アクセルとブレーキを踏み間違えた」という事故の多くは、MT車ではありえない。メーカーは今できる策としてMT車を復活させてほしい。
統計でも操作が難しいMT車の方が簡単なAT車より事故率が低いが、これはクラッチペダルなど余計な動作が必要なMT車の場合、ドライバーは運転に集中している(他に何も出来ない)ので、運転が簡単なので注意力が散漫になるAT車より安全であると、人間工学でも証明されているらしい。

今の世間では85歳以上の高齢ドライバーの事故率の高さを言われているが、飛びぬけて一番危ない(事故率が高い)のは10代の未熟な運転手で、その次が20代だった。この二番目に高い20代ドライバーと同じ程度なのが85歳以上の高齢者だった。
世間やマスコミが大騒ぎする高齢者よりも、圧倒的に若者の方が交通事故では『危ない』のである。
問題点は、10代20代ではだんだん運転が上達して一番安全な30代になるが、高齢者は時間と共にだんだんと衰えていくところ。


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