逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

共産党の歴史的敗北を分析する(3)

2010年08月10日 | 共産党
『敗北は(共産党員、支持者)予想されていたのだろうか』

消費税10%発言でのオウンゴールで与党民主党の過半数割れする可能性の高い参議院選挙で、事前の世論調査で好調な「みんなの党」の渡辺喜美が早くから過去の実勢から言えば大風呂敷とも思える「全員当選で二桁の議席」と豪語してほぼ予想どうりの二桁議席を得ている。
日本共産党は、自ら【650万票の得票で比例議席5議席と東京選挙区の必勝!】と6議席の目標をマスメディアを通じて国民に公表していたが選挙結果は得票も得票率も大きく減らして仕舞い、目標の半分の3議席に留まってしまった。
ここで一つの大きな『疑問』(謎)が浮かび上がる。
今回の歴史的な敗北を、果たして共産党執行部は事前に正しく予想していたのだろうか。?
共産党中央本部としては無理であったとしても、党幹部で少数の何人かは予想していた人はいたのだろうか。?
共産党の党員や党支持者で、事前に今回の歴史的敗北を予想していた人は、いったいどれだけの人数が居たのだろうか。?
また、歴史的敗北を予想していたとしたら選挙戦の『敗北原因』を『何であるか』と判断していたのだろうか。?
350万票の今回の得票結果なのですから、650万票の共産党執行部の目標は倍近くであり、それなら妥当な数字かも知れないが、しかしそれにしても腹が立つ。
事前に『敗北』(失敗)が予想されたのであれば、いくらでも回避する手立てはあった筈である。
予測出来たなら、完全に回避出来なくても被害を最小に抑える為の方策が何か行われた筈であるのですよ。
そして、今回、共産党執行部が『何か』を行った形跡はゼロなのです。
何時もと変わることの無い選挙運動であったのです。
何ら取り立てて変わった項目は全く無かった。
ですから日本共産党執行部は事前に歴史的大敗北を『予想してはいなかった』であろう、と推測できる。
何故なら『大敗北を予想』していて『何もしなかった』としたら、それは過失ではなく党幹部の共産党に対する故意の犯罪行為で有るとなるのですよ。
過失ではなく故意なら敗北責任は桁違いに重い。
辞任程度で済ませるほどの軽い『失敗』ではなく、党としての最高の罰則である『除名』処分となる大問題に発展するのです。

我が日本国では、最も消費税増税に対して変わることなく一貫して明確な態度を表明していた政党は、日本共産党以外にはこの国では一党もないのですよ。
中国海軍艦載ヘリの自衛隊イージス艦異常接近のマスコミ報道や韓国哨戒艦天安沈没は共産党の票に影響する。
特に5月20日の韓国軍合同調査団による『北朝鮮製魚雷による撃沈』とのメディア報道に接して、これまでの日本共産党の選挙時のこれ等の関係ない周辺諸国の動向が、直接的に響いてしまう日本の特殊事情を考慮して、政治ブログでは何処よりも多くの天安関連の記事を掲載してきた。

『共産党が判断出来なかった自分の敗北』

普通どれ程困難な、不幸な事態でも『予想の範囲』であれば余裕をなくすことはない。
どれ程自分にとって理不尽な結果であろうとも事前に正しく予測していれば、『仕方がないだろう』と結果を受け入れて諦観するしかないのです。
一部の歴史に疎い共産党員にとって今度の参議院選挙結果ですが、日本共産党がこれだけ負けるとは全くの予想外で、予測を遥かに超えた『不測の事態』なのでしょう。
ましてやその選挙総括の幹部会声明の内容に驚愕しているのでしょう。(あの幹部会声明は歴史的な、今までなら有り得ない出来事ですよ。)

ネット空間の共産党系政治ブログですが、一部を除き極めてレベルが低く所謂嫌韓嫌中のネットウヨと相似形になっており、私の主張内容『参議院戦敗北と天安沈没の関係』などは自分たちの思考のレベルでは、全く受け入れ検討するだけの余力が無い。
幾つかの共産党系政治ブログにコメントしてみたが、彼等全員がいくら近いとは言っても所詮外国の事件である韓国軍哨戒艦沈没事件が、まわりりまわって日本国内の選挙結果に影響するなどは『まったくの予想外』だったことは数々のコメントが証明しています。
事前に管直人首相の消費税オウンゴールで与党民主党の敗北が確実に予想できる展開で、それなら消費税反対の共産党は『勝てる』か、最悪でも『現状維持』が予想された。
過去の例では消費税の創設時と5%増税時と、与党が大敗して過半数割れが2回起きたがこの時に共産党を取り巻く海外のニュースが原因で、全く違う正反対の選挙結果になっているのです。
中国の天安門で共産党繋がりで大敗した1989年とは大違いで、風評被害の無かった1998年には今とそれ程違いが無い党勢で共産党は史上最高の820万票を得たのです。
この時と現時点と党勢に違いがあれば『選挙総括』で幹部会が真っ先に言及している。
共産党を取り巻く克服しなければならない内外の問題点は過去も現在も変わらず存在しているのですから、それらが今回の歴史的大敗の原因で無い事ぐらいは偏差値エリートである幹部会が気が付いていないなど有り得ないのです。
この幹部会声明以後に『負けて当然』『自分は予測していた』なる無責任発言が幾らかの共産党党員系ブログで散見されるが、彼らのうちで一人も選挙前に同じ主張をした者はない。
これ等は後出しジャンケンより悪質な不見識発言で、本当に事前に『知っていた』のに何も適切な警告発言しなかった彼等には、『知らなかった』(過失)よりも次元が違う、もっと悪質な『故意』の悪意があったことになる。
しかし当人達には、そこまでは悪質ではないでしょう。
真実は、極近い将来に対する予測が出来るだけの基礎的な『力』が無かったのです。
政治を正しく判断して、歴史を理解できる知識も経験も知性も無かったのでしょう。

みなさん、是非ともお聞かせ頂きたいのですが、みなさんはご自身選挙前に共産党の敗北を予想なさっていましたか。?
予想していたなら、その予測の根拠(敗北原因)を『何であるか』と判断したのでしょうか。?
事前に有る程度の『敗戦』を予想していたかどうかは、『結果の総括』(敗北原因の究明)に密接に関連しているのではないでしょうか。?



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20 コメント

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予測はしていました (そりゃないよ獣医さん)
2010-08-10 09:12:58
事前とは言いませんが、敗北は予想されたことです。
民主党のかつての、社会党系の人物でも討論番組で、共産党は別にしてという形の発言をします。
この国では。いまだに50年代のレッドパージが残っているのです。田舎では”アカ”という言葉がいまだに有効です。
共産党は党名を変えるべきだと思っています。更には、トップが書記局長だというのは、スターリンが最後までしがみついたポストです。
党内の情報管理をして、いつでも全会一致を目指す体質も改めるべきだと思います。
緩やかな凋落は今後も続くでしょう。
正論を述べる共産党の存在は失くすべきではないともいます。
返信する
そりゃないよ獣医さん,はじめまして ( 逝きし世の面影)
2010-08-10 14:58:57
コメント有難う御座います。これからも宜しく御願い致します。
志村さんの記事への、トムラウシでのツアー客大量遭難死で深田久弥の日本百名山の弊害であるとのコメントは実に的確な指摘であると関心しました。
『百名山』ですが、隠れたベストセラーになっているそうですが、本を読んだ読者が大量遭難死したわけですからボーリング・フォー・コロンバインではないが、悪書中の悪書として出版社は発行を自粛するべきですよ。
あれは、これからも類似の事件は発生する危険があるのですよ。
山に登るには一定の積極的な動機が必要であり、また、無ければ登るべきではないのですが名山に名前が有るとの理由で登っていれば何時かは同じ事故が起きます。

50年代の朝鮮戦争前夜の松川事件など数々の謀略事件で沢山の共産党員が同時無差別テロ犯として逮捕され死刑判決まで出されるが当時の吉田茂自民党内閣は『共産党の無差別テロであると』と断定している。
この時35議席あった共産党は選挙で0議席に後退するのですが、警察や政府の悪質なでっち上げであることが判るのは20年も後のこと。
あれほど劇的ではないが80年代に45議席有った共産党は『共産党に対するイメージダウン作戦』の成功で徐々に後退、ソ連の崩壊なども社会主義のイメージダウンに当然影響して益々護憲左派の陣営は縮小していた。
02年からは洪水のような北朝鮮バッシングがマスコミで流されるが、これも社会主義のイメージダウンには一役かって護憲左翼全体の総量が少なくなっていたのです。
この日本国における護憲左派のパイの縮小の影響をまともに受けたのは共産党よりも社会党(社民党)で今では消滅寸前まで追い込まれている。
このように、年々小さくなる左翼陣営の中にあって、唯一人日本共産党は衆議院で490万票、参議院で440万票のラインまで後退したが、その地点を死守して、困難な状況にも関われず一歩も引かず止まっていたのですよ。
大相撲の力士が押されて圧力に耐え切れずづるずる土俵際まで後退したが、最後の徳俵に足を付けて踏ん張っていた様な状況であったのですが、今回大きく俵を割り込んだ。

コメントに書きかまれている敗北原因ですが、これはまったくの事実で何の間違いも無いのですが、
唯、10ヶ月前の総選挙時と共産党の力量ではそれ程数字的な違いは無いのです。
それどころか10ヶ月前には民主党ブームとも言うべき熱狂状態で、共産党には不利な選挙情勢だったが、それでも最低ラインである490万票の支持を得ている。
ところが、今回は正反対で与党民主党の過半数割れば確実だったのです。
しかも共産党にとっては絶好の消費税10%のオウンゴールで10年に一度の大勝利出来る好機であったのですよ。
ここで勝たなければ共産党は何処で勝つつもりですか。?
そりゃないよ獣医さんの主張自体は、全く正しいのです。
ところが、同じ国政選挙で10ヶ月前と今回と、細かい違い程度で、共産党自体の条件に違いが無いのですよ。
今回だけの限定の特殊な何かが働いた(選挙結果が特殊であるので)何かが大きく影響したのですよ。
ですから、そりゃないよ獣医さんの今回のご意見は20年間の全般的な左翼の退潮を説明するには有効ですが、残念ながら今回の大敗の原因分析になっていないのです。
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共産党は忘れていました (Saito)
2010-08-10 15:07:29
私自身の日本の政治に対する関心が、去年の民主党大勝利からだったせいか、今回参院選では、民主党の票がどうなるかとか(かなり減るだろうと予想)、自分自身としては、小沢VS特捜で明らかになった民主党内の政見ごたまぜ状態やら、鳩山政権の普天間などでの迷走にも関わらず、民主党にまた投票してよいかどうか、というような点に興味が集中していて、共産党のことは「忘れていた」状態でした。もし、あの時点で、共産党について予想しろと「強制」されたら、埋没すると答えていたでしょう。

結局、最近よく見るブログなどの影響で、比例は国民新、選挙区は民主にしたのですが、投票日直前、共産党支持者の方から電話があり、迷いました。一応、その共産党候補の方のビデオを見てみたのですが、立派なご意見のようでしたが、やや教え諭すような感じがピンときませんでした。つまり、教科書的だったのです。

さらに、映画関係のサイトで、候補者に好きな映画を質問しているのがあって、そこも調べてみました。他の一般的な質問には答えても、具体的な映画名については、用心深く回答しない候補が多い中で、共産党は、律儀に回答していました。しかし、3名もの候補が好きな映画として「シンドラーのリスト」を挙げていらっしゃる。ほんとうに好きならしょうがないのですが、政治的な効果を求めて、この映画を推薦しているとしたら、ちょっと勘違いしているというか、大げさに言えば、世界の潮流に鈍感という感じがしました。

戦争反対にしても、共産党は「あなたの子供がまた徴兵されたら」というようなことを言うのですが、今後の軍隊は、昔のような国民皆兵の徴兵制など採用するはずがないです。アメリカ型の貧乏人の子供と高度に訓練された傭兵からなる志願制の軍隊に決まっています。これも勘違いなのではないでしょうか。

共産党が、たとえば、あれだけネットが湧いた小沢VS特捜の件で、メディアとほぼ同じ視点から小沢氏を批判するのではなく、特捜やメディアの偏向も批判していたら、おっという感じで、私などのネット依存層の投票対象になっていたと思います。

私も、比例は国民新、選挙区は共産党にしたかもしれません。しかし、国民新と共産党の連立政権なんてあり得ないですね(笑)。
返信する
Saitoさん、はじめまして ( 逝きし世の面影)
2010-08-10 17:25:20
コメント有難う御座います。これからも宜しく御願い致します。

>『つまり、教科書的だったのです。』<

いや~ア。共産党に対するピッタリのこれ以上ない表現ですね。
>『共産党は、律儀に回答していました』<
これがとり得なのですね。
それにしても全員が「シンドラーのリスト」ですか。
もしもSaitoさんが共産党に大いに期待していたとしたら可也がっかりする話ですね。聞いているだけの私でもがっかりしているのですから。

>『戦争反対にしても、共産党は・・・・・・・これも勘違いなのではないでしょうか。』<

はまったく同感で、ベトナム戦争当時で軍事知識が止まっているのですよ。
しかしこれは何も共産党一人の特徴ではなく護憲左派全員にいえる特徴で平和憲法9条の条文を機械的に解釈するので軍事知識には疎いのです。
平和運動をすすめる心算であるなら、もう少し軍事知識は必要でしょう。
9条に反発しているネットウヨ系も全く軍事知識が有りませんね。
小林よしのりの『戦争論』では無くクラウゼヴィッツの戦争論 ぐらいは目を通してほしいものです。
何処の国であれ何も無くて『攻めて来る』などはないのですよ。政治や経済の延長線上に軍事問題があるのですが経済学の基礎知識が全く無く幼稚すぎるのですよ。

>『共産党が、たとえば、あれだけネットが湧いた小沢VS特捜の件で、メディアとほぼ同じ視点から小沢氏を批判するのではなく、特捜やメディアの偏向も批判していたら、おっという感じで、私などのネット依存層の投票対象になっていたと思います。』<

これに関しては、Saitoの完璧な勘違いで、真実はメディアや検察が共産党の真似をしたのですよ。
何かが流行っていて、それに便乗できるほどの才覚があれば共産党はこれほど負けていないのですよ。
周りを基本的に見ていないのです。

>『国民新と共産党の連立政権なんてあり得ないですね』<

此の頃の亀井静香ですが、素晴らしい発言が時々あって目が離せません。
皇居を政治の中心の東京から移動させるのが良いとの意見なんか誰もなかなか言えまえんよ。
天皇の政治利用云々が問題に成った時、京都かヒロシマとの説には大笑い。
軍事要塞の江戸城跡よりも雅な京都御所の方が似つかわしいし、ヒロシマなら外国首脳の訪日時には自動的にヒロシマ訪問が実現するのでオバマアメリカ大統領のヒロシマ訪問も問題なく実現する
返信する
こんなに減るとは (つだわたる)
2010-08-10 22:38:23
はじめて投稿させていただきます。あまり表立っていうつもりはないのですが、「歴史的敗北」という言葉に、鋭く共鳴したもので書いています。
日本は危機的な状況であると思います。政策的には日本共産党しか評価できるものはないのですが、それが国民的には評価されない情勢を、私がおかしいのかと思っていました。でもこのブログを読んでそうでもないと思い直しているところです。
参議院選挙で共産党は伸びるとは思いませんでしたが、こんなに減るとも思いませんでした。ですから減った原因については書けないのですが、増えないのははっきりしています。共産党自身が持っている組織問題だと思っています。
私自身その一員でしたから、そこから離れて分かることがあります。それは色々と考え自分で考え出すと失望することが多くなってくる内部事情です。
現実は原則的な方針だけでは処理できず、党組織にいる人間は現場を理解できず、矛盾が大きくなります。内部的に処理できず、お互いの不信が大きくなり党組織の人間は理解できない党員を切っています。そして活動的で多くの人の信頼を得ている党員がいつの間にかいなくなっていることに気がつくのです。
これでは70年代の延長上に行き着くはずはありません。国家権力の攻撃もありますが、内部の事情もあると思います。その際たるものが民主集中制という、独裁の仕組みです。党員の自由な討議を制限し、党中央への盲目的な忠誠求めるこの制度をなくせとはいいませんが緩めないと有能であればあるほど、この党にとどまることはできません。
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左翼と共産党は別? (元大阪府民からの伝言)
2010-08-11 01:11:53
左翼全般のイメージダウンの話で、唐突ではありますが教職員組合の事を思い出しました。
私が通っていた小中学校は組合活動に活発な教員は少なかったですが、そういう活動に熱心な教員ほどいわゆるスパルタで体罰肯定型でした。
運動会の行進練習で怒鳴り声を張り上げるのもこのタイプ。
ちまたで言われている、生徒の自主性を重んじるあまり、甘やかしとの非難を受けている日教組の教師とは大違い。
ちなみに組合は共産党系でした。
(確か、のちに日教組から分裂し、共産党系は全教になったと記憶していますが、やはり理念の違いがあったのでしょうか)

あくまでローカルな話ではあり、当時はともかくも今となっては懐かしい思い出のひとつですが、この光景を覚えているので、どうも、世間で言われている左翼のイメージと共産党のイメージが私の中でイコールになりません。
それゆえ、左翼全般の凋落と共産党の得票数の激減とは自分の頭の中では結び付かないのです。
左翼思想を持つ人の中で、共産党離れが起きているというのなら理解はできるのですが。
ただ日の丸君が代がないだけで、右派もびっくりのスパルタ教育では左派の中にも同意しかねる人もいるでしょうし。
(あまりこのエントリとは関係ない話になってしまってすみません)

個人的には、ネット上で何かと話題になる「サヨク」とは社民や民主左派に近く、共産党はまた別のもので、率直にいえば、影が薄い感じがします。
返信する
真実が何であるか考えない国民 (透明)
2010-08-11 01:56:25
共産党は天安艦沈没事件について日本のマスコミが垂れ流す北朝鮮がやったのだという事をそのまま認めてしまった。
ブログ主様はこれがまずかった激減につながったのだと仰っている訳です。
過去の歴史や韓国軍事政権のやってきた事を例に挙げ説明されています。
僕もこの通りなんじゃないかとおもいます。
共産党は情報を収集し真偽を確かめたなら座礁沈没であり北朝鮮は関係なかった事がわかったはずです。
これを選挙でうまく利用すればそれでなくともネットウヨク的思考になっている日本人を左よりに引き戻せたんじゃないかと。
韓国では野党がこの方法で成功しているので間違ってないとおもいます。
返信する
まったく同感です ( 逝きし世の面影)
2010-08-11 10:50:57
つだわたるさん、はじめまして、これからも宜しく御願い致します。

日本共産党ですが、日本における憲法擁護の護憲派の第一人者であり最大最強勢力であるのです。
旧社会党は消滅して日本国内には今ではこの党に比べれるだけの護憲左派は何処にも無いのですよ。
ですからこの党の伸張(勝敗)はそのまま日本国憲法9条が守れるか守れないかに直結して仕舞うのですよ。
まさに危機的状況ですね。
今65年間に渡って日本国を守っていた『9条』を取り巻く環境は、今までに無い非常な危険状態であると考えているので、護憲左派の第一人者である共産党には何としても頑張ってもらいたいのですが、
この有様で言葉も無い。
誰であれ、第一人者には自分だけではなく他のものには無い第一人者としての、特別な責任があるのです。
何かの第一人者とは、本人が意識するかしないかはに関係なく世間一般からは右総代で、全てのそれ以外の人達の代表としての意見が求められるし、普通は本人もそれを意識して発言するものなのですよ。

この第一人者としての自覚ですが、困ったことに今の共産党には無いのですよ。
『無い』と言うよりも昔護憲派に社会党と言う平均1500万票、最低でも1000万票を得ていた第一人者がいた昔と同じなのですね。
今の共産党ですが、この時代(二番手だった)と同じで、同じ組織で同じ主張をしているのです。
これは駄目でしょう。
日本国ですがいくら右傾化したとはいえまだまだ1000万以上の護憲左派の人々が残っているのですよ。
ですから共産党が今までの第一人者がいた時代のような自党の特徴(第一人者との違い)を際立たせて支持を得る方法ではなく、
その正反対の護憲左派全部の代表する立場(第一人者)から、
他の護憲左派勢力との同一点を探し出し協調する方針に転換する時期に来ているのですよ。
純粋性ではなく、もうすこしウイングを広げて今までの旧社会党支持の人たちをひきつける努力が大事でしょう。この努力が足らない。

>『その際たるものが民主集中制という、独裁の仕組みです』<

これはその様に見えるのは事実ですが、実はそうではないのですよ。
この民主集中制ですが話し出すと可也長くなるので後ほど記事にし様と考えていますが、結論だけを一言でいうとプロレタリア独裁と同じ問題を含んでおり党幹部の無責任、怠慢に尽きるでしょう。
返信する
ここは伝言板ではない。 ( 逝きし世の面影)
2010-08-11 11:11:13
FK氏へ、
当ブログは広く一般に公開されていますが、ここは誰でもが何を書いても良い掲示板でも無ければFK氏の伝言板でもないことに注意してください。

前回にも注意しましたが記事に関係ないコメントはその他の読者の迷惑です。

>『ブログ主さんの見解を見る限り支持や期待は全くできません。』<
とか
>『これまでの貴方の主張を見る限り貴方の主観と感じます。主たる敗因が天安沈没とする貴方の主張を支持している人は皆無です。』<

などの意味不明の言葉でブログ記事の信用を貶めようとする印象操作に励んでいるようですが、無駄な努力です。

基本的にここに書いてあることは客観的な科学的事実のみであり、『貴方の主観』などでないことは誰でもが知っている。
読んでいないようなので、もう一度書きますがFKであれ誰であれどれ程不思議な考えを持とうとご自由ですが、当方には何の関係もないし興味もありません。
問題にしているの客観的事実のみであり主観には関心は有りません。

FK氏がこのような意味不明の印象操作を繰り返す理由は会話がしたいのではなく、『会話の妨害』が目的であると推測できるので、以後の書き込みは自粛してください。

このコメントは一定期間掲載した後に塵として削除します。

返信する
中学生でも・ ( 逝きし世の面影)
2010-08-11 12:08:18
FK氏の質問?(単なる言葉の揚げ足取り)で小学生以下の疑問、質問ですよ。
あの共産党系の御馬鹿ブログで、私が何度も何度も何度も説明したのですが、未だ判らないのですか。?
私が本当に、『みなさんが上げている色々な問題点は間違いで共産党に原因は無い、天安沈没が原因だ』とでも主張していると考えているのですか。?
ご自分でも、それでは余りに無茶苦茶だと思うでしょう。?
それでは会話になっていないのですよ。普通の大人でそんな無茶を誰かが主張するとでも考えているのですか。?
何故、自分の疑問自体が、『可笑しい』と気が付かないのか・
一つの問題(天安沈没)で共産党が歴史的な大敗をしたなどと考えている者は、この世界では唯の一人もいませんよ。
天安という、ベトナムで鳥インフルエンザが流行って死人が出れば、まったく関係ない宮崎地鶏が売れなくなると言うような、まったく無関係な『風評被害』で今回、日本共産党が歴史的大敗北をしたと主張しているのですよ。
日本共産党は、みなさんが指摘している数々の問題点を抱えていたが、この重み(逆風)でも490万票の最後の最低ラインで辛うじて持ちこたえていたのが、これまでの何回かの国政選挙での現状であったのですよ。
共産党は、限界ぎりぎりの重みに耐えに耐えていたが、今回とうとう耐え切れなくなったのですよ。
天安沈没と言う最後の藁束の一つが駱駝の背骨をへし折ったのです。
藁束の一本(天安沈没)だけで、駱駝の背骨が折れたなど、誰がそんな馬鹿馬鹿しい話をしているのですか。
駱駝が空荷なら、天安沈没など何の関係も無いことぐらい誰にでも分かりますよ。

自分の主張(批判)している内容は、ご自身の脳内の妄想であり、当方の記事とは何の関連性もありません。
次回も懲りずに同じ主張を行うようでしたら、会話がしたいのでは無く、その反対の会話の妨害者であると誰にでも気がつくでしょう。
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