僕はお腹が悪くてご飯が食べられません
良くなって ご飯が食べられるようになりたいです
学校に行って お友達と遊びたいです
お家に帰りたいです
おじいちゃんになるまで生きていたいです
歩けるようになりたいです
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先日の消えちゃった内容というのは、あと数日と迫ったバンクーバーオリンピックや、私が今1番熱くなっているフィギュアスケートの事について書いたものでした。
私は浅田真央選手がとても好きで、彼女の人柄やフィギュアに対する真っ直ぐで真摯な姿勢、今シーズンの絶不調から見事に立ち直った全日本フィギュアまでの2ヶ月間の葛藤や、ライバルとされるキム・ヨナ選手の事、また日本以上に(?)過熱報道されている韓国のフィギュア事情の事などについて書いたのですが、もう同じ事を書く時間も気力もないので、今日は安藤美姫選手と、とても深い心の交流を交わした、ある1人の少年を紹介した番組の事を挙げたいと思います。
私は今まで、安藤選手の事は特に好きというわけではありませんでした。
オリンピックでは大好きな真央ちゃんはもちろん、今シーズン飛躍的な成長を見せ、グランプリシリーズでも素晴らしい結果を残した鈴木明子選手を応援していました。
鈴木選手はとにかく躍動感溢れる飛び跳ねるような活き活きとした演技で、見ている側にも「フィギュアが大好き!」という熱い思いがとても良く伝わってきます。
特にキレのある深いエッジワークとメリハリのある彼女のステップが大好きで、メダルが取れたら良いなぁと応援していました。
安藤選手も同じ日本人としてもちろん応援はしていますが、今シーズンは毎回衣装を替えて、大会を重ねる毎にどんどん衣装が奇抜になっていくような感じがして、個人的には少し引いてしまっている感がありました。
安藤選手はこれまで怪我も多く、精神的にも不安定になる事が多かった様に思いますが、今シーズンはとても安定しているように感じていました。
結果的にみてもグランプリシーズンで2勝し、今シーズンは技術面はもちろんの事、気持ちの上でも強くなったのだなぁと素人ながら感じていました。
今シーズンのショートプログラムでは「レクイエム(鎮魂歌)」という曲目でプログラムを組んでいて、試合でもよく「亡き父に捧げるレクイエム」と紹介されていました。
以前何かの番組でオリンピックに向けての一言を色紙にしたためる場面があり、安藤選手は「空へ…」と書いていました。
「意味は色々とあります。大事な人はみんな空にいるので…」と、口にされていました。
その時も番組的にはお父さんの事を引き合いに出されていたように記憶していますが、安藤選手にとって、空から見守っていて欲しかったのはお父さんやおばあさんだけではなかったのでした…。
先日たまたまつけていたテレビで偶然、その番組を目にしました。
その少年は生まれながらに難病と戦い余命数ヶ月と宣告された、8歳の小さな小さな男の子。
名前は宗太郎くんといいました。
身長は91㎝、体重は11.5㎏と、2~3歳児の体格しかなかったので、8歳という事ですがもっとずっと幼く見えました。
私の子供も同じ8歳という事で、涙なしでは見れませんでした。
宗太郎君はわずか9年と2日としか生きられなかったけれど、その短い命はとても輝いて、全力で『生』を全うしたのではないかと思います。
宗太郎君の周りは、いつも愛で溢れていたように見えました。
お母さんとの深い信頼と愛情と、それらの確かな太い絆でしっかりと結ばれていたのでしょう。
やりたかった事は、もちろん沢山あったと思います。
でもきっと、人として1番大切な部分は十分過ぎるほど満たされて空へ羽ばたいて行ったでしょう。
だからきっと、その人生に悔いや不幸といった心はなかったのではないかなと思います。
お母さんの心の強さにも、同じ子供を育てる者として、とても心が打ち震えました。
安藤選手やフィギュアに興味がない方でも、宗太郎君から誰にも何かしらの、とても大きなメッセージを受け取る事が出来ると思います。
その番組をアップされている方がいらっしゃいました。
4つに分かれていますので、上から順に見ていって下さい。
割愛されている部分もありますが、
こちら でご覧頂けます。
安藤選手にも是非メダルを手にして欲しいです。
心から応援しています。
最後になりましたが、宗太郎君のご冥福を心よりお祈り致します。。。