前回オーバーホールしたキャブレター、これは53Aなんですが。こちらは前述のとおりブラストやスロットルバルブの不安から保留にしていました。
しかしこれからレストアする53Bにもスロットルバルブにドライバーで突いたような傷を見つけてしまいました。
おそらくスロットルバルブが固着していてそれを無理やりこじあけたのでしょう。
裏側からもその後が見て取れる。
1/1000mm単位の誤差を言うスロットルバルブにこれはちょっと嫌な要因です。
なので最悪、53Aキャブを使うかもしれないのでこちらもさらに完璧に仕上げることにしました。
まずダイヤフラム、ゴム部分をシリコンスプレーを吹きつけピストン部分にはテフロンコート。
まぁ気休めですけどね。
スターターバルブのシールボルトもシール部分がゴムで劣化が心配される部分なのでシリコングリスを塗布しておきます。
フロートバルブの受け部分、フロートバルブとの接点を綿棒を使ってメタルコンパウンドで磨いておきました。
フロート本体。
右が53Aで左が53B、大きさも形状も同じなんで機能的には同じものだと思いますが若干細かい部分が変わっていますね。
パーツリストで確認しても部品番号は同じなのでたぶん形成する型が変更されたんでしょうね。
この53A、相変わらずブラストのメディアが心配なので時間があるときは掃除機で吸引してみたりして各部分を動かしてはブラストのメディアが出てこないか(まだ言ってます(笑))確認しています。
それぐらい恐ろしい事ですしね。