キャブボディーとフロートチャンバーをキャブクリーナーに二日間漬け置きしてました。
キャブのクリーニングにはこれ。
ヤマハのキャブクリーナー、めちゃ高いんですが良いです。
ガソリン7、クリーナー3の割合で混合して使ってます。
ネットで探すと5000円位でも手に入るみたいです。
オートバイ用ケミカル キャブレタークリーナー 「YAMAHA (ヤマハ) スーパーキャブレタークリーナー(原液タイプ業務用) (原液タイプ) 品番:90793-40086」
価格:5,040円(税込、送料別)
かなりきれいになりました。
次にパーツクリーナーで各ポートの貫通をチェック。
Ip,Tpからクリーナーが噴出しているのが見えるでしょうか。
私はいつも気にするのがココ。
Saj~PJ~PS~Ip~Tpの貫通。
穴が小さいので詰まりやすいし連結も多いので念入りに。
下の画像は洗浄前のキャブです、念のため(笑)
アイドリング時 Sajから吸い込んだ空気で、パイロットジェットからガソリンを吸い上げ空気と混合され、パイロットスクリューで計量し、アイドルポートからガソリンが噴霧されることでアイドリングします。
それから低回転時、ジェットニードルに主導を渡すまでは5つある小さな穴、トランスファーポートTpからガソリンが噴霧されます。
Saj~PJ~Ps~Ip~Tpはつながっているってことです。同じ町内会ですね。
Mjはご存知ここからガソリンを吸い上げニードルジェットからガソリンを噴霧します。
ちなみにメインジェットのジェットホルダーの下、入っているのがニードルジェットです。
バキュームピストンの真ん中からジェットニードルが見えると思いますがその入っていく先に先端だけ見えているヤツです。
今回分解するときに固着して抜けてくれませんでしたがキャブクリーナーに漬け置きしておいた結果指で押せば抜けるくらいになってくれました。
やはり何事も前戯が大切かと(笑)
FVはフロートバルブ、フロートの液面による上下に連動してニードルバルブが開閉してガソリンを取り込みます。
Bはチャンバー内と外をつなぐ空気穴で、通常ガソリンは通りません。
キャブをひっくり返すとココからガソリンが流れ出しますが。
スタータープランジャーポートもスタータジェットへの貫通確認。
チョークレバーを引くとスタータープランジャーとスタータープランジャーバルブが開きスタータージェットからガソリンを吸い込みます。
スタータージェットの柱の付け根あたりに小さい穴が開いていますがそこから空気を吸い込みガソリンと混合されます。
Stjはいつものこいつで貫通確認。
あちこち指で穴を塞ぎながらクリーナーを噴射して貫通確認をします。
貫通を確認できたらクリーナーをエアーで飛ばしていきます。
キャブのポート用のエアノズル。
これ便利。
汚れがこびりついてきれいにならないボルトを試しにキャブと一緒に漬けてみた。
きれいに汚れが落ちている。
次回からボルトも入れよう。