CBRの鬼門、インシュレーター。
二年前まで3番4番は純正が出てましたが現在廃盤。
前回のレストア時には滑り込みで純正オーダーできてなんとか装着できましたが今回はそうはいきません。
巷で噂のリプロ製品のインシュレーターを購入。
現在CBRのインシュレーターに問題を抱えてる車両の対応策は
- 中古良品を使用、ヒートガンとシリコングリス塗布必須
- ヤフオク等でデットストックが出てくるのをひたすら待つ(おそらく数年単位特に1番2番はほぼ発見不可能かと、そして金額的にもかなりのプレミアム価格。
- CBX用を使用、私は試したことがないので詳しくはわかりませんが信頼できる情報筋(笑)からの情報で使用可能との事です。
- 最近出回っているリプロ製品を使用
リプロ製インシュレーターがとどきました。
細かい違いはあれど見た感じ悪くないです。
価格も1万円弱とリーズナブル。
純正との比較
- バキュームをつけるパンスクリューネジの位置が少し違う(まったく問題ないですが)
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キャブレター挿入位置のゴム溝の手前の山(キャブレターがガポッっとはまるための山)の形状が違う。
これについてはインシュレーター単体で挿入させてみたところ純正と同じようにガポッっとはまりました
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微妙に角度が違うのと高さが違う。
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ゴムの柔軟性がかなり違う(リプロは軟らかい)
早速取り付けてみます
角度違いが影響しているようでキャブレターと位置が合いません、1番2番、3番4番それぞれは間隔は合ってるのですが2番3番の間の感覚が広すぎです。
無理に入れる事もできますが、きっちり「ガポッ」っと言うところまでは入りませんでした。
1番2番、3番4番はそれぞれ入っても、インシュレーターの2番3番の間が広く角度的に無理しているので入りきらず押し返されるような感じです。
1番から4番までのそれぞれのインシュレーターを純正と入れ替えてみて位置関係を確認するもやはり全体的に少しですが位置が合っておらず、インシュレーターのキャブレターの挿入シロは問題ないのですがインシュレーターの首振り角度とほんの少しの長さが足らなというか、インシュレーターのキャブレターくわえ込む突起の山の位置が後ろ過ぎる事が原因だと思いました。
特に2番3番のインシュレーターが位置的がきっちり合わない分、装着時にある程度キャブレターに合わせて角度がつきます、このときに角度分だけキャブレターに対してますっぐでなくなり挿入しろが長くなりくわえ込みの山がキャブレターの山に対して遠くなり届かなくなるのが一番の原因ではないでしょうか。
メーカーさんに教えてあげたい(笑)
こちらが純正インシュレーター
左が純正で右がリプロ。
付けた状態ではリプロのほうが若干全長が長いんですけどね、よく見て頂くとわかるんですがインシュレーターのくわえ込みの山の位置は純正より後ろなんです。
また、画像ではわかりにくいですが高さも純正のほうが低いんです。
リプロでもまったく取り付け不可能なわけではありません、実際販売されているわけですし。
あくまでも私の車両に取り付けた結果ですので、ご参考までに。
結局ストックの純正良品を装着、昨今の気温でもヒートガンであぶればそれなりに軟らかさが回復してくれるので、軟らかいうちに装着締め付けです。
あとインシュレーターの取り付け時にREVの油圧の配管を外す必要があるのですが、バンジョーのつけ方で一つ拘ったつけ方がこれです。
これはCBRマニアならほとんどの方がご存知のある超有名なブログで勉強させて頂いたこだわりです。
バンジョーのオイル穴の向き。
配管からスムーズにオイルが流れるように穴の位置をトルク範囲で合わせて取り付けるというものです。
まったくこれを教えて頂いた時に感動しましたよ、わたしゃ(笑)
何事も考えて動作される方は違います、私には絶対ない部分です(爆)
当然積み込み前にキャブレター装着、アクセルワイヤー、チョークワイヤーは装着済みです
最終もういちどキャブレターの点検して、タペット調整できたらいよいよモーター積み込みですぞ。
純正インシュレータを温存する意味で社外品を試してみました。
やはり形状に違いがあり、装着時は手を放すとキャブ本体が押し戻されます。
仕方ないので自分がキャブを押し込んでる間に娘がバンドを締め込んで何とか固定です(笑)
しかし装着から3ヶ月ぐらいでしょうか。キーONと同時にパーン!という音を鳴らして2番が破れました(笑)
けっこうCBR用品を販売してるメーカーなので期待していたのですが。。。
ところでキャブボディの防錆や光沢保護はどのようにしていますか?
年に1度予備キャブに付替えてO/Hするついでにボディ磨きを施すのですが、屋外保管のためすぐに腐蝕してしまうのが悩みどころです。
キャブボディについてはオーバーホール毎に洗浄液に漬け込んでます。
ヤマハのキャブクリーナーの強力版にガソリンを混ぜて2~3時間付けておくとボディは綺麗になってますね。
屋外保管は厳しいですね、キャブ周りを湿気を吸う新聞紙やタオルで巻いてやるとなかり錆や腐食は防げますよ。