過去の何かしらの傷を背負って生きている人達の中で、いつも笑っていられる人はとても心の広い人だと感じる。 忘れる事って心のスペースが広くないとできない事じゃないかなって、考えたりもする。 だけど決して忘れているわけじゃなくて、心の片隅に辛い思い出をしまっておけるだけの心の広さって意味で……。 大事な人を救えなかった自分の力の無さに初めて気づいた時には、すべてが取り返しのつかない事態になってしまっている。 周りの人達からは強い人だねって言われても、決して自分は強くなんてない事は自分がよく知っている。 そう言われる度に過去の傷が疼いて、一瞬、泣いていた昔の自分の姿が脳裏をよぎる。 本当に心の強い人は、過去の傷も良き思い出として心の中に大事にしまっておける人だと思う。 心の片隅で泣いているあの頃の自分を、ふと見つめてしまった。 永遠に戻る事のない過ぎ去った時の中で、いつまでも心の片隅で泣き続けてきた自分がいる。 なんて声をかけたらいいのか……自分にかける言葉さえも見つからない。 今も昔も変わらない事を知りました。 自分さえも救えないのに、まして……。 今の自分を愛する事ができないのに、どうして周りの人を愛する事ができる? そう自分に問いかける日々。 愛される資格がなければ、愛する資格もない自分。 過去の呪縛から永遠に解き放たれる事の叶わない悠久の螺旋の渦に飲まれて、日々を渦に身を任せて生きている。 そんなまやかしの日々を心地よく感じ、混沌とした泥の中に身を沈めていくのだろうか。 そんな時に、昔の自分が今の自分を見つめているのに気づいた。 そして、昔の自分がこう呟いた。 僕を一人にしないで……。 嫌な記憶と一緒に昔の自分も心の片隅に置き去りにしてきた。 昔の自分も今の自分も変わらないのだと、昔の自分を愛する事で救われるような……そんな気がした。 気がつくと、昔の自分に優しく手を差し伸べる自分がいた。
ここのところ思い詰めてた気も、こんな詩を書く事で緩和されるものだなぁ……と、学生時代の頃を思い返してしまいました。 散文詩っていうんでしょうかね。 学生時代はよく書いたなぁ……。
ここのところ思い詰めてた気も、こんな詩を書く事で緩和されるものだなぁ……と、学生時代の頃を思い返してしまいました。 散文詩っていうんでしょうかね。 学生時代はよく書いたなぁ……。